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暮らし
- 2025/09/10 17:00
「捨てない片付け」をプロが指南! 分類するだけでスッキリ、整理収納の手順9
整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、収納のやり方、散らかるお部屋を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「お片付け」ビフォーアフター】。
目次
・【クライアント】4人家族、片付ける時間がない
・【お悩み】捨てるモノを選ぶ時間がありません
・【片付けテーマ】広めの家なら「捨てない片付け」でOK
・【片付け手順①】玄関サイドは収納箱を用意
・【片付け手順②】リビングにある不要な品は別の場所へ
・【片付け手順③】階段下はキャスター付き家具を用意
・【片付け手順④】キッチンは時間、目標を定めて「分類」
・【片付け手順⑤】洗面台はひたすら「分類」
・【片付け手順⑥】クローゼットの大きさに見合った衣装ケースを用意
・【片付け手順⑦】使っていない家具は使い道を与える
・【片付け手順⑧】洋服はハンガーを揃える
・【片付け手順⑨】下駄箱もただ「分類」
・まとめ|分類だけなら挫折しない4人家族、片付ける時間がない
玄関までものがあふれる(写真:maki_organize) 連載企画【「お片付け」ビフォーアフター】新シーズンが始まります。第12回目の片付けモニターは、埼玉県戸田市の一軒家に住む4人家族のリカさん(40歳)です。
今回の大きなテーマは「捨てない片付け」。片付ける時間がないけれど広い収納場所を持つ家にはぴったりの片付け方を紹介します。
【クライアントプロフィール】
・リカさん(40歳)
・埼玉県戸田市在住
・4人家族(夫婦+小学生の兄弟)
・築10年目の注文住宅(持ち家/3LDK+WIC)【お悩み】モノを捨てずに、スッキリしたい
モノを仕分けた後(写真:maki_organize) 「10年間ずっと、仕事・家事・育児に追われて今も時間を作るのが難しいです。収納空間は充実しているので、モノを押し込んで扉を閉めて隠しています」と、リカさん。
週末は、子どもの習い事や旅行で在宅はほぼないとのこと。「子どもが中学生になれば、時間に余裕ができるけど、今は厳しいです」というご相談です。
【収納に関する要望】
・モノを捨てずに、スッキリしたい
・食料や日用品の買い溜めが多く、あふれている
・子どもがモノをしまわないので、仕組みを考えたい【片付けテーマ】広めの家なら「捨てない片付け」でOK
リカさん宅は、玄関まわりに大きな下駄箱・クローゼット・屋外収納庫と3つの収納スペースがあります。このように広めの家なら「捨てない片付け」ができます。
片付けを挫折してしまう理由は、選択肢が多いから。「捨てる」「譲る」などは考えずに「使うもの、使わないもの」だけに分類して進みましょう。使わないモノは段ボールにまとめて保管します。
ここから、各部屋の散らかる場所を確認しながら「捨てない片付け」方法を紹介します。
【片付け手順①】玄関サイドは収納箱を用意
外出時の上着や、食材ストックを置く場所(写真:maki_organize) 玄関のサイドにある、大容量のクローゼットです。床が散らかっているのは、子どもたちのモノ。
子どもには「自分用の収納箱」を与えるのが一番です。ポイっと入れるだけの大きめの箱(モノの住所)を用意すると戻してくれます。これで捨てずにスッキリできます。
【片付け手順②】リビングにある不要な品は別の場所へ
小さくなった椅子やおもちゃが散乱(写真:maki_organize) リビングには子どもの学校用品があふれていますが、「中学生になったら、ぜんぶ処分になるので」と、このままでよいそう。
子ども用品には椅子やおもちゃなど譲りたいものが含まれます。サイズアウト品として、段ボールにまとめて別の場所へ保管しておきましょう。
リビングに置かなくていいモノ(写真:maki_organize) リビングには大きな収納棚もありますが、詰め込みすぎて引き出しが壊れていました。中には、使ってないCDや書籍、置物など「リビングに置かなくていいモノ」であふれています。
集めたコレクションや思い出の品を要不要に選別するのは時間がかかるので、種類別に段ボールへまとめて別の場所へ持っていきましょう。スペースがないなら、「レンタル倉庫」を利用する選択もありです。
【片付け手順③】階段下はキャスター付き家具を用意
取り出しにくいから、散らかる(写真:maki_organize) 階段下は、高さ160cm未満の狭い場所です。奥のモノが取り出しにくいため、手前にモノが集中しています。キャスター付きの収納グッズに替えて、奥まで収納できるように改善します。
その際、できるだけ「高さを使い切る」ように選ぶと「収納力UP」になります。
【片付け手順④】キッチンは時間、目標を定めて「分類」
来客が多いため、キッチングッズも多め(写真:maki_organize) 「10年間引き出しの中を全部出したことがない」と、リカさん。今日は「引き出し2つだけ、空っぽにして分類する」など達成できる時間や場所を定めて進めると良いです。
キッチンは、捨てる選択ができなくても、欠けた食器や道具が必ず出てきます。2本揃っていない箸や、賞味期限の食材は減らせます。
【片付け手順⑤】洗面台はひたすら「分類」
(写真:maki_organize) 着替え、日用品、消耗品が集まる洗面台です。こういった場所は、ひたすら「分類」が正解。10年分なので「使用期限切れ」など、多くの使えないモノで収納空間が奪われているはずです。
片付けサポートを提供するサービス(くらしのマーケット、ココナラなど)も多数あるので、わかりやすい空間から、試すのも有りです。
【片付け手順⑥】クローゼットに見合った衣装ケースを用意
大きな収納庫はフル活用(写真:maki_organize) 大きなクローゼットの左側が塞がれています。クローゼットを上手に使い切らないと、床にモノが散乱するので、扉が開くようにします。
また、衣装ケースが押入れ用のサイズのため「クローゼット専用の衣装ケース」に入れ替えます。
【片付け手順⑦】使っていない家具は使い道を与える
使っていない棚があると周りが散らかる(写真:maki_organize) 目的がない置き家具があると、その周辺が散らかります。使っていない棚は子ども部屋で使うなど、再利用しましょう。
【片付け手順⑧】洋服はハンガーを揃える
ハンガーをそろえるとスッキリ(写真:maki_organize) 大容量のウォークインクローゼットです。「洋服類は、親類に譲るのでこのままで」と、リカさん。
洋服を捨てずにコンパクトにするなら「ハンガーをそろえる」のが一番です。上段の空間も余っているので、適切な収納グッズを購入すればスッキリできます。
【片付け手順⑨】下駄箱もただ「分類」
押し込んで隠すため、必要なものが見つからない(写真:maki_organize) 下駄箱は中身をすべて出します。「カビで汚れた靴」や「使わない道具」が出てきたら、「使わないもの」としてひとまとめにしておきます。段ボールに入れて、別の収納スペースに置きます。
まとめ|分類だけなら挫折しない
まずは1区画だけ分類しましょう(写真:maki_organize) 選択肢が多いほど「片付けの挫折」につながるので、考えずに進みましょう。分類を終えてから、第三者に「捨てる」「譲る」などを決めてもらのも手です。
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