【スーパーのパック寿司まとめ】「角上魚類」10貫1300円、「バロー」まぐろ握りなど9品実食！　ロピアの実力は？

手軽に寿司を食べたいときに重宝するのがパック寿司。スーパーで購入できるパック寿司を実食レビューでまとめます。

目次

・【角上魚類】「中トロ入10貫」1,300円
・【角上魚類】「角上恵方巻」800円
・【ロピア】「魚萬にぎり 6貫（うに・いくら入り）」1,069.2円
・【ロピア】「バラエティー肉寿司」839.16円
・【バロー】「まぐろ握り鮨盛合わせ」1,707円
・【イトーヨーカドー】「ご馳走まぐろ巻」754円
・【いなげや】「あじ軍艦」538.92円
・【しまむらストアー】「あじにぎり」260円
・【しまむらストアー】「いわしにぎり」

※価格は税込みです。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。

【角上魚類】「中トロ入10貫」1,300円

※2024年12月6日の情報です。

　原材料を見ると、ネタはまぐろ、真鯛、アトランサーモン、ほたて、えび、いか、いくらしょうゆ漬け、ねぎとろの8種類。

　中トロと真鯛が2貫ずつ、ほかのネタは1貫ずつ入っています。

　長さを測ると、4cmほどのシャリに7cmほどの中トロがのっていました。いただいてみると、滑らかなまぐろの身が口の中でとろけて至福！　筋が引っかかる感じもなく、まぐろの旨味と適度な歯ごたえが楽しめました。

　一般的な寿司チェーンで、このクオリティーの中トロに出会える機会はあまりないのではないでしょうか。しかも、この中トロが1貫ではなく2貫も入っているなんて！

　続いて、生のえびの握りをいただきます。口に入れると、えびの味が濃い！　適度な弾力もあり、新鮮さが伝わってきます。

　いくらの軍艦は、びっしりといくらがのっていて、味も最高！　回転寿司で、たまに弾力のないダラケ気味のいくらに出会うことがありますが、こちらはちゃんと「プチ！　プチ！」と弾けました。

　そして、ほかのネタもすべて魚介の旨味がしっかりと感じられ、大満足！　このおいしさで1,300円はかなりお得だと思います。

【角上魚類】「角上恵方巻」800円

※2025年1月31日時点の情報です。

　毎年2月の節分に恵方巻を販売している角上魚類ですが、24年の節分には全店舗で各種合計14.6万本以上を販売。販売数は年々増しており、23年度と比較して120％超えの販売点数となったそうです。

　25年は2月2日の節分に合わせて3種類を用意。店舗によっては1月31日まで予約を受け付けていて、店舗にも同日から並んでいます。

　恵方巻の発売日である31日、午前中に最寄りの角上魚類へ。予約していた「角上恵方巻（具材7種）　1本 800円」を購入しました。

　両はじに飛び出している具材も含めると、長さは約22cm。ボリュームたっぷり！

　両はじに飛び出している具材も含めると、長さは約22cm。ボリュームたっぷり！

　包丁でカットしてみると、美しい断面が登場。きつめに巻かれているので、具材がばらける気配がありません。具材は「まぐろたたき、かんぴょう、玉子焼き、サーモン、しいたけ、きゅうり、桜でんぶ」の7種。

　具材をチェックするため、太巻きをほどいてみると、サーモンがでかい！　新鮮なまぐろたたきもたっぷりと入っています。

　ガブっとかぶりつくと、具材の味や食感のバランスがパーフェクト！　甘めに味付けされたかんぴょうとしいたけが味のアクセントとなり、しょう油いらずでバクバクいけます。

　また、酢飯の加減もちょうど良く、のりの歯切れも非常にいいです。これは、年代問わず「食べやすい」と感じられるのではないでしょうか。

　ラインアップの中でもっとも安価な「角上恵方巻」でこれだけ感動できるということは、「『匠魅恵方巻』を食べたら私はどうなってしまうのかしら……」そんなことを考えては怖さを覚えるほどに、「角上恵方巻」のクオリティーの高さに感服しました。

　厄なんて一瞬で飛んでいってしまいそうなほど、縁起の良い味だった角上魚類の恵方巻。2月2日には売り場に大量に並ぶことが予想されるので、気になる方は足を運んでみては？

【ロピア】「魚萬にぎり 6貫（うに・いくら入り）」1,069.2円

※2025年3月13日時点の情報です。

　今回は、「魚萬にぎり 6貫（うに・いくら入り）」（1,069.2円）を20％引きの855.36円で購入。中トロ、うに、いくらが入ってこの価格は、かなりお得では？

　一般的のスーパーに比べ、にぎり寿司のサイズが大きいロピア。迫力のある見た目にテンションが上がります！

　ネタのラインアップは、本まぐろ、アトランティックサーモン、ぶり、ブランチうに、真鯛、ますいくらしょう油漬けの6貫。

　なお、“ブランチうに”とは、鮮度が良いうちに表面だけ最小限の湯通しをして、急速冷凍したうにのことだそうです。

　主役といえる中トロの長さは約8cmと大きめ。

　今回のパックの中でとびきりビッグに見えたのが、ぶり。測ってみると約12cm近くありました。大きい上に肉厚なので、食べ応えがありそう。

　まずは中トロから。1貫が大きいので、2口でいただきます。

　口に入れると、中トロはしっかりと厚みがあり、舌の上でとろけてまさに至福！　しっとり＆濃厚で、赤身より「大トロ寄り」といった印象です。

　うには、1貫に2腹のっていました。これも大きいので2口でいただくと、あまりの濃厚さに「うま～」と目を瞑ってしまった筆者。

　回転寿司店なら1貫400円ほどしそうなうに軍艦が、この価格のパック寿司に入っているとはびっくりです！

　このほかのネタも、“スーパーの惣菜”のクオリティーを超えたおいしさ！　特に大きなぶりは食べ応え抜群で大満足でした。

【ロピア】「バラエティー肉寿司」839.16円

※2025年3月30日時点の情報です。

　惣菜コーナーで見つけた新商品「バラエティー肉寿司」（839.16円）を紹介します。

　肉寿司は6種類7貫入っていて、さらに玉子焼きもついています。1貫あたりは100円ちょっと。　原材料名には、「ローストビーフ、味付牛肉、煮豚、味付成型牛タンスライス、ラックスハム」などとあります。

　それぞれの肉寿司にはタレやマヨネーズなどがあらかじめかかっているので、このまま食べられるのもうれしいポイントです。ロピアはシンプルな構成の惣菜が多い印象でしたが、こちらは繊細な手仕事が見えます。

　まずは、焼肉のカルビっぽいこちらを実食。上にはとろみのあるタレと白胡麻がかかっています。

　食べてみると、いわゆる「焼肉のタレ」の味でおいしい～。ただ、肉の裏側に硬い部分があって噛み切れず……筋でしょうか。

　気を取り直して、稲荷寿司にローストビーフがのっているこちらに注目します。油揚げとローストビーフの組合せは、和と洋が合わさり新鮮な感覚。

　ロピアのローストビーフは、薄切りのパックや「ローストビーフ寿司」で何度か食べていますが、しっとりとしていて安定のおいしさです。

　続いて、生ハムとマヨネーズのお寿司をいただいてみると、塩気と酢飯のバランスが良い感じ！

　なお、原材料名によると正しくは“ラックスハム”だとか。「阪急百貨店」の公式サイトによると、ラックスハムはドイツ式の生ハムで、イタリアやスペインの生ハムとは製法が異なるようです。

　ロピアのお弁当に入っていることが多いおなじみの玉子焼き。甘くてなめらかで子どもも好きな味です。

　煮豚のお寿司をいただきます。大人としては、トッピングの糸唐辛子がうれしいですね。

　煮豚は香ばしさが感じられ、甘いタレとの相性も良かったです。

　ロピア名物ともいえるローストビーフの握り寿司は2貫入っていました。オリジナルのタレがかかっていて、さっぱりとしているのでパクパクいけます。

　最後は、味付成型牛タンスライス、レモン、透明のタレがのったお寿司。牛タンの独特な風味とコリコリ食感が楽しめて、大満足の1貫でした。

　全種類食べてみましたが、まずこんなにたくさんの種類の肉寿司が1パックでいただけることに感謝！　そして、ネタごとにタレやトッピングが異なり、かなり手間暇かかっている印象でした。

　これが1貫100円ちょっとで食べられるのは、良コスパ！　個人的には、ローストビーフ寿司が特においしかったです。

【バロー】「まぐろ握り鮨盛合わせ」1,707円

※2024年6月24日時点の情報です。

　バローといえば、鮮魚コーナーのパック寿司。2024年3月にXで、バローのまぐろ寿司がハイクオリティーだと話題になったんですが、店側も積極的に“便乗”。「これがバズったあの寿司です！」とアピールしていました。

　バローの自信作「まぐろ握り鮨盛合わせ」10貫は1,707円（10％引きで1536円）。まぐろ3貫といくらやサーモンなどの握り盛合せ15貫も同じ金額です。

　午後7時という時間帯からおつとめ品になっていますが、見た目には変色も見られずおいしそう！

　まずはまぐろの握り寿司から。ネタが乾いている様子はまったくなく、美しくテラテラと輝いていますね。

　まずはねぎとろから口にすると、まぐろの上品な味わいが広がっておいしい。しゃりがちょっと硬くなっていて口あたりがいまいちなものの、問題があるほどではありません。

　続いて、中トロ。同行者と2人で「う〜〜〜ん！」と感じ入ってしまううまさ！　その後の大トロはもはや「肉」の存在感。口にすると脂がとろけてぜいたくな味わいです。

　臭みも後味の悪さもなく、スーパーで食べられるパック寿司のクオリティではありません！　きっと出来立て時に食べていたら、シャリの硬さもなくさらにおいしくいただけたでしょう。

【イトーヨーカドー】「ご馳走まぐろ巻」754円

※2025年2月1日時点の情報です。

　イトーヨカドーが、2月1日と2日に恵方巻を限定販売すると聞きつけ、さっそくチェックしてきました。店頭に並んでいた海鮮系2種類のうち、最安の「ご馳走まぐろ巻」ハーフ1本を購入。

　最安といっても、「本鮪中とろ」「めばちまぐろ」「まぐろたたき」と3種類のまぐろが使われていて、まぐろ好きにはたまりません。

　ハーフのサイズは9センチで、1人か2人で食べるのにちょうどいい大きさです。

　ふたを開けて見ると、まぐろの主張が強く、こぼれ落ちんばかりにはみ出しています。柵状のまぐろが3種類、目視できますね。

　店でもらったしょう油には「イトーヨーカドーこだわり寿司醤油」と書かれています。今回は、こちらを使っていただきます。

　恵方巻をカットしてみました。中トロ、めばちまぐろ、まぐろたたき、きゅうりがきれいに収まっています。

　一口でガブッと口にすると、中トロがとろける〜！　口の温度で脂が溶け出し、たたきと一体となりねっとり感が濃密！　3種のまぐろを使ったことでうまみがすごいです。またしても、ヨーカドーの寿司のクオリティに驚かされたました。

【いなげや】「あじ軍艦」538.92円

※2024年7月8日時点の情報です。

　いなげやは、1900年に東京都立川市の鮮魚商として創業。現在は首都圏1都3県で食品スーパー「いなげや」、ドラッグストア「ウェルパーク」を展開しています。

　鮭の切り身ひとつとっても、種類が豊富です。こちらは「あじの軍艦」5貫で538.92円。

　あじの身がふんだんに乗っていて満足感◎！　歯ごたえとうま味から新鮮さを実感できます。

【しまむらストアー】「あじにぎり」260円

※2025年3月4日時点の情報です。

　神奈川県平塚市を中心に11店舗を展開するご当地スーパー「しまむらストアー」。1950年（昭和25年）の創業で、湘南という立地から鮮魚の生きの良さや品揃えも定評があり、お惣菜や自社工場製造のパンも評判です。

　「地物」という文字がインパクトある「あじにぎり」、3貫260円です。5貫で432円のパックもあり、人気商品であることがうかがえます。

　「魚屋さんのにぎり寿司　しま極寿司」のシールにも期待が高まりますね。

　実食すると、アジが分厚い！　

　見た目以上にしっかりとした厚みがあり、口の中がアジでいっぱい。食感もしっかりしているので、一貫で満足度はかなりのものです。これが1貫86円ちょっとなんて衝撃！

　パック寿司といえば、人気鮮魚店「角上魚類」が間違いないと思ってきましたが、アジの握りに関してはしまむらストアーが圧倒的だと思われます。

【しまむらストアー】「いわしにぎり」

※2025年3月4日時点の情報です。

　京都産のいわしを使ったにぎりも食べたところ、しっとりしたいわしがとてもおいしく、これまた寿司への信頼が高まりました。