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- 2025/10/10 12:00
関東で消滅?【ダイエー】買い物したら「なぜ閉店?」の満足度!486円「絶品ピザ」に感激
現在はイオングループとなっている「ダイエー」ですが、このところ関西方面で閉店が相次いでいます。関東では、ダイエーが消滅するとも伝えらえていますが、実際に店舗で買い物をして現在の様子をチェックしてきました。
ダイエー下北沢店が入るビル(画像:スーパーマーケットファン) 目次
・【ダイエー】関西で閉店相次ぐ、関東から撤退
・【ダイエー】行ってみた! 目立つ売り場は?
・【ダイエー】「ごろっと彩り野菜のカレーピザ(ハーフ)」(486円)実食
・【ダイエー】「紅はるかスイートポテト(カスタード入り)」(267.84円)
・【ダイエー】マックスバリュ関東に変わっても、商品は残して!※2025年10月7日の情報です。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。【ダイエー】関西で閉店相次ぐ、関東から撤退
2015年にイオンの完全子会社となったダイエー。90年代半ばは売上高が2兆円に達していたものの、2000年代から業績が悪化し、14年2月期まで赤字が続き、イオンに完全買収されました。
ダイエーが運営する総合スーパーは「イオンフードスタイル」に転換され、「ダイエー」の名前は食品専門スーパーの屋号になっています。
買収に伴い、関東エリアと関西エリアに事業を集中していましたが、25年に入ってから閉店が相次いで報じられています。
2月に大阪府の西宮店、兵庫県の新在家店、7月に同府曽根店、8月に千葉県のいちかわコルトンプラザ店、9月に同府和泉店、10月に兵庫県の塚口店と立て続けに閉店を迎え、来年1月にも埼玉県の東川口店が40年間の営業を終了するとのことです。
ダイエーに関して8月にイオンが発表した経営方針によると、26年3月から、関西では同傘下のスーパー「光洋」をダイエーに統合し、関西におけるスーパー事業を集約するとのこと。
関東では、イオン系スーパー「マックスバリュ関東」等にダイエーの関東事業を経営統合。関東店舗の運営から撤退となります。
これらにより、ダイエーは関西エリアのみの店舗を運営することになり、ネット上では「関東でダイエーが消滅するのでは」といった推測が上がっています。
【ダイエー】行ってみた! 目立つ売り場は?
ダイエーの下北沢店へやって来ました。2011年にダイエーの都市型スーパー「foodium下北沢」としてオープンし、22年3月にダイエーにリニューアルした店舗になります。
ダイエーのロゴ(写真:スーパーマーケットファン) 商業ビルの地下1階、地上1階フロアがダイエーになっています。
地下は生鮮食品、冷凍食品、日用雑貨など。1階は惣菜や弁当などがメインの構成です。今回は1階をチェックしていきます!
1階に入店してすぐ目に入るのが、「ディーズベーカリー」というインストアベーカリーのコーナー。食パンを模した看板は、店外からも目に入るほど目立ちます。
1階に入店してすぐの場所はベーカリーコーナー(写真:スーパーマーケットファン) 後から調べたところ、21年にディーズベーカリーの公式サイトが誕生しているので、その頃に立ち上がったブランドと思われます。
昨年4月に利用した海老名店では見かけなかったので、公式サイトを確認すると、一部店舗では展開していないようです。一方で、イオンフードスタイルで取り扱われるケースもあったよう。
目視できる範囲にパンの焼き場は見られませんが、ラベル表示をチェックするとちゃんと店内で製造しています。
惣菜パンのほか、ドーナツ、スイートポテト、マフィンやパイといった甘いものも豊富にそろっていて、目移りするラインアップ! 足を止める人も多い人気コーナーです。
スイートポテト(写真:スーパーマーケットファン) 少し離れたところに、低糖質パンのコーナーも。ディーズベーカリーオリジナルです。
スーパーのインストアベーカリーで低糖質も対応しているのは珍しく感じます。
低糖質パンのコーナー(写真:スーパーマーケットファン) 「70%糖質オフのレーズンパン」(写真:スーパーマーケットファン) 惣菜売り場は、店内調理品をメインにとても見やすく、選びやすく置かれているのが印象的。通路も広めなのでストレスフリーなのがありがたいです。
スーパーではすっかり定番になったピザもあります。
おなじみのマルゲリータのほか、大きめカットの野菜がゴロゴロトッピングされているカレーピザは、なかなかほかでは見られません。
ピザのポップ(写真:スーパーマーケットファン) 「ごろっと彩り野菜のカレーピザ(ハーフ)」(486円)(写真:スーパーマーケットファン) 惣菜・お弁当は和洋中と一通りそろった安心のラインアップ。単身者か2人世帯にちょうどよい量で展開されていますが、下北沢駅前という立地も関係しているのでしょう。
どれを購入しようかと、かなり逡巡していたところ、店員さんが調理品を持って補充を始めました。出来立ての酢豚は、つやつやでほかほかでおいしそう!
「お肉が美味しい黒酢酢豚」(429.84円)(写真:スーパーマーケットファン) 午後3時ですが、惣菜コーナーはほどよく賑わいがあり、単身の高齢者やベビーカー同伴の女性、2人組の中年女性の姿が見られます。
【ダイエー】「ごろっと彩り野菜のカレーピザ(ハーフ)」(486円)実食
今回購入したピザ、「ごろっと彩り野菜のカレーピザ(ハーフ)」を実食します。
店頭ではホールサイズの販売が見当たらず、ハーフサイズを購入しました。直径26cmのハーフになります。
「ごろっと彩り野菜のカレーピザ(ハーフ)」(486円)(写真:スーパーマーケットファン) 購入の決め手となったのは、大きめカットの野菜が惜しげもなくトッピングされているから。
価格はハーフサイズで486円とオーケーやロピアと比べると二の足を踏みますが、味のほうはどうなんでしょうか? カロリーは4切れで536キロカロリーです。
カロリーは4切れで536キロカロリー(写真:スーパーマーケットファン) フタを開けると、カレーのソースと野菜の彩りがおいしそう!
良い具合に焼き目のついたチーズがそそる(写真:スーパーマーケットファン) 温めずに、そのまま1切れいただきます。
まず、オクラの歯触りがとても良くて衝撃! なすはジュワッとジューシーでとろけて、野菜はすべて火の通りが完ぺきです。「どうしてこんなに野菜をおいしくできるの?」と感激しながら、食べ進めてしまいます。
カレーソースと野菜の相性はもちろん抜群。辛くないので、子どもと一緒に味わえます。
生地もおいしい(写真:スーパーマーケットファン) 生地はほんのり塩味もあり、モチモチで食感が最高。
いわゆるピザで想像する生地よりもフォッカチオのような食感で、満足感はありながら軽めの口当たりです。筆者のようにハンドトス好きは、ぜひ試してみてほしい!
温めて食べると、野菜がさらにとろける口当たりでまさに絶品。ダイエーに行った際はぜひ試してもらいたい一品です。
【ダイエー】「紅はるかスイートポテト(カスタード入り)」(267.84円)
店内ベーカリーのディーズベーカリーで購入した「紅はるかスイートポテト(カスタード入り)」です。
「紅はるかスイートポテト(カスタード入り)」(267.84円)(写真:スーパーマーケットファン) 店内ポップによると、カスタードと紅はるかの2層仕立てで、ほんのりした甘みが特徴とのことです。
カロリーは242キロカロリー。原材料についての但し書きを見ると、さつまいも中、紅はるかの使用は54%とのことです。
原材料など(写真:スーパーマーケットファン) 計量すると106.5gあり、手にするとずっしりした重量を感じます。断面は3層になっていて、土台のさつまいもの上にカスタード、その上にペーストが乗っています。
さっそく一口いだくと、思ったよりも素朴な甘さ! 噛むほどに甘さが感じられます。
一方でカスタードの甘さは感じられず、口の中になめらかな食感はあるものの、油脂感が強く、味のしないマーガリンのような印象を受けます。
3層構造。食べるとカスタードにびっくり(写真:スーパーマーケットファン) いったい、自分はなにを食べているんだろう……と不思議になりながら原材料を見ると、「カスタード風味フラワーペースト」との表記がありました。
土台のさつまいもはボソボソで口に残るのも、ちょっと残念。リピ買いはしないと思います。
【ダイエー】マックスバリュ関東に変わっても、商品は残して!
ダイエーの基本理念(写真:スーパーマーケットファン) 今回、下北沢店で買い物をして、昨年利用した海老名店と比較すると、まるで異なるスーパーの印象を受けました。
精肉などの自社ブランドの取扱は変わりないものの、店内の清潔感やインストアベーカリーや惣菜売り場の構成は下北沢店のほうが華やかです。
今後、関西で展開される新生ダイエーもこんな雰囲気なのかな? と想像ができるものでした。
関東ではダイエーがマックスバリュ関東に変わるのではないかと推測されています。今回実食した商品の中にはかなり魅力を覚えるものがあったので、ダイエーが開発してきた品も、売り場で共存することを願っています。
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