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【ロッテリア】990円「うな丼バーガー」めぐり賛否! 実食したら“脳バグ”、リピートしたくなる!

牛丼御三家の一角である「すき家」と同じくゼンショーグループのハンバーガーチェーン「ロッテリア」。同チェーンが土用の丑に向けた商品として販売を開始した「うな丼バーガー」をグルメライターが実食し、その実力を確かめてみました。

【ロッテリア】990円「うな丼バーガー」は脳バグする感覚!? リピしたくなる不思議な味わいにビックリの画像1
「ロッテリア」の看板(写真:スーパーマーケットファン)

目次

【ロッテリア】ゼンショー系列になり、攻めた姿勢に!?
【ロッテリア】「うな丼バーガー」ネット上で賛否
【ロッテリア】「うな丼バーガー」(990円)は“脳バグ”する感覚!

※価格はすべて税込みです。
※2025年7月時点の情報です。

【ロッテリア】ゼンショー系列になり、攻めた姿勢に!?

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「ロッテリア」の店舗外観(写真:スーパーマーケットファン)

 株式会社ロッテリアが運営するハンバーガーチェーン「ロッテリア」。

 1972年に東京都中央区に1号店を開設した同チェーンは、もともと製菓会社大手であるロッテグループのファストフード事業として展開されていました。ちなみに店名は「ロッテ」と「カフェテリア」を合わせたものだそう。

 しかし経営的に苦境に立たされ、最盛期の2009年には524店舗あった店舗数も2022年には310店舗と激減。

 2023年には「すき家」や「ココス」などで知られる飲食大手の株式会社ゼンショーホールディングスに全株式が売却され、ゼンショーグループの一員となりました。

 買収後、ゼンショーは「ロッテリア」の高級路線ブランドとして「ゼッテリア」をオープン。都市部の店舗を中心として「ロッテリア」からの置き換えが進み、店舗数は2025年6月時点で222店舗とさらに減少したものの、「ゼッテリア」は7月18日オープン予定の朝霞マルエツ店を含めると74店舗(公式サイトによる)と、急増しつつあります。

【ロッテリア】「うな丼バーガー」ネット上で賛否

 影が薄くなりつつある本家「ロッテリア」ですが、7月16日から同チェーンが販売を開始した商品が多くの注目を集めています。

 それが19日の土用の丑の日にあやかった期間限定商品「うな丼バーガー」(990円、税込み/以下同)です。

 うなぎとごはんパティをバンズで挟んだというなかなか強烈なビジュアルは、販売が発表されるとネット上で「パンに米挟んでるの!?」「頭おかしい」「食べてみたすぎる」「ゼンショー系列になったせいか、攻めてるなあ」など、賛否入れ乱れてさまざまな声がみられている状況。

 筆者も「ごはんをバンズにするバーガーは今までいっぱいあったけど、ごはんをパティとしてバンズで挟んだバーガーは初めて見たかも……!」と興味を惹かれたため、発売日に店舗を訪れて、その味を確かめてみることにしました。

 さっそく最寄りの店舗に向かい、「うな丼バーガー」を注文します。

【ロッテリア】「うな丼バーガー」(990円)を実食

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レジ上のサイネージには、「うな丼バーガー」がアピールされていました(写真:スーパーマーケットファン)

 注文した際に店員さんから「単品ですか? セットですか?」と聞かれたものの、メニュー表には単品の値段しか書かれていなかったため、「セットってあるんですか?」と聞き返すと、ほかの店員さんに確認した後に「すいません、単品だけみたいです」との返答。

 発売日当日ということもあり、店員さんも正確に把握できていなかったようです。

 今回は「うな丼バーガー」に加え、ドリンクのLサイズ(320円)を注文。うなぎと合わせて緑茶など和風な飲み物にしたかったのですが、見当たらなかったのでウーロン茶にしました。

 注文から15分弱でメニューが提供されました。以下、写真でその魅力をお伝えできればと思います。

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「うな丼バーガー」とウーロン茶(写真:スーパーマーケットファン)
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うなぎを使った商品ということもあり、山椒も添えられていました(写真:スーパーマーケットファン)
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「うな丼バーガー」の箱を開けたところ(写真:スーパーマーケットファン)
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箱から取り出しました(写真:スーパーマーケットファン)
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中身の確認のため、上のバンズをとるとまずマヨネーズのついたレタスがあり……(写真:スーパーマーケットファン)
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その下にはソースのついた錦糸卵が。公式サイトの説明によれば、これはうなぎのたれではなくてりやきソースのようです(写真:スーパーマーケットファン)
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さらにその下にはメインの具であるうなぎが鎮座。こちらはうなぎのたれをつけて焼かれたものとのこと(写真:スーパーマーケットファン)
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最後は物議をかもしたごはんパティが(写真:スーパーマーケットファン)
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ごはんパティとパンズの間には、こちらもマヨネーズがついています(写真:スーパーマーケットファン)

 具材を確認したあと、いざ食べようとした際に困ったのが山椒の取り扱い。

 通常のうな丼であれば、そのままうなぎに振りかけたり、うなぎとご飯の間に振りかけたりするのが一般的ですが、ハンバーガーということもあり、どうするべきか悩んでしまったのです。

 結局、再び具材を開き、味の違いがわかるようにうなぎの半分に直接振りかけましたが、これは調理段階でうなぎに振りかけておき、不要な人には抜いて提供するという形にした方がいいのではないかと思いました。

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うなぎを少し単品で食べてみたところ、しっかりとした身の食感とうなぎの濃厚な味わいがあり、おいしかったです(写真:スーパーマーケットファン)

 実食をしてみると、てりやきソースとマヨネーズの濃い口の味が、身が比較的しっかりした食感ながらも、適度な脂と風味の強いうなぎとよく合い、口に入れた段階でのおいしさはかなりのもの。

 ごはんパティの食感もしっかり感じられ、まさにおいしいうな丼を食べているような感覚になります。ごはんはそのままで食べると、ニチレイの冷凍食品「焼おにぎり」に似た味わいがありました。

 ところが、そのまま口の中で噛んでいると、レタスのシャキシャキとした食感に気が付き、「あれ、今何を食べているんだっけ……?」と疑問を持ち始め、さらに追ってバンズの味を感じるようになると、完全に混乱状態に。

 記憶の限りでは、筆者はうな丼どころかごはん自体をパンと一緒に食べたことがなかったと思うのですが、初めての経験で脳がバグってしまったのかもしれません。

 なお、錦糸卵はほとんどインパクトを感じなかったほか、山椒もマヨネーズのせいなのか、かすかに香る程度で、あまり良さを発揮していないように思いました。

 また、全体的に甘さが強めの濃い口であることから、さっぱりとした甘みのないドリンクを合わせるほうがいいのではないでしょうか。

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かなり濃いめの味付けであったため、ウーロン茶との相性は◎(写真:スーパーマーケットファン)

【ロッテリア】「うな丼バーガー」(990円)おいしさよりも面白さが勝つ!

 この値段を出してうな丼を食べるであれば、同じゼンショーグループである「すき家」で980円の「うな丼 並盛」を食べたほうが満足度は高いのではないかというのが率直なところではありますが、一方で得難い経験を楽しむことができたという観点では、非常に面白い商品と言えるかもしれません。

 おいしさよりも面白さが勝つ商品であった「ロッテリア」の「うな丼バーガー」。食べ終わった直後は「ちょっとリピートはないな……」と思っていた筆者ですが、原稿を書いている段階では、「もう一回あの不思議な感覚を味わいたい!」という気分になってきており、近日中に再び食べに行く気マンマンになっています。

 皆さんもぜひ“脳バグ”する感覚を味わうべく、「うな丼バーガー」にトライしてみてください!

 

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  • 阿左美賢治(ライター)
  • 阿左美賢治(ライター)

    食品スーパー「ヤオコー」を愛する埼玉在住グルメライター。中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢でもある。コンビニやチェーン店のグルメにも詳しい。趣味はスイーツ作り。

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2025.07.17.18:00更新
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