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チェーン
- 2025/02/23 08:00
赤字続き【小僧寿し】、1貫60円「早春の大感謝祭」フェアのネタベスト3は? グルメライターが実食
「小僧寿し」の看板(写真:スーパーマーケットファン) かつては外食産業日本一となる年商を誇ったものの、近年では赤字続きの苦境に立たされている持ち帰り寿司チェーン「小僧寿し」。同チェーンが現在、週末限定でやっているフェア「早春の大感謝祭」で販売されている限定商品や、セール商品をグルメライターが購入し、その味を確かめました。
目次
・【小僧寿し】最盛期には国内2,000店舗
・【小僧寿し】1貫あたり約60円のフェア
・「大感謝盛」18貫を実食!
・ベスト3は、あずまにしき貝、焼サーモン、いかげそ
・手巻き寿司は「鉄火」がベスト
・【小僧寿し】かなりお得感が強い【小僧寿し】最盛期には国内2,000店舗
小僧寿し看板(写真:スーパーマーケットファン) KOZOホールディングスが運営する「小僧寿し」。持ち帰り寿司チェーンのはしりとして、かつては外食産業日本一となる売り上げを叩きだしました。最盛期には国内2,000店舗以上まで拡大し、一世を風靡したチェーンです。
しかし、近年は回転寿司など、競合チェーンが台頭したことにより失速。現在では全国143店舗(公式サイトによる)と、その数を大きく減らしいるほか、企業のIR情報をまとめているサイト「IR BANK」によれば、2021年12月期から24年12月期まで4期連続で純利益が赤字となるなど、苦境に立たされています。こうした苦境をはねのけようと言う企業努力の一環なのか、現在の「小僧寿し」では、多くの店舗で寿司以外に「かつてん」「からあげの中津家」というかつ丼や唐揚げのブランドを展開しています。
KOZOホールディングスとしては、21年に飲食チェーン「とり鉄」「とりでん」、22年にメキシカン・ファストフード「タコベル」を完全子会社化。多くのブランドを抱えています。
【小僧寿し】1貫あたり約60円「早春の大感謝祭」とは?
現在、小僧寿しは「早春の大感謝祭」フェアを開催中。このチラシを見た際、「そう言えば、『小僧寿し』の寿司ってどんな味だったっけ……」と興味を抱いた筆者は、最寄りの店舗でセールの対象商品を購入し、その味を確かめてみることにしました。
今回購入した4品(写真:スーパーマーケットファン) この「早春の大感謝祭」は、8~9日、15~16日、22~24日の週末3回にわたって開催。ラストとなる22日からの週は、月曜日の24日もフェアが行われているようです。フェア限定商品として「大感謝桶盛 40貫」(2399円)、「大感謝盛 18貫」(1078円)が販売され、手巻き寿司の「鉄火」「シーチキン」「納豆」がそれぞれ105円となるセールも同時に行われています。
通常メニューと比較すると、「大感謝桶盛 40貫」と同じく40貫入りの商品で最も安価なものが「和 4人前」の4255円。「大感謝盛 18貫」と同じ18貫の商品はメニュー表には見当たりませんでしたが、15貫入りで最も安価な「小僧 15貫」が1144円であることを考えると、ともに十分なお得感があるように思えます。
1貫あたりの値段で見ると、「大感謝桶盛 40貫」「大感謝盛 18貫」ともに約60円と、回転寿司と同程度の価格です。また、セールが行われる手巻き寿司3種の通常価格は一番安い「納豆」が151円、「シーチキン」が172円、「鉄火」にいたっては216円が105円と半額以下になることから、こちらのお得感もかなりのものだと言っていいでしょう。
【小僧寿し】大感謝盛 18貫を実食!
今回は「大感謝盛 18貫」と、手巻き寿司3種を購入することにしました。公式サイトによると、ネタはとろサーモン、バサ、たこ、いか、こはだ、玉子、えび、ねぎまぐろ、かにかまマヨ軍艦、シーチキン胡瓜軍艦、海鮮サラダ胡瓜軍艦、あずまにしき貝、まぐろ、焼サーモン、いかげそ、穴子の16種類。
確認してみると、まぐろといかが2つ入っているようです。
「大感謝盛 18貫」のふたを取ったところ(写真:スーパーマーケットファン) ガリとわさびがついていました(写真:スーパーマーケットファン) さっそく、フェア限定商品「大感謝盛 18貫」から実食していきたいと思います。
1貫60円であることから、豪華なネタは期待していませんでしたが、かにかまやシーチキン、海鮮サラダなどをネタとした軍艦握りから、チープな感じが炸裂しており、回転寿司ではこうしたネタを楽しむことの多い筆者としては、ちょっとワクワク感を抱いてしまいました。
食べてみると、まぐろなどは値段を考えればしっかりとおいしく、全体的にはかなり満足感の高いメニューと言えそうです。中でも、あずまにしき貝、焼きサーモン、いかげその3つのネタは、この価格帯の寿司に入っているものとしては、かなり出色に感じました。
軍艦のチープなネタにちょっとワクワク。シーチキンや海鮮サラダをさらにきゅうりでカサ増ししていく感じ、ステキですよね(写真:スーパーマーケットファン) まずはまぐろから実食。十分おいしいです。(写真:スーパーマーケットファン) あずまにしき貝(写真:スーパーマーケットファン) 焼きサーモン(写真:スーパーマーケットファン) いかげそ(写真:スーパーマーケットファン) ベスト3は、あずまにしき貝、焼サーモン、いかげそ
個人的なベスト3は、あずまにしき貝、焼サーモン、いかげそでした
とくに、一般的にベビーホタテなどの名前で出回っているあずまにしき買いは、ホタテと遜色ないおいしさで感動。再訪した際には、単品でたくさん頼みたいと思います。
一方、こはだは少し生臭さが気になってしまい、今回のネタの中ではワースト。これに関しては、もう少しきつく酢を効かせるなどしたほうがいいかもしれません。
なお、軍艦3つについても期待通りの味わいで、概ね満足でしたが、「かっぱ寿司」の「サラダ軍艦」の大ファンである筆者としては、「海鮮サラダ胡瓜軍艦」についても、ももう少しブラッシュアップしたおいしさにしてほしいというのが率直なところです。
こはだはちょっと生臭さを感じてしまって、16種類の中では一番微妙でした(写真:スーパーマーケットファン) 【小僧寿し】手巻き寿司は「鉄火」がベスト
続いて、手巻き寿司3本を実食します。
「鉄火」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。思った以上にちゃんとまぐろが入っています(写真:スーパーマーケットファン) 「鉄火」は、105円ということもあり、まぐろがかなり小さいかなと思っていたのですが、予想に反してかなりしっかりとした量が入っており大満足。値引き率のみならず、味でもこの3本の中でベストでした。
マグロという寿司にとってメインとも言える具を扱うものであることから、「小僧寿し」もかなり気合を入れている商品なのかもしれません。
「シーチキン」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。こちらはもう少し量が多くてもいいかも……?(写真:スーパーマーケットファン) 「シーチキン」は、味自体は間違いのないものでしたが、「鉄火」に比べるとちょっと具が少なく感じでしまいました。とはいえ、コンビニのツナマヨおにぎりと同じぐらいの量は入っていますし、手巻き寿司という性質上、おにぎりと異なり、どこを食べてもちゃんと具が入っているのが、個人的には食べやすくてプラスポイントです。
「納豆」のアップ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。ひきわり納豆なのが個人的にはナイスでした(写真:スーパーマーケットファン) 「納豆」は、ひきわりが使われており、粒のものよりもご飯と口の中で馴染みやすくなっているのがナイス。調べると、通常メニューには「いか納豆」というメニューもあるようです。
【小僧寿し】かなりお得感が強い
かなり久々に食べた「小僧寿し」の寿司メニューでしたが、少なくとも今回購入した価格であれば、かなりお得感の強いクオリティがあると感じました。
訪れた店舗では、寿司よりも「かつてん」や「からあげの中津家」をフィーチャーするパネルなどが多く見られているのが現状ですが、今回のフェアのように、メインである寿司のおいしさを打ち出すようなイベントについても、もっと注目していきたいと思います。
この記事で興味を持たれた方は、ぜひ「早春の大感謝祭」でお得に商品の数々を購入してみてくださいね!
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