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【丸亀製麺】夏季限定「鬼おろしぶっかけ」3種、栄養士が「豚しゃぶ」を選ぶワケは?

丸亀製麺「鬼おろしぶっかけうどん」は、暑い夏でもサッパリ楽しめる夏季限定の人気メニュー。今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に3種の特徴やおすすめを教えてもらいました。

【丸亀製麺】夏季限定「鬼おろしぶっかけ」3種、栄養士が「豚しゃぶ」を選ぶワケは?の画像1
丸亀製麺の外観(写真:スーパーマーケットファン)

目次

うどんの栄養素的な特徴
丸亀製麺「鬼おろしぶっかけうどん」の特徴
「鬼おろし肉ぶっかけうどん」の栄養素的な特徴
「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」の栄養素的な特徴
「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」の栄養素的な特徴
管理栄養士が選んだのは?

うどんの栄養素的な特徴

――うどんの栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) うどんは主に小麦粉から作られており、炭水化物が中心の食品です。エネルギー源として優れているため、忙しい日や運動後などに素早くエネルギー補給をしたいときにはぴったりです。

 ただし、摂れる栄養は炭水化物がメインですので、具材やトッピングでたんぱく質や食物繊維、ビタミン・ミネラルを摂るのがおすすめです。

――「冷」と「温で」は、摂れる栄養素に差は出ますか?

猪坂 栄養素自体に大きな違いはありませんが、温かいうどんは体を内側から温めるため、血行が促進されやすくなります。血流の改善は結果的に代謝のサポートにもつながります。

 夏場でも、冷房の効いた室内では体が冷えがちなので、温かいうどんを選ぶのはおすすめです。

 一方、冷たいうどんは爽快感があり、暑い時期に食べやすいというメリットがありますが、体を冷やしやすいため、常温の飲み物を添えるなどして、胃腸を冷やしすぎないように注意しましょう。

丸亀製麺「鬼おろしぶっかけうどん」の特徴

――丸亀製麺「鬼おろしぶっかけうどん」について特徴を教えてください。

猪坂 鬼おろしぶっかけうどんは、大根を粗めにすりおろした「鬼おろし」をたっぷり使っているのが特徴です。通常の大根おろしに比べて食感がしっかりしていて、噛み応えがある分、満足感も高くなるでしょう。

 大根は低カロリーでビタミンCや消化酵素(アミラーゼ)が含まれているので、夏場など食欲が落ちやすい時期にもぴったりです。

――通常の大根おろしと鬼おろしでは栄養素的に違いはありますか?

猪坂 栄養素自体はほぼ同じですが、鬼おろしは繊維を壊しすぎないため、水分が出にくく、大根本来の辛みやうま味がしっかり残るのが特徴です。そのため、咀嚼回数が増え、満腹感にもつながりやすく、食べすぎ防止の面でもメリットがあります。

「鬼おろし肉ぶっかけうどん」の栄養素的な特徴

【丸亀製麺】夏季限定「鬼おろしぶっかけ」3種、栄養士が「豚しゃぶ」を選ぶワケは?の画像2
(画像:公式サイトより)

――「鬼おろし肉ぶっかけうどん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂 割り下で味付けした牛肉と玉ねぎに、大根おろしと青ねぎを添えた、風味豊かなメニューです。

 並サイズであれば、たんぱく質は約20g含まれており、1食分として十分な量を摂取できます。牛肉には鉄分や亜鉛といったミネラルも豊富に含まれており、貧血予防や免疫機能の維持にも役立ちます。スタミナをつけたいときや、日常的に活動量の多い方に特におすすめです。

 ただし、脂身の多い部位が使われているため脂質量が多く、また食塩相当量も1食あたり約8gと、女性の1日の目標量(6.5g未満)を超える量が含まれています。そのため、次の食事では油分や塩分の少ないメニューを選ぶなどして、調整するとよいでしょう。

――薬味やトッピングをプラスするなら、何を選びますか?

猪坂 「すだち」を追加するのがおすすめです。すだちにはビタミンCやクエン酸が含まれており、抗酸化作用によって疲労回復をサポートするほか、牛肉に含まれる鉄分の吸収を高める効果も期待できます。

 さらに、さっぱりとした酸味が加わることで、食欲が落ちやすい時期にも食べやすくなりますよ。

「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」の栄養素的な特徴

【丸亀製麺】夏季限定「鬼おろしぶっかけ」3種、栄養士が「豚しゃぶ」を選ぶワケは?の画像3
(画像:公式サイトより)

――「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂 「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん(並)」は、1食あたり613kcalと、今回の3メニューの中で最も低カロリーなメニューです。

 豚肉には、夏バテ予防に役立つビタミンB1が豊富に含まれており、特に暑い時期にはおすすめです。さらに、ビタミンB2やたんぱく質、亜鉛なども含まれており、皮膚や粘膜の健康維持、免疫機能のサポートにも役立ちます。

 また、トッピングのなすにはポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が期待されます。水分も多く、暑さで食欲が落ちやすい時期にも取り入れやすい野菜ですね。

――薬味やトッピングをプラスするなら、何を選びますか?

猪坂 青ねぎをたっぷりトッピングするのがおすすめです。ねぎに含まれるアリシンには、豚肉に豊富なビタミンB1の吸収を高める働きがあるため、一緒に摂ることで効率よく栄養を取り入れることができます。

 さらに、ねぎにはβ-カロテンやビタミンC、カルシウムなども含まれており、抗酸化作用や免疫機能の維持、骨の健康のサポートにも役立ちます。栄養面でも風味の面でも、トッピングにぴったりの食材ですね。

「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」の栄養素的な特徴

【丸亀製麺】夏季限定「鬼おろしぶっかけ」3種、栄養士が「豚しゃぶ」を選ぶワケは?の画像4
(画像:公式サイトより)

――「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂 にんにく醤油ベースの特製だれで味付けされた鶏の唐揚げがゴロンと3個トッピングされたうどんです。

 鶏肉やなすが油で揚げられているため、脂質が多く、今回のメニューの中では最も高カロリー(779kcal)となっています。また、塩分も多いので、つゆをすべて飲まないなどの食べ方を心がけるとよいでしょう。

 一方で、たんぱく質は約30gと豊富に含まれており、栄養価が高いのも特徴です。運動をする日や、しっかりエネルギーと栄養を補給したい日にはおすすめのメニューです。

――薬味やトッピングをプラスするなら、何を選びますか?

猪坂 「すりごま」をおすすめします。ごまには、カルシウム・マグネシウム・鉄・食物繊維・ビタミンEといった、鶏肉からは補いにくい栄養素がバランスよく含まれています。

 さらに、すりごまにすることで、固い皮が砕かれて吸収率がアップします。効率よく栄養を取り入れられるのが魅力ですね。

管理栄養士が選んだのは?

――猪坂先生ならどの「鬼おろしぶっかけうどん」を選びますか?

猪坂 私なら「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」を選びます。外食では摂りすぎになりがちな脂質が3メニューの中で最も少なく、カロリーも控えめである点に魅力を感じました。

 また、豚肉から疲労回復に役立つビタミンB1がしっかり摂れることに加え、大根おろし・なす・ねぎなど、複数の野菜が一度に摂れるのも嬉しいポイントです。栄養バランスを意識しながら、さっぱり美味しく食べられるメニューだと思います。

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  • 猪坂みなみ(管理栄養士)
  • 猪坂みなみ(管理栄養士)

    管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。

    公式サイト

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