「1万円でなにがほしい？」誕生日に母からの電話、40歳の記念に欲しいものは……ぬいぐるみ！

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

目次

・誕生日に母から電話「1万円でなにがほしい？」
・「40の記念だから!!　お願い!!　私もだす！」
・こ、こ、これは運命では～～～!!??
・母と父に最終確認をして……

誕生日に母から電話「1万円でなにがほしい？」

　ワタクシ、千葉Ｎ子。何を隠そう今年、40歳になりました。

　40歳って言ったらさあ、人生の折り返し地点にきたって感じがするよね？

　誕生日は日付が変わった瞬間、夫に祝福され、Ｘにポストしたら、ありがたいことにイイネをいっぱいもらえて、最高の誕生日を過ごすことができました。

　その夜。焼き肉屋で晩餐会をしていると、母から電話が。

母「誕生日おめでとう。あんた、40歳だから、今年は記念になにか買ってあげようと思って。なにがほしい？」

私「ありがと～～!!　えっと、そうね。……ご予算は？」

　いや、だってさ。予算聞いておかないことには、欲しいものも決められないじゃないねえ？

　予算度外視っていうんなら、ジュエリーって言いたいところだけど、倹約家の母がそんなこと言うとは思えないし。

母「1万かな」

　なるほどなるほど。

「40の記念だから!!　お願い!!　私もだす！」

　「買ってもらうものを考える」と言って電話を切ったものの、1万円くらいで欲しいものは……ぶっちゃけ迷わず買っちゃうので、40の記念に欲しいものは見当たらない……。

　欲しいけど、決定的な決め手がなくて買っていないものは……ぬいぐるみ。

　海外の作家さんが作ったというクマのぬいぐるみが欲しい。でも、お値段2万3000円。大幅に予算オーバーなのよねえ……。

　翌日、ダメもとで母に「これがほしい」と言うと、「高い！　だめ！」と一蹴されました。「40の記念だから!!　お願い!!　私もだす！」とねばるN子。

　だって、40の記念なんて1回きりなんだし、あと40年飾るんだと思ったら、適当なものは選びたくないじゃない!!　

　すると、母は父の部屋に向かい、しばらくすると、「買っていいよ。お父さんも1万円出してくれるっていうから、2万円補助する。端数はあんたが払いなさいよ」

　キャッフ～～～～!!!

こ、こ、これは運命では～～～!!??

　私は早速、出品者さんに連絡。えーっと「この子をお迎えしたいと思っています」っと！

　すると、数分後。「すみません、別サイトで売り切れました」というコメントが……！　オーノー！

母は「40歳はあと1年あるんだから、ゆっくりいいのを探せばいいわよ」と言ってくれましたが、私は意気消沈……。

　何度もその子の写真を見返し、「あんなにかわいい子はいない……」とため息をついていると、先ほどの出品者さんが新しい作品を投稿しました。

　ぎゃわ～～～!!!!　かわえ～～～!!

　4体のぬいが映っていて、一番目を引いたのは真ん中の桃色のウサギの子！　しかも、なんと、その子の出品だと言うのです!!

（こ、こ、これは運命では～～～!!??）

母と父に最終確認をして……

　問題は値段。このうさぎちゃん3万6800円也。

　たっけええ～～!!　しかし、今私はキラキラブースト状態。今なら買える!!

　母と父に最終確認をして、すぐさま出品者さんにコメントして無事買えました!!

　やったあ～～～！

　しかし、あまりにうれしすぎて、このうさちゃんのお供を買いあさることになるのだが……その話はまた別の機会に……ね？

＜今週の散財＞
うさぎのぬいぐるみ……3万6800円

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