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- 2025/05/29 17:00
大ヒット「ビヨンド豆腐」新作はフォアグラ! 全4種食べてわかった「肩透かし」の味は?
相模屋食料株式会社が販売している「BEYOND TOFU(ビヨンドとうふ)」シリーズ。豆腐を超えた味わいを持つという同シリーズの商品4つをグルメライターが実食し、その実力を確かめた上で、アレンジメニューを考案してみました。
ビヨンドとうふ(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・大ヒット「ビヨンドとうふ」とは? 「フォアグラ」新登場
・「ビヨンドとうふ」どこで買える? 「ベルク」取り扱いあり
・「フォアグラのようなビヨンドとうふ」実食
・「うにのようなビヨンドとうふ」実食
・「白子のようなビヨンドとうふ」実食
・「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」実食
・「ビヨンドとうふ」おすすめ度:白子とフォアグラはかなりアリ!
・「ビヨンドとうふ」アレンジレシピ4つ
・「ビヨンドとうふ」は玉石混合! 今後に期待※2025年5月時点の情報です。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※価格は税込みです。大ヒット「ビヨンドとうふ」とは? 「フォアグラ」新登場
日本人にとって、おなじみすぎるといっても過言ではない食材のひとつである豆腐。味噌汁や鍋などでバイプレイヤーとして輝くほか、冷奴や湯豆腐など、自身がメインを張る料理でも大活躍する、まさにマルチロールな一品です。
そんな豆腐には、スタンダードな味付のもの以外にも、わさび風味のものや、しそ風味のものなど、さまざまな風味を付けられた商品が数多く販売されています。
そんな変わり種豆腐の中でも、一際異彩を放っているのが、群馬県の食品メーカーである相模屋食料株式会社が販売する「BEYOND TOFU」シリーズです。
2018年3月に“とうふを超えたおとうふ”をコンセプトとして販売が開始された同シリーズは、チーズのような食感を持った豆腐を皮切りに、2022年3月には「うにのようなビヨンドとうふ」(215円)を発売。
これが大ヒット商品となり、24年8月には「白子のようなビヨンドとうふ」(215円)も登場するなど、なかなかに攻めたフレーバーを送り出しています。
さらに、今年の4月には新たに「フォアグラのようなビヨンドとうふ」(301円)を販売開始。豆腐の可能性を追求するような商品を次々と販売しています。
「ビヨンドとうふ」どこで買える? 「ベルク」取り扱いあり
ベルク(写真:スーパーマーケットファン) さっそく、「ビヨンドとうふ」を購入しようと、近所のスーパーを回ってみたのですが、残念ながら見当たらず。
相模屋食料のお客様相談室に電話をかけ、取扱店について質問してみると、スーパーマーケットチェーンの「ベルク」と取引を行っており、同チェーンの店舗なら扱いがあるのではないかとの回答でした。
筆者の最寄りにある「ベルク」の店舗にこちらも電話で確認をしてみると、「フォアグラ」「うに」「白子」などの商品の取り扱いがあるとのことで、無事購入に成功。
なお、売り場の同じコーナーには、同じく相模屋食料が販売している「マスパルポーネのようなナチュラルとうふ」(193円)という商品も並んでいました。
興味を惹かれて同社の公式サイトで確認してみると、こちらは14年8月から販売された商品であるものの、現在では「BEYOND TOFU」シリーズ扱いになっているようです。あわせてこの商品も購入し、計4品の実力を確かめることにしました。
新商品「フォアグラのようなビヨンドとうふ」実食
「フォアグラのようなビヨンドとうふ」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) まずは新商品である「フォアグラのようなビヨンドとうふ」から実食。
パッケージを開けてみると、フォアグラっぽいフォルムと色をした豆腐に、トリュフソースが付いていました。
パッケージを取ったところ。トリュフソースが付いていました(写真:スーパーマーケットファン) ふたを開けたところ。ちょっと小さいな、というのが正直な感想(写真:スーパーマーケットファン) かなり柔らかく、ちょっと扱いが難しかったものの、パッケージの裏面で説明されていた通りに、フライパンにクッキングシートを引いて焼くことでソテーに成功。
トリュフソースをかけてみると、しっかりとしたコクのある風味に、トリュフソースの味が好相性でまさに絶品。
パッケージ裏面の説明通りにフライパンにクッキングシートを敷いて焼き上げ、トリュフソースをかけました(写真:スーパーマーケットファン) 強いて言えば、クリーミーさの質が脂質由来である本物のフォアグラに比べると少し異なり、その部分に豆腐を感じてしまいましたが、それでもかなりハイレベルな味わいだと思います。
「うにのようなビヨンドとうふ」実食
「うにのようなビヨンドとうふ」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) 続いては「うにのようなビヨンドとうふ」。
パッケージを開けると、うにっぽい匂いが漂い始め、期待感がかなり高まりましたが、結論から言えばちょっと肩透かしでした。
パッケージを開けたところ。ちょっとかぼちゃプリンっぽい見た目(写真:スーパーマーケットファン) こちらは特にソースなどはついていなかったため、めんつゆをかけて食べてみましたが、うにに似た風味は確かに感じる一方で、豆腐の味をかなり強く感じます。
めんつゆをかけて食べてみましたが、ウニの風味は感じるもののかなり豆腐の味が前に出てきていました(写真:スーパーマーケットファン) 味だけで見れば十分アリではありますが、「これはウニだ!」というテンションで食べることはかなり難しい気がします。
「白子のようなビヨンドとうふ」実食
「白子のようなビヨンドとうふ」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) 3番手は「白子のようなビヨンドとうふ」。こちらはポン酢が付いていました。
パッケージを開けたところ。こちらはポン酢がついていました(写真:スーパーマーケットファン) 今回購入した中では、豆腐で最も再現しやすそうな白子味のこちらは、期待通りに滑らかな食感と、白子らしい濃厚な味わいがベストマッチ。
豆腐の風味もありますが、それが白子の風味ときれいに合わさり、今回の4商品の中ではベストの味わい(写真:スーパーマーケットファン) 豆腐の味わいは少し感じますが、こちらが白子特有の雑味に近く感じるため、味わい、再現とともに、今回購入した中でベスト。今後もリピートしていこうと思います。
「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」実食
最後は急きょ購入することになった「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」。
「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) パッケージを開けたところ。チーズ感があまりにもない……!(写真:スーパーマーケットファン) こちらは何もソースなどはついていませんが、パッケージにオリーブオイルかはちみつをかけて食べるのをオススメされていたので、今回ははちみつをかけてみました。
パッケージにあった通りにはちみつをかけてみましたが、味も完全に豆腐。チーズ要素は一体どこに……!?(写真:スーパーマーケットファン) チーズっぽい風味があるのかなと思いだから口に入れてみると、圧倒的に豆腐すぎる味わいでビックリ。
チーズ要素がほぼ感じられず、豆腐にはちみつをかけただけの味となっていたため、思わず首を傾げてしまいました。“マスカルポーネのような”部分とは一体……!?
「ビヨンドとうふ」おすすめ度:白子とフォアグラはかなりアリ!
実食をしてみると、そこそこに当たり外れの要素が大きいように感じた「BEYOND TOFU」シリーズ。
筆者のオススメ度合いとしては、「白子」と「フォアグラ」はかなりアリである一方、「うに」はちょっと微妙、「マスカルポーネ」は普通の絹ごし豆腐でもいいのでは……と思ってしまった部分がありました。
最後に、筆者が試してみたくなったのは、「BEYOND TOFU」シリーズを使ったアレンジ料理。
相模屋食料の公式サイトにも、これらの商品を使ったさまざまなレシピが掲載されていますが、今回は筆者なりにアレンジした料理を4品紹介したいと思います。
「ビヨンドとうふ」レシピ①
絹かけ丼:かなりおいしい!「うにのようなビヨンドとうふ」は、かつて神奈川県横浜市にあった名店「御藩亭」の名物メニューで、小林銅蟲氏の料理漫画「めしにしましょう」(講談社)でも紹介された「絹かけ丼」に。
絹かけ丼(写真:スーパーマーケットファン) ご飯の上に湯葉で包んだうにを乗せ、その上からめんつゆのあんをかけるという一品です。
「湯葉が入ると、豆腐っぽい味が気にならなくなるのでは……」という思い付きからこちらのメニューを作りましたが、狙った通りに豆腐っぽさが消え、単品で食べるよりもかなりおいしく仕上がりました。
湯葉と合わせることで豆腐の味が気にならなくなり、かなりおいしい(写真:スーパーマーケットファン) 「ビヨンドとうふ」レシピ②
白子のムニエル:アレンジ料理でベスト!そのままでも十分においしかった「白子のようなビヨンド豆腐」は、シンプルに小麦粉を付けて焼き上げ、「白子のムニエル」に。
白子のムニエル(写真:スーパーマーケットファン) かなり柔らかかったため、「フォアグラのようなビヨンドとうふ」と同じくクッキングシートをフライパンに敷き、バターとともに焼き上げました。
バターと豆腐の濃厚なうま味に、サクサクとフワフワの食感が合いまった一品は、アレンジ料理でもベストのおいしさでした。
濃厚なうまみがありつつも、カリカリとフワフワの食感が合わさったこちらが、アレンジ料理でもベストのおいしさ(写真:スーパーマーケットファン) 「ビヨンドとうふ」レシピ③
パン耳のフロランタン風カラメリゼ マスカルポーネハニーソース添え:惜しい!「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」は、レモンを足したあとに蜂蜜と合わせてソースに。
パン耳のフロランタン風カラメリゼ マスカルポーネハニーソース添え(写真:スーパーマーケットファン) 焼いたパン耳をナッツとともにカラメリゼしたものと合わせ、「パン耳のフロランタン風カラメリゼ マスカルポーネハニーソース添え」に。
チーズ感はレモンによってかなりマシマシになりましたが、そのままだとやはり豆腐の風味も感じてしまうため、ティラミスやチーズケーキなどにしたほうがベターだったかもしれません。
レモンを入れるとかなりチーズ感が出るので、ティラミスやチーズケーキにしてもいいかも?(写真:スーパーマーケットファン) 「ビヨンドとうふ」レシピ④
フォアグラオムレツ:味わいは合格点まずは「フォアグラのようなビヨンドとうふ」を使った「フォアグラオムレツ」。
フォアグラオムレツ(写真:スーパーマーケットファン) 玉子3つにクリームを50ml入れた卵液をオムレツにし、形を整える前に豆腐を真ん中に投入。包んで焼き上げたあとについていたトリュフソースをかけたものです。
オムレツの中に入れることもあり、今回は横着をして焼かずに使ったのですが、巻き上げたあとに仕上げの火入れをしていると、豆腐から水分が出てしまったようで、オムレツがちょっと割れてしまいました……。
玉子の味わいを合わせることで、よりフォアグラっぽさが感じられて味は◎(写真:スーパーマーケットファン) 玉子が加わることで、よりフォアグラらしい風味を楽しめる上、オムレツとトリュフソースの相性が抜群であったこともあり、味わいは合格点でしたが、同じようにオムレツに巻く場合には、ちゃんと焼いたあとに加えることをオススメします。
「ビヨンドとうふ」は玉石混合! 今後に期待
そのままとアレンジ料理を試してみた「BEYOND TOFU」シリーズ。
こうした代替食品の常ではありますが、そのままで食べるよりも、料理の食材として使う事でより本来の食材に近い味わいが楽しめるように感じました。
今回食べた4商品については、玉石混交である点は否めないものの、高級食材を手軽な値段、かつヘルシーに味わえる商品を開発しよう! という試みを行う姿勢についてはぜひ応援したいというのが偽らざる本音です。
相模屋食料さんには、ぜひ今後もこうしたチャレンジ精神のある(ついでに味も良ければベストですが)商品を次々と開発していってほしいと思います!
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