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暮らし
- 2025/02/12 12:00
【ウエルシア】プロが選ぶ「ほぼ植物の原液美容液シリーズ」おすすめベスト3
ウェルシア(写真:スーパーマーケットファン) 化粧品成分上級スペシャリストでプチプラコスメ評論家のせいりんさんが、人気のコスメをプロ目線でジャッジします。今回は、人気のドラッグストアチェーン「ウエルシア」が独自展開する「ほぼ植物の原液美容液シリーズ」について、成分面からみたおすすめを解説!
目次
・【ウェルシア】「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」のすごいポイント
・植物由来品と化学合成品、どちらが優れているの?
・【ウェルシア】「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」全6種類の働きと主要成分
・カカドゥプラム
・バクチオール
・ハトムギ
・ライムパール
・ライ麦プラセンタ
・フラーレン
・【ウェルシア】「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」おすすめ3つ【ウェルシア】「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」のすごいポイント
「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」は、一人ひとりの肌悩みに“ピンポイント”でお手入れができるように、お悩み別に全6種類に分けられています。
敏感肌さんや肌がゆらぎやすい時にも使いやすいように「敏感肌パッチテスト・アレルギーテスト」※をチェック済みな点も信頼感が持てます。
成分処方がシンプルなのも、植物の力をしっかり届けるためなのでしょう。成分を見るほどに、各1628円(税込)で買えることにも驚がくです。
※すべての方に皮膚トラブルやアレルギーがおこらないわけではありませんのでご留意ください。
植物由来品と化学合成品、どちらが優れているの?
「集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ」は、名前の通り、植物由来の成分を使用しています。では、植物由来ではない化学合成のものとは、なにが違うのでしょうか?
勘違いしがちなのですが、化粧品成分の植物由来と化学合成に“優劣”はありません。
・植物由来成分:花や葉、茎、根など植物のあらゆる部位から成分を抽出したもの。
・化学合成成分:植物の成長は環境に左右されやすいので、安定的に生産できるよう植物が持つ必要な成分に似せて作られたもの植物には、歴史的にも知られているように、治療などにも用いられて、人を健やかにする成分が含まれています。ですが、人に害をなす成分を含んでいるのも事実です。
その害をなす成分を限りなく取り除き、必要な成分だけを抽出して、安心・安全に使用できるように、そして劣化などを防ぐのにも、“化学の力”が必要な場合があります。そのため、植物由来とあっても、必ずしも化学合成していないとも言い切れません。
“化学合成によるサポート”があるから、植物の大切な成分が使えるようになっていることを忘れないでくださいね。
そして、植物の力は計り知れない面もまだまだあるので、どうしても特定の植物による“アレルギー”などのデメリットも、ぬぐいきれません。
その危険性を回避するために、植物由来の成分に似せた化学合成成分が存在し、研究が日々重ねられています。それが、優劣などないという答えの理由でもあります。
【集結!ほぼ植物の原液美容液シリーズ】全6種類の働きと主要成分
カカドゥプラム:ビタミンCの含有量が地球上ナンバーワン
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 カカドゥプラム 30ml カカドゥプラムは、オーストラリアの特定地域にだけ生育する、古くから続く超スーパーフルーツ。化粧品成分名は「テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス」です。
ビタミンCの含有量がレモンの約100倍で地球上でナンバーワン! ともいわれており、ほかにも抗酸化作用のあるポリフェノールもブルーベリーの約4.7倍、ブライトニング効果(シミ予防)で有名なエラグ酸も、イチゴの約129倍もあるとのこと。
保湿はもちろん、抗酸化・シミ予防・肌あれ予防など、さまざまな美容効果への期待が持てます。
特定地域での生育のため生産量が少なく、希少価値がある成分なのに、ぜいたくに使用しているのもスゴイ!
[使用感]ややとろみがありますが、すぐにサラッとなじみます。肌の内側から、みずみずしくふわっとした感覚を覚えます。
バクチオール:次世代レチノールとして人気
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 バクチオール 30ml バクチオールは、マメ科の“オランダビユ”から抽出される成分で、インドや中国などで伝統的に使用されてきている植物でもあります。
近年人気の“レチノール”と似た働きがあることから「次世代レチノール」「ヴィーガンレチノール」とも呼ばれています。
通常のレチノールは、肌に赤みや皮むけなどが起こすこともあるため、肌状態によってはやや注意が必要ですが、バクチオールはレチノールと似た働きを持ちながらも、そういった肌トラブルが起こりにくいため注目されています。
加えて、バクチオールは熱や紫外線の影響を受けにくいともされるので、日中の使用が可能な点でも人気を博しています。
そんな人気成分をシンプル処方で、メイン成分にもってくるところに漢気を感じます!
[使用感]
オイルタイプですが、ベタつきは感じにくい。肌がおだやかになっていくのを感じます。
発酵ハトムギ:発酵成分で肌トラブルを防ぐ
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 発酵ハトムギ 30ml 発酵ハトムギとして、化粧品成分名「サッカロミセス/ハトムギ種子発酵液」を使用しています。
日本ではお茶としてもなじみ深い雑穀のハトムギは、あの世界三大美女といわれる楊貴妃もよく口にしていたとの説もあるほど、昔から親しまれている植物です。
それを、近年研究が進んでいる“発酵成分”として配合しているのが、お目が高い!
発酵ハトムギは“酵母発酵”により得られ、肌の保湿に大切なアミノ酸が豊富に含まれているので、乾燥による肌トラブルを防ぐバリア機能のサポートや、過酸化脂質を抑制する報告もあります。
うるおいが満ちた肌を保つ効果が期待できます。
[使用感]
スッと肌に同化するようなさっぱり感で、肌をスッキリさせてくれます。
ライムパール:“フルーツ酸(AHA)”を豊富に含む
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 ライムパール 30ml ライムパールは、オーストラリア原産の柑橘系のキャビアライムより抽出されたエキス。化粧品成分名は、ミクロシトルスオウストララシカ果実エキスです。
ゴワつきやくすみの原因になる肌の余分な角質をマイルドに落とす、“フルーツ酸(AHA)”を豊富に含んでいるので、ピーリング効果から澄んだ肌へ導くことが期待されます。
幻の果実ともいわれるキャビアライムから抽出したライムパールは希少価値が高く、その成分を1,000円代で配合していることに、ものすごい企業努力を感じます。
[使用感]ピーリング成分ではあるものの違和感は覚えにくく、ずっとなでまわしたくなるような、なめらか肌に。
ライ麦プラセンタ:動物性と同等以上の働きの植物性プラセンタ
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 ライ麦プラセンタ 30ml ライ麦プラセンタは、身近な化粧品では珍しい“植物性プラセンタ”です。化粧品名称はライムギ胎座培養エキス液。
通常のプラセンタは動物の胎盤から得られることが知られていますが、植物では“胎座”(種の育成をする大事な部位)がその胎盤にあたり、動物性と同等以上の働きがあるともいわれています。
ライ麦から抽出された胎座培養エキス液には、アミノ酸・ミネラル類・ビタミン類が豊富に含まれるため、年齢とともに気になる肌サイン(シミ・シワ・くすみなど)の予防に活躍します。
これもまた、小さな穂の中にある1ミリにも満たない「胎座」から抽出される希少性が高い成分ですが、比較的肌質を選ばず使いやすいので、プラセンタを試してみたかった方には朗報です!
[使用感]化粧水みたいなシャバシャバした質感。しっとりかつ、さらさら肌に。
フラーレン:“抗酸化”作用が高い
からだWelcia ほぼ植物の原液美容液 フラーレン 30ml フラーレンは、90年代に入ってから“抗酸化”への作用の高さが発表された成分。肌への働きについて、追及が深まっている美容成分です。
その高い抗酸化力により、肌の“錆び”ともよばれる“活性酸素”を除去することで、老化を促す要因にもなる多様な肌トラブルを防ぐといわれています。
フラーレンは、あれやこれやとケアに時間を割けないけれど、しっかりお手入れもしたい! そんなニーズにピッタリな美容成分でしょう。
私の知る限りでは、フラーレンは高価格帯な美容成分だと認識しているので、それがこのお値段で買えるのは神がかってるとしか言えません!
[使用感]とろみがあるけれど、ペタっとする感触はほぼなく、肌全体をうるおい膜でラッピングしているようです。
【ウェルシア】「ほぼ植物の原液美容液シリーズ」おすすめベスト3
※個人的な基準と感覚の為、製品の優劣を評価するものではありませんのでご留意ください。
おすすめ1:バクチオール
レチノールの代用として使いたい。
【使用上のコツ】
▶油溶性なので、化粧水後やスキンケア後の使用がおすすめ。
▶乾燥による肌のこわばりが気になる時は、導入美容液のようにスキンケア前の使用も◎。おすすめ2:ライムパール
肌のリセットに。
【使用上のコツ】
▶拭き取りローションのように朝の洗顔の代わりや、スキンケア前の導入美容液として。
▶肌が硬くなりがちな、ひじ・ひざ・かかとにも使ってみて!おすすめ3:フラーレン
日々の肌を酸化から守るために。
【使用上のコツ】
▶朝のスキンケア時の使用が最もオススメ! 抗酸化力がビタミンCの約100倍以上で、その効果が約11時間続くと報告されています。▶紫外線による酸化予防が期待できるので、日焼け止めをつける前に仕込むのも効果的です。
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