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- 2025/08/26 17:00
東京23区民がわざわざ買いに出かける【角上魚類】には何がある? 客が殺到する“戦場”に潜入!
遠方から“爆買い”をしに訪れるファンも多いという鮮魚小売りチェーン「角上魚類」。東京23区民がわざわざ都外へ買いに出かける店としても注目されています。角上魚類にはなにがあるのか? まだ知らない方へ、読めばわかるその魅力をお伝えします。
角上魚類の店舗(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・【角上魚類】埼玉県鶴ヶ島に新店舗が26年オープン!
・なぜ多くの人が【角上魚類】に押し寄せるのか? 大みそかに行ってみた!
・大みそかの【角上魚類】鮮魚売り場をチェック
・元日の朝に再び【角上魚類】へ……寿司売り場が戦場化!
・8年ぶりの“焼き立て販売”を目撃!【角上魚類】土用の丑の日がスゴイ
※価格はすべて税込み。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。
【角上魚類】埼玉県鶴ヶ島に新店舗が26年オープン!
首都圏と信越地区に21店舗を展開する鮮魚小売りチェーン・角上魚類。新潟と東京・豊洲から仕入れた鮮度抜群の魚介や海鮮系惣菜が注目されており、業績好調ぶりがメディアでもたびたび取り上げられています。
「質の高さ」で日本一を目指すという角上魚類ですが、26年初秋には埼玉8店舗目となる「鶴ヶ島店」が大規模独立型店舗としてロードサイドにオープン予定。鮮魚店のほか、精肉・青果・日配品を取り扱うテナント同居型となる予定で、周辺地域の活性化につながりそうです。
そんな同店は、「東京23区民が『休日にわざわざ出かけてお金を使う目的地』」で上位にランクイン。「遠くても角上魚類で買いたい!」というファンが多い人気店です。
なぜ多くの人が【角上魚類】に押し寄せるのか? 大みそかに行ってみた!
※2024年12月31日の情報です。
角上魚類のロゴ(写真:スーパーマーケットファン) 年末年始には遠方からも客が押し寄せるという角上魚類。多くのスーパーマーケットが年末や年始に休業する中、角上魚類は大みそかや元日も当然のように営業しています。
それどころか、営業時間が普段よりも延びており、筆者の最寄り店舗では通常のオープンが午前10時のところ、24年12月30日と同31日は午前7時開店、25年1月1日と2日は9時開店となり、三が日を過ぎた4日にようやく1日だけ休業日を設けていました。
なぜ多くの人が年末年始の角上魚類に押し寄せるのか……? 大みそかと元日の店内の様子を実際に確認してみます。
年越しそば用の天ぷらを買うため、大みそかの午後5時頃に最寄り店舗へ。
大みそかの夕飯前の時間帯なので大混雑を予想していましたが、意外にも“普段より少しだけ混んでいる”程度。レジ列もほぼなく、スムーズに買い物ができました。
ただ、天ぷら売り場の店員さんを見ると、心なしか“一息ついてる感”が漂っていたため、もしかしたら嵐が過ぎ去った後なのかもしれません。
そんな惣菜売り場には、ふだんは少ししか並んでいない「鯛塩焼き」(1,880円)や「ジャンボえび塩焼き」(650円)といったおめでたい商品が大量に並んでいました。こちらで店員さんに声をかけ、お目当ての「ジャンボえび天ぷら」(380円)を4尾購入。
店員さんに本数を伝えると、紙袋に入れてくれます(写真:スーパーマーケットファン) 購入時はまだ温かい「ジャンボえび天ぷら」(写真:スーパーマーケットファン) 長さは約20cm(写真:スーパーマーケットファン) 衣が薄く、えびの身がぎっしり(写真:スーパーマーケットファン) 【角上魚類】大みそかの鮮魚売り場をチェック
鮮魚コーナーでは、愛媛産の真鯛(1,700円)や北海道産の毛ガニ(6,000円)が大量に並んでいました。普段と違う豪華なラインアップを前に興奮します。
ここで、以前にテレビ番組の角上魚類特集で得た「鮮魚コーナーは左側にお買い得商品が並んでいる」というトリビアを思い出した筆者。
左端に目をやると、カゴに盛られた大量の甘えび(1カゴ500円)があったので、今日はこちらを買ってみることにします。
500円で大量の甘えびをゲット(写真:スーパーマーケットファン) 角上魚類のおかげで、24年大みそかはえび天そばと甘えびが食卓に並び、えび三昧の年越しを過ごすことができました。
【角上魚類】元日の朝に再び……寿司売り場が戦場化!
※2025年1月1日の情報です。
大みそかの角上魚類ではゆったりと買い物ができた筆者ですが、朝の様子や元日の商品が気になり、1月1日の開店時間(午前9時)の10分前に再び店舗へ。
すると、入り口から数十メートル離れた場所に「最後尾」のプラカードを持ったお姉さんを発見。ざっと見た感じ、優に150人以上は並んでいそうです。
行列に驚き(写真:スーパーマーケットファン) 並んでいると、開店時間の5分前に入り口が開き、列がゆっくりと進み始めました。店内から、拡声器でお客さんを誘導する店員さんの声が漏れてきます。
ようやく入り口に到着(写真:スーパーマーケットファン) 列が動き出してから約6分後、ようやく入り口に辿りつきました。店内に入ると、ほどなくして出現するパック寿司売り場の通路が寿司詰め状態! 思うように前に進めず、中には一部ですが強引に割り込んでくる人や後ろからカートで押してくる人なんかもいて、少々恐怖を覚えました。
というわけで、何も買わずにひとまず退散することに……。商品を間近で確認することはできませんでしたが、多くの人がパック寿司を求めて並んでいたのは間違いなさそうです。
なお、この日は40貫で6,000円の商品など、大きなパック寿司を抱えて店を後にする人が目立ちました。この地域には寿司店がいくつもありますが、角上魚類は「同価格帯の寿司屋に行くより断然おいしい」と評判のため、開店前に並んでまで買う人が多くいたのも納得です。
元日の開店時には、パック寿司売り場が戦場と化していた角上魚類。「ジャンボえび天ぷら」のコスパが最高だったので、筆者は今年の大みそかも角上魚類のえび天で年越しするつもりです。
8年ぶりの“焼き立て販売”を目撃!【角上魚類】土用の丑の日がスゴい
※2025年7月18日の情報です。
活気に満ちた特設テント(写真:スーパーマーケットファン) 新潟や東京・豊洲などから仕入れた鮮魚をはじめ、ありとあらゆる海鮮系商品を取り扱う角上魚類。お正月にはパーティー用のパック寿司、節分には恵方巻、大みそかには年越しそば用のジャンボ海老フライ……と、季節のイベントを盛り上げる惣菜も大人気です。
もちろん土用の丑の日には、うなぎを使った商品を数多く販売しており、今夏は土用の丑の日(7月19日)にあわせ、18日と19日に埼玉県内の5店舗限定で「国産うなぎ長蒲焼き」の“焼き立て販売”が実施されました。
実施初日の18日、埼玉の越谷店へ到着すると、駐車場の一角に設置された特設テントから、とてつもなく良い香りが……。
左下のカメラは公式YouTubeの撮影中(写真:スーパーマーケットファン) テントには、1尾2500円の「国産うなぎ長蒲焼き」を求めて10人近くのお客さんが並んでいました。ただ、土用の丑の日本番の19日は、さらに盛況だったようです。
なお、角上魚類のこの“焼き立て販売”は、実に8年ぶりの開催。数十年前から毎年行われていたものの、コロナ禍などの理由で17年以降は休止していたそう。
蒲焼を焼くところをこんなに至近距離で見たのは初。食欲を刺激する香りもさることながら、ビッグサイズの蒲焼はド迫力で、眺めているだけでみるみるおなかが空いてきました。
なお、角上魚類の公式YouTubeチャンネルでは、19日にこの焼き場のライブ配信が行われていました。
開設以来、趣向を凝らした海鮮系動画をアップしている同チャンネルですが、40分を超える“蒲焼生配信”はYouTube史上でもなかなか珍しいのでは?
次々と売れていく「国産うなぎ長蒲焼き」(写真:スーパーマーケットファン) この国産うなぎは、愛知の養鰻場で育ったものだとか。角上魚類の広報の方にお話を聞くと、「このサイズの国産うなぎで2500円は“頑張った値段”。ほかの有名スーパーさんだともう1割くらい高いお値段かなって思ってます」とのこと。
【角上魚類】店内もうなぎだらけ!
店内にももちろん、国産や中国産のうなぎを使った惣菜や弁当がたくさん並んでいます。
お祭りムードが楽しい(写真:スーパーマーケットファン) お祭り風の飾りつけが目を引く売り場には、長焼やうな重が並んでいました。
うな重各種(写真:スーパーマーケットファン) 別の売り場にも、「国産うな重」(1800円)、「うな重」(1400円)、「国産うな丼」(1000円)などが並んでいます。
大ヒット中の「角上うなぎおにぎり」(写真:スーパーマーケットファン) 今年から登場した「角上うなぎおにぎり」(450円)は、巨大なおにぎりの上だけでなく中にも蒲焼が入っていて、お得感がすごい!
この商品は開発時、うな重などを作った際に余った部分のうなぎを“無駄なく利用する”という意味合いもあったそう。それが発売した途端、超人気商品に!
【角上魚類】「国産うなぎ長蒲焼き」2500円を実食
焼き立てホカホカの「国産うなぎ長蒲焼き」をゲット!(写真:スーパーマーケットファン) 無事、焼き立ての「国産うなぎ長蒲焼き」を購入できたので、ここからは実食レビューをお届けします。
でかい!(写真:スーパーマーケットファン) 長さを測ると、約28cmもありました。
蒲焼のたれと山椒も付いています。
包丁でカット(写真:スーパーマーケットファン) うなぎの断面を見ると、筆者が普段食べている中国産のうなぎと比べて皮が薄く、身が分厚い印象があります。
白米にドーン!(写真:スーパーマーケットファン) 蒲焼を半分にカットし、ごはんの上へ。今回は国産うなぎをシンプルに味わいたいので、付属のたれと山椒はかけずにいただいてみます。
“飯テロ”失礼します(写真:スーパーマーケットファン) 口に運ぶと、う……う……うますぎる!
中国産うなぎを「十分おいしい!」と思ってきた筆者ですが、国産うなぎは驚くほど臭みがなく、さらっとした脂とすっきりとした後味が後を引きます。
食感は、しっとりとしていてジューシー! 香ばしく焼かれた皮も最高においしくて、一気に完食してしまいました。
角上魚類で8年ぶりに復活した国産うなぎの“焼き立て販売”。次回開催は未定ですが、「もっとおいしいうなぎを食べたい!」という方は、角上魚類のSNSを要チェックです!
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