業界1位から転落【かっぱ寿司】が4期連続増収！　くら寿司派が食べて「嫉妬」のワケは？

食べ放題も開催するなど、最近精力的な動きが見られる「かっぱ寿司」。長らく足が遠のいていましたが、このほど久しぶりに食べてみました！

目次

・【かっぱ寿司】業界トップから転落も、4期連続増収！
・【かっぱ寿司】実際に行ってみた
・握り4貫、軍艦1貫を実食！
・黒みつ宇治抹茶プリン（400円）実食
・満足度◎！　かつてのネガティブイメージは払拭

※2025年5月15日時点の情報です。
※店舗によって価格とメニューは異なります。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

【かっぱ寿司】業界トップから転落も、4期連続増収！

　コロワイドグループが運営する回転寿司チェーン「かっぱ寿司」。1973年に長野県で創業、現在は295店舗を展開しています（2025年3月時点）。

　「東洋経済オンライン」22年10月6日付の記事によると、11年までは回転寿司チェーンでトップを走っていたかっぱ寿司ですが、スシローにその座を奪われてから、みるみると転落していったといいます。

　一方で、25年3月期の業績は売上高が前期比101.5％となり、4期連続増収。新規で8店をオープンしました。

　17年から定期的に行っている「食べ放題」は、25年から名称を「かっぱ寿司の食べホー」に変え、5月8日からは200店舗で提供中。約100種類のメニューが楽しめるとあって注目を集めています。

　ネット上では、そんなかっぱ寿司について「おいしくない」と「おいしくなった」の2つの意見が聞かれる、興味深い状況になっています。

【かっぱ寿司】実際に行ってみた

　牛丼チェーンの松屋が新業態として寿司チェーン「すし松」を展開するなど、今まで以上に回転寿司チェーンが盛り上がっている昨今。

　かっぱ寿司の様子が気になり、およそ15年以上ぶりに食べてみることにしました。

　店頭では、完売したフェアメニューのお知らせがあります。現在展開中の期間限定フェアは「大切り鮪祭り」（5月28日まで）です。

　発券機で指定された席に着くと、とても明るく清潔感のある店内で感激！　この店はオープンから日が浅いのかもしれませんが、テーブルも寿司レーンも隅のほうまでピッカピカ。内装のちょっとしたところのデザインがかわいく、なんだかカフェみたいです。

　現在は、全商品で赤酢を使ったシャリを提供しているそうです。期間限定キャンペーンは、先ほどの「大切り鮪祭り」、デザートは「日本橋榮太樓監修」のパフェなどがあります。

　デザートはほかにもフェアメニューがあり、かなりの充実ぶりで驚きです。

　今回は、フェアメニューを中心に実食していきます！

【かっぱ寿司】握り4貫、軍艦1貫を実食！

　テーブルにはしょう油が3種類と、わさび、穴子のタレがそれぞれパウチで用意されています。

　まず最初に大切り上赤身、期間限定のときあじ、やりいかゲソを一緒にオーダー。初めにアジが届いたので、食べていきます。

ときあじ　180円

　ネタのサイズは計測アプリで9センチ、シャリは5センチです。

　赤シャリは人肌でにぎり加減もほど良く、まろやかな酸味が上品。アジもおいしく、価格の180円相応と感じます。

大切り鮪上赤身　230円

　一貫で230円と回転寿司チェーンでは結構な強気価格の「大切り鮪」。真紅色が美しくうっとしますね。

　口にすると、しっかりとした厚みを感じるのに、とろける食感。赤身のうまみが余韻に残り、たまりません！　これはおかわりしたい一皿。

やりいかゲソ　170円

　期間限定メニューのげそ。コリコリしたげそとなめらかな身のバランスが良いです。2貫170円はコスパ◎。注文後、おかわりしようとしたら完売になっていたので人気のようです。

一貫〆いわし　140円

　定番のいわし。くら寿司派の筆者が同店で特にお気に入りなのはいわしなので、「かっぱ寿司のレベルはどうなんだろう？」と偵察気分でオーダーしてみました。

　結果、かっぱ寿司も上品な味わいで負けていません。口溶けが良いいわしで、赤シャリとのコンビネーションも◎。いわしのサイズとコスパはくら寿司の圧勝ですが、どっちもおいしい！

感動コーンかっぱ軍艦　130円

　メニュー表で見つけてしまったが最後。どうしても頭から追い出せなかった謎の品「感動コーンかっぱ軍艦」。普段、この手の寿司には手を出さないのですが、ネーミングに負けてオーダーです。

　コーンの乗った寿司を、薄切りきゅうりが囲っています。なぜきゅうりにしたのか？　すごい発想ですね。

　口にすると……おいしい！　マヨネーズと赤酢の酸味がコーンの甘みをグッと引き立てていて、きゅうりは瑞々しさと歯ざわりの良さを与えています。

　いやはや、「感動コーンかっぱ軍艦」の名に偽りなし。食べてみるものですね。

【かっぱ寿司】黒みつ宇治抹茶プリン（400円）実食

　日本橋榮太樓監修のプリンもいただきます。黒蜜が榮太樓による監修なんだそう。抹茶プリンの上に、ホイップクリームときなこ、黒蜜がかかっています。

　プルンとした弾力が強めの抹茶プリンと黒蜜が幸せのハーモニー。間違いないおいしさです。プリンの底にもカラメルのように黒蜜が入っているのがうれしいですね。　

【かっぱ寿司】満足度◎！　かつてのネガティブイメージは払拭

　今回、かっぱ寿司で実食したところ、そのおいしさに驚かされました。ちょうど赤酢の期間だったのはラッキーですが、通常時でのクオリティも期待できそうです。

　寿司のほか、豊富なデザートメニューはもちろん、お子さまメニューがくら寿司やはま寿司の比じゃないほど展開されているのには、くら寿司派の筆者は思わず嫉妬。特に、キューピーの離乳食まで販売しているのには心から感動です。

　「かっぱ寿司はおいしくないのでは？」と思っている人こそ、実際に食べたら逆にショックを受ける可能性すらある、現在のかっぱ寿司。平日昼12時の店内は、単身者からグループ客まで大勢のお客さんで賑わっていたので、もはやかつてのネガティブイメージは払拭されているようですね。

　筆者は、次に食べ放題にチャレンジしてコーンをたんまり食べるぞ！　と決意している次第です。