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チェーン
- 2025/02/28 17:00
【七宝麻辣湯】「人気&おすすめトッピング」4種、栄養士が1位に選ぶ「極薬膳・強壮アレンジ」とは?
七宝麻辣湯の外観(写真:スーパーマーケットファン) 薬膳スープ春雨専門店「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」。スープの辛さやトッピングを自分好みにカスタマイズできる点が人気を集めています。そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、お店の特徴やおすすめを教えてもらいました。
目次
・麻辣湯の栄養素的な特徴
・【七宝麻辣湯】の印象と特徴
・人気おすすめアレンジ①青梗菜・キクラゲ・トマト、スープ0番「白湯」(極薬膳・強壮アレンジ)
・人気おすすめアレンジ②パクチー・豚肉・パプリカ、スープ1番「ピリ辛」(トムヤムアレンジ)
・人気おすすめアレンジ③高菜・小松菜・イカ団子、スープ5番「極辛」
・人気おすすめアレンジ④ニラ・まいたけ・餃子、スープ2番「中辛」
・【七宝麻辣湯】人気トッピング&アレンジ 管理栄養士が選ぶおすすめ1位
麻辣湯の栄養素的な特徴
――麻辣湯の栄養素的な特徴を教えてください。また、食べる際に気を付けるべきポイントはありますか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 麻辣湯は、中国発祥のスープ料理で、四川料理の代表的な味である「麻(マー)=しびれる辛さ」と「辣(ラー)=唐辛子の辛さ」を特徴とするスパイシーなスープに、好みの具材を入れて楽しむ鍋料理の一種です。野菜やお肉、魚介類など色々な食材が入っている分、バランスよく栄養を摂れるメニューだといえますね。
気をつけるポイントは、塩分が多めになりやすい点です。スープはすべて飲まずに、味わう程度にすると、塩分の摂取を抑えられます。また、唐辛子や花椒などの刺激が強いため、胃腸が弱い方は辛さを控えめにすると良いでしょう。
――おすすめのトッピング(具材)を教えてください。
猪坂 野菜は加熱によって細胞壁が壊れて、中の栄養素が吸収されやすくなるため、麻辣湯のようなスープメニューのトッピングとしておすすめです。例えば、にんじんに含まれているβカロテンや、トマトに含まれるリコピンなどは、加熱することで吸収率が高まることがわかっています。
また、「野菜からビタミンやミネラル、食物繊維をしっかり摂りたい」と思っても、野菜はかさ高いので、サラダなどの場合は実はあまりたくさんの量は摂取できていないことが多いです。その点、スープなら加熱することでかさを減らすことができるので、キャベツや白菜、水菜、もやしなどのカサがある野菜もおすすめです。
【七宝麻辣湯】の印象と特徴
――七宝麻辣湯の印象と特徴を教えてください。
猪坂 自分好みにトッピングをカスタマイズできる点が魅力です。スープの辛さやベースの種類を選べるので、辛いものが得意でない方でも楽しめますね。スープのアレンジもオプションとして可能なので、飽きずに色々な味を試していくことができるでしょう。
――七宝麻辣湯では春雨を中華麺に変更できますが、違いはありますか?
猪坂 春雨は、じゃがいもや緑豆、さつまいもなどのでんぷんを原料として作られているため、たんぱく質や脂質はほぼ含まれず、炭水化物メインの食品です。ただし水で戻すと4〜5倍に膨らむため、中華麺と比べるとカロリーは40%ほど低くなります。摂取カロリーを抑えたい人に向いていますね。
一方の中華麺は小麦を主な原料としており、春雨よりもたんぱく質や食物繊維などの栄養が多く含まれます。栄養補給を重視したい人におすすめです。
【七宝麻辣湯】人気おすすめアレンジ①
青梗菜・キクラゲ・トマト、スープ0番「白湯」(極薬膳・強壮アレンジ)
――さまざまな組み合わせが楽しめる「七宝麻辣湯」ですが、公式では4種類の「人気トッピング&アレンジ」がおすすめされており、スープの辛さも「0~5番」で指定できます。
その中からまず、青梗(チンゲン)菜・キクラゲ・トマト&0番「白湯」(極薬膳・強壮アレンジ)について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 胃腸を整えながら栄養をしっかり補給できそうな組み合わせですね。青梗菜にはビタミンCやβカロテンが豊富で、免疫力向上や美肌効果が期待できます。キクラゲは鉄分が豊富で、同じく多く含まれる食物繊維は腸内環境を整えてくれます。トマトには、抗酸化作用のあるリコピンやβカロテンが豊富に含まれるため、細胞の老化予防が気になる人におすすめです。
極薬膳・強壮アレンジでは、消化促進や滋養強壮などの効果が期待できる、薬膳や漢方素材を追加できます。胃の調子を整えたい人に向いているでしょう。
【七宝麻辣湯】人気おすすめアレンジ②
パクチー・豚肉・パプリカ、スープ1番「ピリ辛」(トムヤムアレンジ)
――パクチー・豚肉・パプリカ&1番「ピリ辛」(トムヤムアレンジ)について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 タイ料理の要素を取り入れた、ビタミン豊富な組み合わせですね。彩り豊かなパクチーやパプリカからは、βカロテンやビタミンCなどの抗酸化成分を摂取できます。免疫力低下防止に役立ちますね。また豚肉にはビタミンB1が豊富で、疲労回復に効果的です。
トムヤムアレンジは酸味と辛味が効いており、食欲増進効果があります。疲れている時や、すっきりした味わいを楽しみたい方におすすめです。
【七宝麻辣湯】人気おすすめアレンジ③
高菜・小松菜・イカ団子、スープ5番「極辛」――高菜・小松菜・イカ団子&5番「極辛」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 辛さをしっかり楽しみながら、鉄分やミネラルを補える組み合わせです。発酵野菜の高菜は乳酸菌が含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。小松菜には鉄分やカルシウムが豊富ですので、貧血予防を意識している人にもおすすめです。イカ団子に使用されているイカに含まれる「タウリン」は、肝機能をサポートしてくれます。お酒をよく飲む方は積極的に摂取すると良い栄養素ですね。
スープは「極辛」ですとかなりの辛さになると思いますので、胃腸が弱い方には刺激が強すぎるので注意が必要です。
【七宝麻辣湯】人気おすすめアレンジ④
ニラ・まいたけ・餃子、スープ2番「中辛」――ニラ・まいたけ・餃子&2番「中辛」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 スタミナ食材を取り入れた、エネルギー補給に最適な組み合わせです。ニラにはビタミンA・C・Eが豊富に含まれているので、免疫力を高める効果が期待できます。また、まいたけに含まれる「βグルカン」も免疫機能をサポートしてくれます。風邪などが流行る今の時期には嬉しい栄養素ですね。
餃子はたんぱく質・炭水化物・脂質のバランスが良い食品ですので、満足感を得られると思います。辛さの方は「中辛」なので、適度な刺激を楽しめるでしょう。
管理栄養士が選ぶ
【七宝麻辣湯】人気トッピング&アレンジ おすすめ1位――栄養面を踏まえて猪坂先生なら、公式アレンジのどれを選びますか? また、七宝麻辣湯の小皿料理を追加するとしたら何にしますか?
猪坂 個人的には、「青梗菜・キクラゲ・トマト&0番 白湯&極薬膳・強壮」を選びます。薬膳や漢方系の食材は、普段自宅でたくさんの種類を常備するのが難しいため、こういった機会にさまざまな食材を摂取できるのは嬉しいですね。
小皿料理では、「ピータン」や「ラムパクチー」など、たんぱく質がしっかり摂れるメニューを追加したいです。麻辣湯だけではたんぱく質が不足しがちなので、小皿料理を組み合わせてバランスを整えたいところです。
「七宝麻辣湯」はカスタマイズの幅が広く、好みに応じて具材やスープを選べるのが魅力ですね。ぜひ、自分にぴったりの組み合わせを見つけてみてください!
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