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チェーン
- 2025/08/28 17:00
【すたみな太郎】2088円「平日ランチ食べ放題」全肉19品を爆食! おすすめ肉ベスト3は?
激安系食べ放題の代表格として知られつつも、近年ではその店舗数を大きく減らしつつあるチェーン「すたみな太郎」。同チェーンを愛するグルメライターが店舗を訪れ、ランチ食べ放題の肉メニューを実食し、オススメベスト3を選んでみました。
「すたみな太郎」の看板(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・【すたみな太郎】近年は閉店相次ぐ、激安系食べ放題の代表格
・【すたみな太郎】2,088円「平日ランチ食べ放題」、かつては980円!
・「牛肉&豚肉メニュー」7種類を実食
・「ホルモン&加工肉メニュー」8種類を実食
・「鶏肉&その他メニュー」4種類を実食
・「肉メニュー」全19種類 おすすめベスト3は?
※2025年8月28日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。【すたみな太郎】近年は閉店相次ぐ、激安系食べ放題の代表格
「すたみな太郎」の店舗外観(写真:スーパーマーケットファン) 株式会社江戸一が運営する食べ放題チェーン「すたみな太郎」。
1978年に東京都足立区で1号店をオープンした同チェーンは、焼肉と寿司をはじめとしたバラエティ豊かな料理が、リーズナブルな価格で食べ放題となる“バイキングスタイル”を採用したチェーンのはしりとして人気を獲得し、一時期は全国150店舗以上を展開していました。
しかし、コロナ禍となる2020年3月に、同チェーンのようなビュッフェスタイルの食べ放題が感染リスクの高い形式であるとして、営業自粛の呼びかけを政府が行い、同月5日から全店舗で営業を自粛することを強いられるなど、その影響から20年に50店舗以上が閉店。
さらに、近年では競合相手の増加などを理由として苦境に立たされることに。近年ではその勢いが失われつつあります。
【すたみな太郎】2,088円「平日ランチ食べ放題」、かつては980円!
楽しくおいしい“食のアミューズメントパーク”として同チェーンをこよなく愛する筆者ですが、そんな状況下の「すたみな太郎」をぜひ応援したく、今回はランチ食べ放題で提供される肉メニュー19種類を実食し、オススメベスト3を決めてみました。
店舗入り口にあったメニュー表(写真:スーパーマーケットファン) たまたま予定が合った友人とともに「すたみな太郎」を訪れました。筆者が最も同チェーンに通い詰めたのは、学生であった2000年代前半ですが、当時の平日ランチは980円(税込み/以下同)。
しかし、2010年代後半ぐらいからたびたび値上げが行われた結果、現在では2088円と、倍以上の値段となってしまっています。近年の値上げラッシュを考えれば妥当とも言える部分はあるのかもしれませんが、どうしても当時と比較して高く感じてしまう部分は否めないのが正直なところ。
そんなことを友人に話すと、「でもお前、そんなこと言ったら『マクドナルド』の『ハンバーガー』なんて、一番安い時62円とかだったじゃん。それが今は190円なんだから、それに比べたら値上げしないで頑張ってるほうじゃない?」と返され、妙な納得をしてしまうことになりました。
なお、筆者はスマホに「すたみな太郎」の公式アプリを入れており、同アプリ内のクーポンでソフトドリンクバーが無料となるサービスを毎回受けていますが、今回一緒に訪れた友人はJAFの会員証を見せて同様のサービスを受けていました。
お得に楽しむのであれば、この2つのいずれかを用意して店舗に向かうのがいいでしょう。なお、かつては食事後の会計となっていましたが、現在では先払いとなっています。
【すたみな太郎】平日ランチ食べ放題「牛肉&豚肉メニュー」7種を実食
「すたみな太郎」店内のお肉コーナー。最初に取りに行ったときは18種類でしたが、途中で「豚ハラミ(旨辛)」が追加され19種類ありました(写真:スーパーマーケットファン) 着席後、さっそく店内のお肉コーナーからそれぞれの商品を取って食べ比べることに。今回は食べ放題ということもあり、それぞれのお肉について「味」、「食感」、「満足度」の3つの指標で採点していこうと思います。
まずは牛肉と豚肉のメニュー7品を試してみました。
牛肉&豚肉メニュー7種類。左皿9時方向から時計回りに「牛カルビ(旨醤油)」「ツーンと旨辛! わさびカルビ」「牛タン塩」、中央が「濃厚壺漬けカルビ」、右皿9時方向から時計回りに「アップルポーク」「ガーリックシュリンプ風ポーク」「メキシカンチリ焼肉」(写真:スーパーマーケットファン) 牛カルビ(旨醤油)
味★★★☆☆
食感★★☆☆☆
満足度★★★☆☆
計 ★8
※★15が最高スコア
“安い食べ放題のカルビ”と聞いて多くの人が想像する味そのままの一品です。少しパサ付きが気になりますが、この価格帯のカルビとしては十分な満足度があると言えるのではないでしょうか。
ツーンと旨辛! わさびカルビ
味★★★★★
食感★★★★☆
満足度★★★★☆
計 ★13
※★15が最高スコア
カルビにわさびダレがかかった一品。こちらは普通にひっくり返しながら焼くと、ちょっとわさびの香りがするカルビになりますが、タレのついた面を上にしたままじっくりと遠火で火を通すと、さわやかな香りのわさびダレとジューシーな肉のおいしさが合わさる絶品に。
ただ、時間制限のある食べ放題としてはちょっとタイパが悪いので、おなかがある程度満たされた中盤以降に頼むのがオススメです。
このカテゴリーの筆者的ベストは「ツーンと旨辛! わさびカルビ」でした(写真:スーパーマーケットファン) ロースターの端の方で、わさびダレのついた面を上にしたままひっくり返さず、じっくりと火を通すと……(写真:スーパーマーケットファン) わさびダレのさわやかな香りと、ジューシーな食感が合わさり絶品です(写真:スーパーマーケットファン) 牛タン塩
味★★☆☆☆
食感★★☆☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★6
※★15が最高スコア
ちょっとハムのような加工肉っぽい味わいと、かなりパサついた食感なのが気になってしまう一品。一般的な牛タンを期待して食べると、どうしても肩透かしを食らった気分になってしまうと思います。
濃厚壺漬けカルビ
味★★★☆☆
食感★★★★☆
満足度★★★☆☆
計 ★10
※★15が最高スコア
通常のカルビよりも少しジューシーで柔らかい食感となっている部分はナイスですが、ちょっと味が濃いため、タレをつけずにそのまま食べるのがオススメ。ライスなどと一緒に食べる分には、かなりアリな味わいと言えるのではないでしょうか。
アップルポーク
味★★★★☆
食感★★★★☆
満足度★★★★☆
計 ★12
※★15が最高スコア
甘辛系の味わいとしっとりとした食感がたまらない豚肉メニュー。「すたみな太郎」ファンの中で評価が高い一品で、ヘタな牛肉を食べるよりも、こちらを食べるほうが満足度は高くなると思います。
「アップルポーク」は、「すたみな太郎」ファンの中で評価の高い一品(写真:スーパーマーケットファン) 漬けダレのおかげなのか、わりと雑に焼いてもしっとりとした食感が楽しめます(写真:スーパーマーケットファン) 甘辛なテイストも食感と相性が良く、豚ながらもかなりハイレベルな味わい(写真:スーパーマーケットファン) ガーリックシュリンプ風ポーク
味★★★☆☆
食感★★★☆☆
満足度★★★☆☆
計 ★9
※★15が最高スコア
名前の通り、ニンニクとハーブが効いたガーリックシュリンプを想起させる味わいを持った豚肉メニュー。再現度だけで言えばかなり高いのですが、純粋に焼肉のメニューとしておいしいかと言われると、個人的には微妙だと思いました。
なお、友人はこの味にドはまりしたらしく、「面白い!」と言いながら何回も取りに行っていたので、ハマる人にはハマる味わいなのかもしれません。
メキシカンチリ焼肉
味★★★☆☆
食感★★★☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★8
※★15が最高スコア
名前からクミンなどと唐辛子のミックススパイスである、メキシコのいわゆる“チリパウダー”がふんだんに使われた味を想像していたものの、どこかカレーのような味付けとなっている豚肉メニュー。
こちらも味自体は全然アリですが、ちょっと期待外れな感じを受けてしまいました。
【すたみな太郎】平日ランチ食べ放題「ホルモン&加工肉メニュー」8種を実食
続いては、ホルモン類と加工肉の8品。
取材後に写真を見返している時、「豚タンをここのカテゴリーに入れるのであれば、牛タンもここでよかったのでは……?」とついついセルフツッコミを入れてしまいましたが、その点はなにとぞご容赦ください!
ホルモン類と加工肉8品。左皿9時方向から時計回りに「牛レバー」「牛ホルモン(辛味噌)」「タン塩(豚)」「豚ハラミ(旨辛)」「牛ホルモン(塩)」、右皿9時方向から時計回りに「ハンバーグ」「ウインナー」「柔らかカルビ」(写真:スーパーマーケットファン) 牛レバー
味★★☆☆☆
食感★★★★☆
満足度★★★☆☆
計 ★9
※★15が最高スコア
この価格帯のレバーにありがちではありますが、ちょっとだけ臭みが気になる一品。
まわりをしっかり焼いた後、遠火で焼くとクリーミーな食感になり、独特の魅力が味わえるのですが、「そのぐらいの焼きだとちょっと怖いかも……」と友人は、かなりしっかり火を通していました(こちらも食べてみましたが、その場合食感が★2なので、計★7になります)。
牛ホルモン(辛味噌)
味★★★★★
食感★★★★☆
満足度★★★★★
計 ★14
※★15が最高スコア
牛のシマチョウと思われる部分が辛味噌ダレに絡んだ一品。これはあくまで筆者の持論ではあるのですが、シマチョウはお高い店でも、食べ放題でもあまりクオリティが変わらないため、食べ放題で屈指のお得感のあるメニュー。こちらも期待通りのおいしさでした。
ロースターの端でじっくりと焼く必要があるのは難点ですが、味自体はこれがいちばんのオススメです。
このカテゴリー、かつ今回の取材でベストだった「牛ホルモン(辛味噌)」(写真:スーパーマーケットファン) こちらもロースターの端でじっくりと火を通すため、食べ放題にあまり向いている食材ではないものの……(写真:スーパーマーケットファン) 焼きあがったときのプリプリ感、ジューシーさ、脂のうまみは群を抜いたおいしさです(写真:スーパーマーケットファン) タン塩(豚)
味★★★☆☆
食感★★★★☆
満足度★★★★☆
計 ★11
※★15が最高スコア
コリコリとした食感とシンプルなタンのおいしさが味わえる一品。正直、タンを食べたい場合、牛タンよりもこちらのほうが純粋においしさを楽しめると思います。
豚ハラミ(旨辛)
味★★★☆☆
食感★★★☆☆
満足度★★★☆☆
計 ★9
※★15が最高スコア
厚切りゆえのジューシーな味わいが楽しめるものの、こちらもちょっとだけ臭みが気になりました。ニンニクなどをたっぷりつけてご飯のお供にするといいのかも?
牛ホルモン(塩)
味★★★★☆
食感★★★★☆
満足度★★★★☆
計 ★12
※★15が最高スコア
安定のおいしさであるシマチョウの塩バージョン。これもハイレベルなおいしさですが、個人的には味噌ダレのほうがよりその魅力を味わえるように思います。
「牛ホルモン(塩)」もかなりおいしいのですが、やはり辛味噌ダレのものがよりそのおいしさを生かしているように感じました(写真:スーパーマーケットファン) ハンバーグ
味★★★☆☆
食感★★★★☆
満足度★★★☆☆
計 ★10
※★15が最高スコア
まったく期待していなかったものの、ロースターで焼くとジューシーな食感となり意外なおいしさがある一品。再訪した際にはいろいろな調味料を使った味付けを楽しむつもりです。
ウインナー
味★★★☆☆
食感★★☆☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★7
※★15が最高スコア
味自体は普通なものの、ロースターで焼くと魚肉ソーセージのようなふわふわ食感になってしまうのが個人的にはマイナス。ちょっとリピートはないと思います。
柔らかカルビ
味★★☆☆☆
食感★★☆☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★6
※★15が最高スコア
インジェクション肉(硬い肉に牛脂などの調味液を注射で注入し、人工的に霜降りのようなサシを入れた加工肉)的な味わいを想像してきたものの、ちょっと魚肉ソーセージ的な食感&チープな味わいでちょっとゲンナリ。子どもは好きな味わいなのかも……?
【すたみな太郎】平日ランチ食べ放題「鶏肉&その他メニュー」4種を実食
最後は、鶏肉とその他4品。
鶏肉&その他4品。皿9時の方向から時計回りに「照り焼きチキン」「焼用イカ」「鶏もも肉(塩)」「パリ皮七味」(写真:スーパーマーケットファン) 照り焼きチキン
味★★★☆☆
食感★★★★☆
満足度★★★☆☆
計 ★10
※★15が最高スコア
照り焼き風味のタレに漬け込まれた鶏肉。コクのある味とムチムチの食感はいいのですが、焼くのに時間がかかるのと、表面が焦げやすいのがちょっとネックです。
焼用イカ
味★★☆☆☆
食感★★★☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★7
※★15が最高スコア
焼く前はかなり生臭く、ちょっと食べるのに躊躇してしまう部分がある一品。焼くとちょっと臭いが軽減されますが、おいしくはないかな……というのが率直な感想です。
鶏もも肉(塩)
味★★☆☆☆
食感★★★★☆
満足度★★☆☆☆
計 ★8
※★15が最高スコア
シンプルな塩での味付けのせいか、比較的焦げにくくなっているものの、味わいもシンプルすぎる一品。これなら「照り焼きチキン」を食べたほうがいいと思います。
パリ皮七味
味★★★☆☆
食感★★☆☆☆
満足度★★☆☆☆
計 ★7
※★15が最高スコア
鶏皮に七味がついた一品。これは筆者の技術不足なのかもしれませんが、パリッとした食感に焼き上げようとすると焦げてしまい、それを避けるとぐにゃぐにゃの食感のままとなってしまったため、微妙な評価に。だれか上手な人に焼いてもらったら違うのかも?
【すたみな太郎】平日ランチ食べ放題、おすすめ肉ベスト3は?
以上、19品を食べ比べたところ、オススメベスト3は以下のようになりました。
1位 牛ホルモン(辛味噌) ★14
2位 ツーンと旨辛! わさびカルビ ★13
同率3位 アップルポーク ★12
同率3位 牛ホルモン(塩) ★12
※★15が最高スコア
全体的にちょっと辛口な評価となってしまいましたが、ほぼ2000円でこれだけさまざまなメニューが食べ放題になるのは純粋にお得感があるのは事実です。
また、一緒に行った友人は、焼肉だけでなくお寿司かカレー、から揚げなどの惣菜メニューも楽しんでおり、その圧倒的なバラエティの豊富さこそが、「すたみな太郎」本来の魅力であることを再確認しました。
コロナ禍での大量閉店以降、かつてほどの隆盛が見られなくなった同チェーンですが、今度もかつてのような勢いを取り戻し、“食のアミューズメントパーク”を多くの人が楽しめるようになってくれることを願ってやみません。
皆さんもぜひ、この記事を参考に「すたみな太郎」を楽しみ、筆者と一緒に食べて応援しましょう!
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