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【片付けビフォーアフター】階段下の凹凸物置、収納テクの正解は「押入れ用衣装ケース」!

整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、収納のやり方、散らかるお部屋を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「お片付け」ビフォーアフター】。

目次

【お悩み】階段下の凸凹した空間が使いにくい
【片付け手順①】収納庫の中身を出し、右と左に分ける
【片付け手順②】スペースのサイズを測る
【片付け手順③】家の中から、使える収納グッズを探す
【片付け手順④】床の保護用に「保護パット」を付ける
【片付け手順⑤】「滅多に使わないモノ」を保管
【ビフォーアフター】右側凹凸空間がスッキリ

【お悩み】階段下の凸凹した空間が使いにくい

 埼玉県戸田市の一軒家に住む4人家族のリカさん(40歳)のお宅を片付けています。リカさん宅の片付けテーマは「捨てない片付け」。今回は、階段下の物置空間を片付けます。

【クライアントプロフィール】
・リカさん(40歳)
・埼玉県戸田市在住
・4人家族(夫婦+小学生の兄弟)
・築10年目の注文住宅(持ち家/3LDK+WIC)

階段下の凸凹空間の画像1
(Before)奥のモノを取り出すのに、手前が邪魔に(写真:maki_organize)

 今回から、階段下のデッドスペースを片付けます。

 手前(H120cm)から、奥(H59cm)に向かって空間の高さが狭くなるため、上手に活用できずにモノを押し込む収納になっていました。

 今回は、空間を右と左に分けて、右側を「押入れ用衣装ケース」で片付ける方法を紹介します。

【片付け手順①】収納庫の中身を出し、右と左に分ける

階段下の凸凹空間の画像2
物を出していくと凹凸したスペースの右が見えてくる(写真:maki_organize)

 「家が散らかって片付かない」という方は、大容量の収納庫に詰め込んだモノを「ぜんぶ出す作業」からはじめます。

 どんどんモノを取り出すと、写真上のように右側と左側に分かれます。まずは「右側の凸凹空間」から片付けましょう。

【片付け手順②】スペースのサイズを測る

階段下の凸凹空間の画像3
奥の空間サイズは、W89×D80×H59cm(写真:maki_organize)

 モノを全部出して、階段下の空間を計ります。

 左側は、高さ120cmの空間でかがむ姿勢になる場所です。右側の凸凹した空間の奥行きは、階段下なので低く(H59cm)なっています。

【片付け手順③】家の中から、使える収納グッズを探す

階段下の凸凹空間の画像4
押入れ用衣装ケース(平均サイズ:W40×D74cm)(写真:maki_organize)

 「押入れ用衣装ケース」が、子ども部屋にたくさんありました。階段下の空間の奥行きが80cmなので、階段下にぴったりです。階段下のような高さ違いの凸凹した空間は、「組み合わせ型」の衣装ケースが最適!

 大容量で中身も見えるので、狭い空間を使い切ることができます。スタッキング型なので収納力も倍増。

階段下の凸凹空間の画像5
汚れが強い場合は、お風呂場で洗うとよいです(写真:maki_organize)

 押入れ用の衣装ケースは、ジモティなら0円で譲渡してもらえたり、中古品だと400円ぐらいで入手可能。新たに購入する場合は、ホームセンターで1個1,300円ぐらいの予算になります。

【片付け手順④】床の保護に「保護パット」を付ける

階段下の凸凹空間の画像6
保護パッドで床の傷をガード(写真:maki_organize)

「押入れ用衣装ケース」が、右側の空間にぴったりと入りました。設置する前に、汚れをしっかり落として「底面に保護パット」を付けておきましょう。次に掃除をするときに、動かしやすくなりますよ。

【片付け手順⑤】「滅多に使わないモノ」を保管

階段下の凸凹空間の画像7
使わない物のうち、重めのものを最下段に収納(写真:maki_organize)

 奥の空間なので「滅多に使わないモノの保管」がよいです。使用頻度が低いモノ、保管しておきたいモノになりますが、ごちゃごちゃ収納するより、種類別に仕切るほうが管理しやすいです。

階段下の凸凹空間の画像8
男性用靴箱のサイズ目安(W32×D20×H12cm)(写真:maki_organize)

 「押入れ用衣装ケース」の内寸は、男性用の靴箱がちょうど収まるサイズ。

 写真上のようにカットすれば「仕切りボックス」になります。写真では仕切りによって空間が4つに分割されていますね。男性用の靴箱がない場合は、30cmぐらいの空き箱を使うと良いでしょう。

階段下の凸凹空間の画像9
衣装ケースの上の空間も収納に活用(写真:maki_organize)

 この家にあった5個の「押入れ用衣装ケース」を再利用して写真上のように収まりました。左に3段、右に2段使っています。

【ビフォーアフター】右側凹凸空間がスッキリ

階段下の凸凹空間の画像10
(Before)詰め込まれていて、奥の物がとれなかった(写真:maki_organize)
階段下の凸凹空間の画像11
(After)点線の左側は、次回の片付けで大変身(写真:maki_organize)

  押入れ用衣装ケースを使って、右側の空間を片付けました。収納に余裕が増えたので、キッチンにあふれていた「来客用グッズ」を保管しました。

 ですが、引き出しを全開するときに左側(白い点線)が空いていないと不便ですよね。というわけで、次回は左側の片付けを紹介します。

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  • 伊藤まき(収納ライター)
  • 伊藤まき(収納ライター)

    収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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