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収納のプロが教える「冬家電の正しい収納・しまい方」は? 200円で解決テク

整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、冬物家電のしまい方を徹底解説します。

目次

冬に使った家電の「拭きしまい」とは?
冬物家電のしまい方①バンド類や100均グッズで結束
冬物家電のしまい方②付属カバーか100均のカバーをかける
冬物家電のしまい方③収納場所用にプラダンを用意
冬物家電のしまい方④プラダンを適切なサイズにカット
予算が許せば「床専用の保護シート」が一番!

冬物家電のしまい方⑤重たいキャスター付き家電を2台収納!

 クライアントのお宅で冬物家電をしまうとき、いつも「床の保護をしていない家」が多いと感じます。何年も暮らすと傷や汚れがついてしまいがち。「冬モノと夏モノの入れ替えシーズン」にぜひ、床の保護もしてみませんか? 

冬に使った家電の「拭きしまい」とは?

【コピー用】ひな形の画像1
硬く絞った濡れタオルで拭いてから乾かす(写真:maki_organize)

 冬に使った家電は、埃汚れを拭き取って「拭きしまい」するのが基本です。

 収納期間中は家の中で害虫が最も多く発生する時期(6月〜8月)と重なるので、虫が好む皮脂汚れや埃をしっかりと落とします。

冬家電のしまい方①マジックテープやバンド類で結束

【コピー用】ひな形の画像2
マジックテープなどで結束(写真:maki_organize)

 硬く絞った雑巾で、皮脂汚れを拭き取ったら、床にだらんと落ちないようにまとめます。

 冬に使う家電(暖房機、こたつ、ホットカーペット、電気毛布、加湿器など)のほとんどは、マジックテープなどで電気コードを結束できる仕様になっていますが、付属していない場合は、「100均の配線整理グッズ」で対応可能です。

冬家電のしまい方②付属カバーか100均のカバーをかける

【コピー用】ひな形の画像3
不織布カバーがないときは?(写真:maki_organize)

 これから高温多湿シーズンを迎えるので、家電カバーは通気性が良い「不織布」が最適。付属の「不織布カバー」がなくても、100均コーナーで入手できます。

 ただし、紫外線や照明が長く当たる場所では「安物」はNG。パラパラと崩れ散るので、使う場所や年数も考えて選びます。

 いちいち買いたくない方は、男性用のTシャツでもOK。伸縮性と通気性に優れ、使いまわせます。

冬家電のしまい方③収納場所用に保護シートを用意

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像1
クローゼットに季節家電を収納(写真:maki_organize)

 筆者が片付けを担当する都心エリアでは、大型家電をしまうための収納空間を持つ家が少なく、クローゼットや、寝室の端っこに置くことになります。

 当然、「床に傷がつく」リスクが倍増。キャスター付きの家電や、重たい荷物を直置きするときは「保護シート」をすると良いです。

200円で完了! 収納のプロが教える「冬物家電の出し入れしやすい片付け方」の画像1
(モニターさん宅)大型家電や収納グッズを出し入れする際にできた傷。入居1年ぐらいで床材(フロアタイル)が傷だらけ(写真:maki_organize) 

 保護シートの最安は、ホームセンターで売っている「プラスチック段ボール」です。1枚あたり、約180〜280円前後で売っています。

 低予算で、自由な大きさに合わせることができるため、「片付け作業」で、最も使うアイテムのひとつになっています。

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像2
たたみ一畳ほどの大きさ(910×1820×2.5mm)で約180〜280円前後(写真:maki_organize)

冬家電のしまい方④シートを適切なサイズにカット

 プラスチック段ボール(以降、プラダン)は、カッターさえあればその場で簡単にカットできます。

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像3
少し大きめにカットすれば、微調整しやすい(写真:maki_organize)

 写真上の場合は、入り口と中のサイズが違うので、折り目を作って適切なサイズになるよう調整をしました。サイズが足りなければ、養生テープでつなげるだけです。

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像4
足りなければ養生テープで追加(写真:maki_organize)

予算が許せば「床専用の保護シート」が一番!

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像6
家の床専用の「保護マット」(写真:maki_organize)

 予算があれば、プラダンではなく家の床専用の「塩ビ養生マット」が一番です。

 ポリ塩化ビニル(PVS)製の「塩ビ養生マット」は、傷ブロックはもちろん液体をこぼしてもサッと拭きやすい素材です。透明なので、中の様子もしっかり見えて長持ち。

 ネットショップでお好みのサイズを購入できますが、厚みがあるタイプは「粗大ゴミ」扱いになります。プラダンのほうが捨てるのは手間がありません。

200円で完了! 収納のプロが教える「正しい冬物家電のしまい方」の画像2
(モニターさん宅)塩ビ養生マットを敷いたクローゼット(写真:maki_organize)

 黒の縞鋼板柄「塩ビ養生マット」を敷きました。大型のホームセンターで約2,000円。部屋の雰囲気を壊さずに、床を守ることができました。

 サイズの調整は、カッターで簡単に加工できます。床材が見えない黒の塩ビ系マットなので、カビが生えにくい場所で自己責任の上、使用してください。

冬家電のしまい方⑤家電を収納!

冬物家電をしまうとき、これをやって! 収納のプロが教える「正しい家電のしまい方」の画像5
家電を収納しました(写真:maki_organize)

 約200円のプラダンで「床の保護シート」ができたので家電を収納しました。

 重たい家電の出し入れでできる傷の心配もありません。埃がいっぱいついても、プラスチック類なので、水拭き掃除のお手入れも簡単です。

 数年使うと汚れが目立つので、床のチェックとともにプラダンを交換すると◎です。

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  • 伊藤まき(収納ライター)
  • 伊藤まき(収納ライター)

    収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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