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オーケー、マルエツ、トライアルなど【スーパーのカツ丼】8品実食! 「肉が厚い」スーパーは?

スーパーマーケットの花形ともいえる惣菜売り場ですが、特にオリジナルのかつ重をプッシュしている店舗が目立っており、中には「この満足度で200円台って正気!?」と驚いてしまうような逸品も……。それぞれの魅力をレビューします。

オーケー、トライアル、ヤオコーほか「かつ重」6つ食べてみた! 低価格で一番おいしいのは?の画像1
オーケーの外観(写真:スーパーマーケットファン)

目次

【オーケー】「ロースかつ重」322.92円
【トライアル】「三元豚ロースかつ重」299円

【マルエツ】「だしの旨味が決めて!ロースカツ重(ミニ)」429円
【ヤオコー】「煮込みロースかつ重【S】」321.84円
【ジョイフーズ】「出汁と卵が自慢のロースかつ重」421円
【JA全農Aコープ】「三種の旨みのかつ丼」323円
【文化堂】「三元豚ロースかつ重」538円

【ベルク】「柔らかロースかつ重」399円

※価格はすべて税込み。
※最新情報は公式サイトやSNSをご確認ください。

オーケー「ロースかつ重」322.92円

※2023年12月6日時点の情報です。

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とんかつは6切れにカット済み(写真:スーパーマーケットファン)

 通常価格331.56円の「ロースかつ重」をオーケー会員価格の322.92円でゲット。(掲載当時の299円から値上がりしたため価格を修正しました)

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衣の薄さがうれしい(写真:スーパーマーケットファン)

 フタを開けると、上品な出汁の香りがふわ~り。漬物などの添え物はなく、米、とんかつ、卵、玉ねぎ、三つ葉という最低限の役者がそろったシンプルなかつ重です。

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とんかつの厚さは約2センチ(写真:スーパーマーケットファン)
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衣をはがしてみると、豚肉は1センチ強の厚さがありました(写真:スーパーマーケットファン)

 2センチほどの厚みがあるとんかつを箸で持ち上げると、一気に食欲がわいてきます。

 オーケーの「ロースかつ重」の味を一言で表すと「上品」。口に入れた瞬間、上品な出汁の味が、口の中にふわっと広がり、三元豚の甘さもしっかり感じられます。

 そして、揚げ物であることを一瞬忘れてしまうほど、油っぽさがない! 味付けは決して濃くないのですが、さわやかな出汁の風味が心地良く、気づけばご飯が進みます。三つ葉のしゃきっと感が残っているのもうれしい!

 これが約323円で食べられるとは……。衝撃です!!

見た目 ★★★★☆
食感 ★★★★★
味付け ★★★★★

トライアル「三元豚ロースかつ重」299円

※2024年5月3日時点の情報です。
※販売店舗によって価格が異なります

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299円のかつ重(写真:スーパーマーケットファン)

 299円の「三元豚ロースかつ重」をいただきます。パッケージ説明によると、「本醸造しょう油に、鰹の風味とまろやかな甘みを巧みに調和させた、京都創味食品オリジナルの特製だれ使用」とのこと。

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肉はほどよい厚み(写真:スーパーマーケットファン)

 口に入れると、肉がとっても柔らか。甘さ控えめの味付けも個人的にはヒットで、とても299円とは思えないクオリティーでした。

 299円のかつ重といえば、人気スーパー・オーケーの名物「ロースかつ重」が思い出されます。今回、トライアルのかつ重を食べながら、元カレを思い出すかのように「オーケーはもっと肉が厚かったなあ」「オーケーは衣にサクッと感が残ってたなあ」と無意識に比較してしまった筆者……。

 ただ、一つ言いたいのは、トライアルに罪はないということ。オーケーが“スーパーのかつ重”のハードルを上げ過ぎてしまっただけなので、誰も悪くないんです。

マルエツ「だしの旨味が決めて!ロースカツ重(ミニ)」429円

※2024年6月9日の情報です。

 マルエツでも「だしの旨味が決めて!ロースカツ重」(537円)のポップに力が入っていました。今回は通常サイズより108円安い「だしの旨味が決めて!ロースカツ重(ミニ)」(429円)を買い物カゴへ入れます。

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店舗で手作りしているかつ重(写真:スーパーマーケットファン)

 カツを頬張ると、甘すぎないだしが絶品で商品名に偽りなし! 200円台後半~300円台前半で「ロースかつ重」を販売している「オーケー」や「トライアル」と比べると高いだけあって、お肉の噛み応えが明らかに違います。

 上に乗っている三つ葉も、しゃきしゃき感が残っていて良い感じでした。

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甘すぎない味付けが◎(写真:スーパーマーケットファン)

ヤオコー「煮込みロースかつ重【S】」321.84円

※2024年6月15日の情報です。

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店舗で調理したかつ重(写真:スーパーマーケットファン)

 「煮込みロースかつ重」(537.84円)のミニサイズ版「煮込みロースかつ重【S】」をいただきます。

 価格は321.84円で、「ロースかつ重」を200円台後半~300円台前半で販売している「オーケー」や「トライアル」と比べるとしっかりとしたお値段ですが、「マルエツ」の「だしの旨味が決めて!ロースカツ重(ミニ)」(429円)より100円以上安いです。

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ヤオコーのミニかつ重。漬物の盛り方に注目(写真:スーパーマーケットファン)

 ヤオコーの商品は惣菜に限らず、総じてパック内の盛りつけが美しいのですが、かつ重に関しても左下に添えられたピンクの漬物がきれいに重ねられていました。「美しい」と感じる理由は、こういう細かいところなんだろうなと感じます。

 かつ重に漬物を添えているスーパーは多いですが、大抵は「くちゃ」っと盛られていますから。

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お肉は厚め(写真:スーパーマーケットファン)

 豚肉はスーパーのかつ重としては厚め。歯ごたえがしっかりあるので、ミニサイズでも食べ応えがあります。

 味付けは、しっかり濃いめで、だしの風味が豊かでおいしい! 筆者は箸が止まらず、一気食いしてしまいました。

 先日食べたマルエツの「だしの旨味が決めて!ロースカツ重」も相当おいしかったのですが、ヤオコーも甲乙つけがたい!

ジョイフーズ「出汁と卵が自慢のロースかつ重」421円(特売価格)

※2024年8月19日の情報です。 

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ふたを取った「出汁と卵が自慢のロースかつ重」のアップ(写真:スーパーマーケットファン)
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名前の通り出汁の効いた甘めの味付けとなっているカツ煮(写真:スーパーマーケットファン)
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スーパーの作り置き商品らしく、しっかりと固まった卵をカツやご飯とともに食べると、少し懐かしい味わいです(写真:スーパーマーケットファン)

 ちょうど近頃「小僧寿し」の取材でかつ丼を食べ、絶賛したばかりの筆者でしたが、「ジョイフーズ」の「出汁と卵が自慢のロースかつ重」は、やはり作り置きということもあり、それよりは一段落ちるクオリティという印象。

 とはいえ、特売ということもあるのでしょうが、421円で楽しめる味としては十分アリだと思いました。また、専門店でありがちな半熟状態ではなく、しっかりと固まったカツ煮の卵は、それはそれで少しノスタルジーを感じるような味わいで、個人的には好みです。

JA全農Aコープ「三種の旨みのかつ丼」323円

※2025年1月30日時点の情報です。

 Aコープとは農業協同組合(Agricultural Cooperative)の略称。 つまり農協(JA)グループのスーパーマーケットのことで、国産を中心にした生鮮野菜や精肉や、JAグループのプライベートブランド「エーコープマーク」品などを販売しています。なお、COOP(生協)のスーパーとはまったくの別物です。

 お弁当コーナーで、おいしそうな「三種の旨みのかつ丼」のミニサイズを購入しました。

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「三種の旨みのミニかつ丼」323円(写真:スーパーマーケットファン)

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ふたを外したところ(写真:スーパーマーケットファン)

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おいしい!(写真:スーパーマーケットファン)
 帰宅後にさっそく食べてみると、出汁がしっかりきいていて、おいしい! 「三種の旨み」というだけあって、ふくよかな味わいです。

 スーパーが作るカツ丼、かつ重といえば、「オーケー」がおいしいと人気ですが、個人的にはAコープが1位タイに並ぶほどの逸品! 見かけたら、一度ぜひ味わってもらいたいかつ丼です。

【文化堂】「三元豚ロースかつ重」538円

 お弁当コーナーで「大人気すぎて話題沸騰中!!」「超おすすめ!!」と推されていた「三元豚ロースかつ重」(538円)。

 手にするとずっしりと重みがあり、かつの厚みにも期待が高まります。

東京ローカル店なのに「ヤオコー」クラス! スーパー【文化堂】はPB商品が楽しすぎるの画像7
三元豚ロースかつ重(538円)(写真:スーパーマーケットファン)
東京ローカル店なのに「ヤオコー」クラス! スーパー【文化堂】高収益のワケに迫るの画像3
原材料など(写真:スーパーマーケットファン)

 実食すると、豚肉の柔らかく、肉そのものの味が濃い! 肉にだしがしっかり染みているから、噛むほどに口の中が幸せになります。上品な甘さのつゆもたまりません。

 オーケーのかつ重に負けず劣らず、文化堂もかなりおいしい! 

東京ローカル店なのに「ヤオコー」クラス! スーパー【文化堂】はPB商品が楽しすぎるの画像12
肉そのものがおいしい!(写真:スーパーマーケットファン)

 今後文化堂で買い物するときは、「三元豚ロースかつ重」ばかり買ってしまいそうです。

ベルク「柔らかロースかつ重」399円

※2023年12月6日の情報です。

 「柔らかロースかつ重」はベルク全店で年間300万食を販売していて、昆布とカツオなどを配合した秘伝の出汁が使われているんだとか。愛され続けて三十余年の大人気商品だそう!

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卵の黄色、三つ葉の緑、容器の赤が鮮やか(写真:スーパーマーケットファン)
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あれ? 肉はどこ……(写真:スーパーマーケットファン)

 断面を見ると、衣の厚さが気になります。早速、一番分厚そうな真ん中の切り身を取り、衣をはがすと……残ったのはペラペラの豚肉で驚き。もしや、オーケーが肉厚なだけで、スーパーのかつ重ってこんなもんなのか?

 ただ、「地域密着型スーパー」を謳っているだけあり、箸休めの柴漬けを添えたり、「小盛りサイズ」を展開したりと、あらゆるニーズに応えるための気遣いが感じられました。

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とんかつの厚さは2センチ強あるが……(写真:スーパーマーケットファン)
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衣をはがすとペラペラに……(写真:スーパーマーケットファン)

見た目 ★★★☆☆
食感 ★☆☆☆☆
味付け ★★★☆☆

 とにかく油っぽい! 特に端っこの切り身には肉がほとんど入っておらず、断面の見た目通りどこを食べてもほぼ衣の味……。全体的に薄めの味付けで、油の風味が口の中に広がります。

 しかし、“たまたま”私が手に取った商品が油っぽかった、“たまたま”店舗のフライヤーの状態が悪かったという可能性も。

 それに、“かつ丼の衣が好き”という方は、肉の薄さはそこまで気にならないかもしれません。実際、筆者の5歳の息子は「おいしいよ」と言いながらうれしそうに食べていましたよ。

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