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- 2025/07/20 17:00
【リンガーハット】夏限定おすすめ1位は「豚しゃぶ冷やしめん」! 栄養士がジャッジ
長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は期間限定メニュー「夏の麺 第2弾」を提供中。そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に4種の特徴やおすすめを教えてもらいました。
リンガーハットの看板(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・ちゃんぽんの栄養素的な特徴
・リンガーハット「夏の麺 第2弾」の特徴
・「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」の栄養素的な特徴
・「豚しゃぶ冷やしめん」の栄養素的な特徴
・「夏辛ちゃんぽん(東日本限定)」の栄養素的な特徴
・「からまろちゃんぽん(西日本限定)」の栄養素的な特徴
・管理栄養士が選んだのは?
ちゃんぽんの栄養素的な特徴
――ちゃんぽんの栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) ちゃんぽんは、野菜、魚介類、豚肉、麺が一つの器にバランスよく盛られたメニューです。
一皿で、主食(麺)、主菜(肉や魚介類)、副菜(野菜やきのこ類など)が揃っており、エネルギー源となる糖質、筋肉や肌の材料になるたんぱく質、さらにビタミン・ミネラル・食物繊維といった、体の調子を整える栄養素もバランスよく摂取できます。
ただし、スープに含まれる塩分が多めなので、過剰摂取にならないよう注意が必要です。スープを全部飲まないようにするなど、ちょっとした工夫を心がけるとよいでしょう。
リンガーハット「夏の麺 第2弾」の特徴
――リンガーハット「夏の麺 第2弾」について特徴や印象を教えてください。
猪坂 「夏の麺 第2弾」は、夏バテしやすい季節に合わせて、冷たい麺やピリ辛の刺激で食欲をそそるメニューが揃っています。
お肉や魚介類などのたんぱく質と野菜がトッピングされており、栄養バランスを意識しているのが好印象ですね。
また、「低糖質麺」への変更ができたり、別添えの「花椒ラー油」で味変できる工夫もあり、ヘルシー志向や味の変化を楽しみたい方にもぴったりです
――「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」と「豚しゃぶ冷やしめん」は「花椒ラー油」で味変できますが、栄養素的な特徴はありますか?
猪坂 ラー油は油ですので、かけすぎると脂質の摂取量が増えます。摂取エネルギーを控えたいときは、少量にとどめて、香りやピリッとした刺激を楽しむのがおすすめです。
唐辛子由来のラー油の香りや辛味には、食欲をそそり、唾液や胃液の分泌を促す作用が期待できます。花椒のほうは、しびれる辛さと爽やかな香りが特徴で、香り成分にはリフレッシュ効果や消化を助ける働きも。食事にちょっとしたアクセントを加えてくれますね。
――「夏辛ちゃんぽん」と「からまろちゃんぽん」は「低糖質麺」に変更できますが、栄養素的にはどうでしょうか?
猪坂 「低糖質麺」は、通常の麺に比べて糖質が30%程度カットされており、糖質の摂りすぎや、食後の血糖値の急上昇が気になる方におすすめです。
さらに、食物繊維は約8倍も多く含まれているので、腸内環境を整える効果も期待できますよ。
「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」の栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん(麺200g)」は、豚肉がトッピングされていることで、たんぱく質を21.1gとしっかり摂れるのが嬉しいポイント。
エネルギーは558kcalと、リンガーハットの他のちゃんぽんメニューと比べてやや控えめなので、ダイエット中の方でも安心して選べる一品です。
ただし、スープまで飲み干すと塩分は8.0gと、女性の1日分(目安:6.5g未満)を1食で超えてしまいます。塩分の摂りすぎを防ぐためにも、スープはほどほどに楽しむのがおすすめです。
麺には全粒粉が使用されているため、通常の麺よりも食物繊維やビタミン・ミネラルが摂れるのも魅力。
また、豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれているので、夏バテ気味のときにもぴったりです。
「豚しゃぶ冷やしめん」の栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「豚しゃぶ冷やしめん」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 「豚しゃぶ冷やしめん(麺200g)」も、豚肉がトッピングされており、たんぱく質は20.1gと、きちんと摂ることができます。
「豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」と比べてスープが少ないぶん、塩分や脂質が抑えられており、カロリーも532kcalと控えめになっているのが特徴です。
また、豚肉は冷しゃぶスタイルのため、茹でる過程で余分な脂が落ち、さっぱりと食べられるのも嬉しいポイントですね。
脂質を控えたい方や、さっぱりしたものを食べたいときにぴったりのメニューです。
「夏辛ちゃんぽん(東日本限定)」の栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「夏辛ちゃんぽん(東日本限定)」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 「夏辛ちゃんぽん」は、肉味噌や魚介類などのトッピングにより、たんぱく質は26.1gとしっかり摂れるメニューです。
ただし、ひき肉やオイル入りスープの影響で脂質が多めなので、前後の食事はなるべくあっさりした低脂質の内容にするなどして、バランスをとるのがおすすめです。
スープや肉味噌に使用されている唐辛子に含まれる「カプサイシン」という辛味成分には、代謝を高めたり、発汗を促す働きがあります。ただし刺激が強いため、胃腸が弱い方や辛味に慣れていない方は要注意です。
「からまろちゃんぽん(西日本限定)」の栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「からまろちゃんぽん(西日本限定)」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 「からまろちゃんぽん」は、濃厚なゴマペーストを使った担々風スープが特徴で、今回のラインナップの中でも最も脂質が多く、1食あたりのエネルギーは892kcalです。
一方で、たんぱく質は33.3gと非常に豊富に含まれており、しっかり栄養補給をしたいときや、活動量の多い日にはおすすめの一品です。
ただし、塩分は1食で10.6gと非常に高めなので、前後の食事では汁物を控える・減塩調味料を使う・野菜などの植物性の食品を意識して摂るなど、塩分を調整する工夫をするとよいでしょう。
特に野菜や果物、いも類にはカリウムが豊富に含まれており、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。塩分の摂りすぎによるむくみや血圧上昇を防ぐ助けになるので、積極的に取り入れてみてください。
管理栄養士が選んだのは?
――猪坂先生ならどのちゃんぽんを選びますか?
猪坂 どれも美味しそうですが、私なら「豚しゃぶ冷やしめん」を選びます。
脂質が控えめで、1食あたりのエネルギーが550kcal以下に抑えられている点や、豚肉から、夏に摂りたいビタミンB1が豊富な点が魅力的だと思いました。
ビタミンB1は疲労回復を助ける栄養素なので、暑さでバテやすいこの時期には特に意識して摂りたいと思います。
また、水菜やミニトマト、パプリカなどの緑黄色野菜がしっかり使われているのも嬉しいポイント。
緑黄色野菜にはβ-カロテンやビタミンCが豊富に含まれており、細胞の酸化を防止したり、紫外線ダメージからお肌を守ったりする働きが期待できます。
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