「24時間営業！」埼玉の老舗カフェ【伯爵邸】は「盛り」がスゴい！　980円「ナポリタン」ほか3品を実食

24時間営業で知られ、ドラマのロケなどでも使用されたことがあるという大宮の有名喫茶店「伯爵邸」。同店をグルメライターが訪れ、多種多様なラインナップを誇るフードメニューの中から3品を実食してみました。

目次

・【伯爵邸】大宮駅近くで24時間営業！　1975年創業の老舗喫茶店
・【伯爵邸】B級グルメからアジアンフードまで多種多様なメニュー
・【伯爵邸】老舗喫茶店の魅力！　お冷は青いボトルで提供　
・【伯爵邸】980円「伯爵邸大宮ナポリタン」実食
・【伯爵邸】1080円「ウイグル風ピラフ」実食
・【伯爵邸】860円「沖縄おにぎり」実食
・【伯爵邸】盛りの良さに驚き！　レパートリー豊かなメニューが楽しい

※価格はすべて税込みです。
※2025年10月時点の情報です。

【伯爵邸】大宮駅近くで24時間営業！　1975年創業の老舗喫茶店

　近年、SNSなどへの投稿で“映える”としてブームを起こしている純喫茶。

　昔ながらのレトロな外観や、懐かしいメニューなどが人気を集め、都内では銀座の「トリコロール」や、新宿の「珈琲貴族エジンバラ」など、さまざまな有名店に注目が集まっています。

　そんな老舗喫茶店という意味では、埼玉にも多くのファンからの人気を集める喫茶店があるのをご存じでしょうか。

　それが大宮駅近くにある「カフェ&デリ 伯爵邸」（以下、「伯爵邸」）です。店内ではアルコールなどの提供もなされているため、“純喫茶”という定義からは外れてしまう同店ですが、1975年の創業以来、24時間営業を行っており、幅広いメニューがあるのが特徴。

　その独特の雰囲気から、ドラマの撮影にも使われたことがあるという「伯爵邸」の魅力をお伝えするべく、同店を訪れ、フードメニュー3つを食べてレビューしてみました。

【伯爵邸】メニューはB級グルメからアジアンフードまで多種多様！

　先にも書いた通り、「伯爵邸」の最大の特徴は、多種多様なメニューが展開されていることです。

　サンドイッチやパスタ、コーヒーや紅茶、デザートといった一般的なカフェメニューのほかにも、中華料理やインド料理、沖縄料理に加え、ウイグル料理やタイ料理、カクテルをはじめとした各種アルコールが取りそろえられているのは圧巻の一言。

　今回はこの中から、大宮地域のB級グルメで、同店が元祖であるという「伯爵邸大宮ナポリタン」（980円）と、ウイグル家庭料理の「ウイグル風ピラフ」（1080円）、沖縄料理の「沖縄おにぎり」（860円）をオーダーし、セットドリンクとして「アイスティー」（350円）を付けました。

【伯爵邸】老舗喫茶店の魅力！　お冷は青いボトルで提供　

　注文後、アイスティーが来たタイミングで、店員さんにお冷のおかわりをお願いすると、青いボトルに入れて持ってきてくれました。

　「正直、氷の入ったピッチャーの方が個人的にはうれしいけど、こういうところも老舗喫茶店の魅力だよな～」と感じ入っていると、10分ほどでまずは「伯爵邸大宮ナポリタン」が到着しました。

【伯爵邸】980円「伯爵邸大宮ナポリタン」実食

　しっかりと炒められ、焦げ目のついた面はモチモチ食感で、そこに濃厚なケチャップのテイストが加わる懐かしい味わいのナポリタン。

　イカや豚肉、マッシュルーム、玉ねぎ、パブリカ、ニラなどのバラエティ豊かな具が入っており、お得感も◎。

　また、一般的な喫茶店のナポリタンに比べると1.5～2倍程度はあると思われる、かなりガッツリめの盛りであり、しっかりと食事をしたいシーンには満足度が高い食事ではないでしょうか。

　スープやサラダもついて1000円未満と、カフェごはんであることを考えればコスパもかなり良好。今後も近くに寄った際、“ナポリタン欲”が刺激されたらリピートしたいと思います。

【伯爵邸】1080円「ウイグル風ピラフ」実食

　続いて提供されたのは「ウイグル風ピラフ」。

　待っている間に調べたところ、ウイグルには羊肉やニンジンなどを炊きこんだ「ポロ」と呼ばれるピラフのような料理があるとのことで、こうしたエスニックな味わいの料理なのかなと予想していたのですが、「伯爵邸」のそれは、カレー粉の香りがかなり立ったものでビックリしてしまいました。

　「ドライカレーやカレーピラフ的な見た目と香りだけど、食べてみたら結構違うのかも？」と思いながらスプーンを進めると、まさに見た目通りのカレー味のピラフで再び驚がく。

　「ポロ」自体を食べたことがないので何とも言えない部分はありますが、このメニューに関しては、基本的に我々が想像するカレーピラフそのままの味だと言っても問題ないでしょう。

　少し思っていたのと違うメニューが来たことで驚きましたが、味としては香り高いカレー粉と、少しオイリーなピラフの相性が抜群で、大盛の「伯爵邸大宮ナポリタン」を食べた後にもベロリと完食できるおいしさがありました。

【伯爵邸】860円「沖縄おにぎり」実食

　最後は「沖縄おにぎり」。沖縄というとポークランチョンミートと厚焼き玉子が入った「ポークたまごおにぎり」がソウルフードの一つであることが知られていますが、こちらはポークランチョンミートを海苔でご飯に巻き付け、マヨネーズがかかったものとなっています。

　開いてみると、ポークランチョンミートの下にもマヨネーズが塗られており、中には肉みそのような具が少しだけ入っていました。

　こちらもかなり大きなおにぎりであり、「この量のお肉で、こんなにご飯食べられる!?」と最初は思ったものの、しっかりと塩気のあるランチョンミートとマヨネーズで全体的にバランスの取れた味わい。

　ただ、先にそこそこ大盛の2品を食べていた筆者はこのおにぎりでおなかがパンパンになってしまい、完食後も10分ほど席に留まり休憩してから退転することに。

　今回頼んだ3品の盛りがたまたまよかったのか、フードメニューが全体的に量が多いのかはわかりませんが、最初にたくさんオーダーすることは避け、おなかの様子と相談しながら注文した方が無難かもしれません。

【伯爵邸】盛りの良さに驚き！　レパートリー豊かなメニューが楽しい

　懐かしい味わいのナポリタンをはじめとして、ガッツリ系のカフェごはん3品を楽しむことができた「伯爵邸」。24時間営業をしているという便利さや、盛りの良さなど、多くの魅力を感じました。

　今回頼んだ以外にも、「南インド風ナンピザ」など、気になったメニューが多くあったので、再訪した際にはさらにいろいろなメニューを試してみたいと思います。

　この記事で興味を持たれた方もぜひ「伯爵邸」を訪れ、レパートリー豊かなメニューからお気に入りの一品を探してみてくださいね！