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スーパー
- 2025/08/25 12:00
肉が圧倒的に安い!激安スーパー【フーコット】買い物して驚いた「10年前のような価格!」
株式会社ヤオコーが運営するディスカウントスーパー「フーコット」。その安さを体験すべく、グルメライターが同チェーンを訪れ、気になった商品を購入し実食してみました。
「フーコット」の店舗外観(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・【フーコット】ヤオコー系列のディスカウントスーパー
・【フーコット】もしかして人気ない? 人がまばら
・【フーコット】惣菜コーナーで5品を購入
・【フーコット】こだわりカレーのポテマヨピザ(538円→463円)を実食
・【フーコット】まぐろたたき巻(290円→214円)を実食
・【フーコット】チキンナゲットパン(130円)を実食
・【フーコット】あじ大葉フライ(321円→289円)を実食
・【フーコット】さっくりミルクドーナツ(321円→290円)を実食
・肉類は「10年前ぐらいに戻った?」と思ってしまうほどの安さ
・【フーコット】名前に恥じない圧倒的なコスパの良さ!
※2025年8月21日時点の情報です。
※価格はすべて税込みです。【フーコット】ヤオコー系列のディスカウントスーパー
ヤオコー(写真:スーパーマーケットファン) 株式会社ヤオコーは、スーパーマーケットチェーン「ヤオコー」195店舗を中心とし、グループ全体で239店舗(公式サイトによる、2025年3月末現在)を関東一円に展開する企業です。
同社の展開するスーパーは、豊富なPBなど数多くの魅力で消費者の人気を集め、業績は右肩上がり。2025年3月期の決算によると、営業収益は前年同期比で18.9%増となる7364億円、営業利益は同じく前年同期比で13.9%増の334億200万円(13.9%増)と、その好調ぶりを見せつけています。
10月からは株式会社ブルーゾーンホールディングスを立ち上げて持ち株会社制に移行することを発表し、さらなる業務拡大を図ろうとしている同社。そんなヤオコーグループの新たな業態として注目を集めているのが、ディスカウントスーパーの「フーコット」です。
2021年8月に埼玉県飯能市で1号店がオープンした同チェーンは、「Food cost performance market(費用対効果に優れる食品市場)」が名前の由来で、「圧倒的な安さと鮮度、品揃えで満足できる店」というキャッチフレーズを掲げる食品スーパー。
現在埼玉県に4店舗、東京都に1店舗と数こそ少ないものの、その圧倒的な安さが各メディアで「激安スーパー」としてたびたび紹介されるなど、人気を獲得しつつあります。
【フーコット】もしかして人気ない? 人がまばら
「ヤオコー」を愛してやまない筆者ですが、最寄りの店舗が少し遠いこともあり、「フーコット」にはまだ行ったことがありませんでした。
しかし、店舗付近に住む友人と会話していた際、「一度は行ってみたほうがいい!」と“激推し”されたことをきっかけに、そのお得さを確かめるべく、店舗を訪れてみることにしたのです。
さっそく、最寄りの店舗に向かってみました。午後6時に訪れましたが、店内の人数は予想ほど多くなく、むしろまばらと言ってもいいぐらいの入り。
入口付近に大量に並んだカートは「コストコ」や、同じく埼玉を中心に展開するスーパーチェーン「ベルク」のディスカウントスーパー版である「クルベ」などを思い起こさせる感じがありましたが、「あれ? 普通のスーパーだとピークとは言わないまでも結構混む時間だけど、もしかして人気ないのかな?」と思ってしまいました。
入口付近に置かれた大量のカート。ディスカウントスーパーではおなじみの光景です(写真:スーパーマーケットファン) いざ買い物をしようとカートを引いて入口付近の青果コーナーに行くと、営業時間は午後7時までというパネルが置かれているのを発見。
閉店まで1時間を切っているからか、同コーナーには売り切れとなった商品もそれなりに多く見られました。
営業時間は19時までと比較的短めでした(写真:スーパーマーケットファン) ここは、もう少し早い時間に来る人が多いということかもしれません。なお、店内の各所に貼られていたパネルには、現金払いのみ対応で、カードやギフト券などは使えないとの注意が書かれていました。
現金払いにしか対応していない旨が書かれたパネルが多く貼られていました(写真:スーパーマーケットファン) こうしたディスカウントスーパーではよくあることですが、買い物に行く際には留意する必要があるでしょう。
【フーコット】これだけ買って1386円!
その後、店内を巡って気付いたのは、「ヤオコー」における「Yes!」シリーズのようなプライベートブランド商品は置かれていないということ。
総菜コーナー以外の商品は、メーカー品のみを取り扱っているようです。そのため、今回は「フーコット」独自の魅力を確かめるべく、総菜コーナーから以下の5品を購入しました。
今回購入した5品(写真:スーパーマーケットファン) ・こだわりカレーのポテマヨピザ 538円→463円(税込み/以下同)
・まぐろたたき巻 290円→214円
・チキンナゲットパン 130円
・あじ大葉フライ 321円→289円
・さっくりミルクドーナツ 321円→290円閉店時間が近いということもあってか、惣菜コーナーにあった商品の多くはサービス品として値引きされている状況。もとからお得感の強い値段にもかかわらず、さらにお買い得に購入することができました。
これだけ買って合計1386円というのは、ちょっと考えられないコスパの良さではないでしょうか。営業時間の長い一般的なスーパーですと、18時台ではまだ値引きされていないことも多いため、この時間にお得に惣菜を購入したい場合には、かなりアリな選択肢と言えそうです。
【フーコット】こだわりカレーのポテマヨピザ(538円→463円)を実食
「こだわりカレーのポテマヨピザ」のふたを開けたところ(写真:スーパーマーケットファン) オーブンで温め直して切り分けました。カレーに鰹節のような旨味が効いており、ちょっと独特の味わいです(写真:スーパーマーケットファン) 帰宅後、購入した5品を実食していきます。まず「こだわりカレーのポテマヨピザ」は、かなり大きめのホールピザ。
今回は値引きされた状態で購入しましたが、通常の価格でも500円台と、かなりお得感が強い商品です。
カレーソースとチーズやマヨネーズをベースとして、ポテトサラダやベーコンが具に入った、いかにもパワフルな味わいを想起させる見た目ですが、実際はカレーソースから鰹節のような強い旨味を感じる独特な味わいでちょっとビックリ。
とはいえ、純粋な評価としてはかなりおいしいので、今後も見かけたらリピートしていこうと思います。
【フーコット】まぐろたたき巻(290円→214円)を実食
「まぐろたたき巻」のふたを開けたところ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。ちょっとまぐろたたきの量がさびしい気もしましたが、値段を考えれば十分すぎるほどおいしいです(写真:スーパーマーケットファン) 続いては「まぐろたたき巻」。皿からはみ出るほどの長さと、外側にまぐろたたきがたっぷりとついていたこともあり、かなりワクワクしながら写真を撮りましたが、切って断面を見てみると、まぐろの量が思ったよりもさびしい感じでちょっとガックリ。
とはいえ、味はしっかりと楽しめるレベルで、今回のように安売りしている状況であれば十分にお得だと思います。
【フーコット】チキンナゲットパン(130円)を実食
「チキンナゲットパン」の包装を取り、皿に乗せたところ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。弾力強めのナゲットとケチャップの組み合わせは、期待通りの味わいでした(写真:スーパーマーケットファン) 今回購入したなかで唯一値引きされていなかった「チキンナゲットパン」は、「フーコット」のオリジナル商品ではなく、山崎製パンのグループ会社である株式会社サンキムラヤの商品でした(確認不足ですみません!)。
味わいの方はふわふわのパンと弾力強めのチキンナゲット、ケチャップの組み合わせで、誰もが想像する通りの味わい。130円ならかなりアリだと思います。
【フーコット】あじ大葉フライ(321円→289円)を実食
「あじ大葉フライ」のふたを開けたところ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。ちょっと大葉の香りが飛んでいたのが残念かも……?(写真:スーパーマーケットファン) 「あじ大葉フライ」は。小ぶりのアジフライが6枚入っていました。衣とアジの間に大葉がはさまっていましたが、大葉の香りはかなり飛んでしまっており、ほぼ普通のアジフライだったのがちょっと残念。
取材での実食後、余ったものをオーブントースターで温め直したところ、大葉の香りはさらに飛んでしまったものの、衣がサクサクとなり、こちらのほうがおいしかったので、温め直して食べるのが個人的にはオススメです。
【フーコット】さっくりミルクドーナツ(8個321円→290円)を実食
「さっくりミルクドーナツ」を袋から4つ取り出し、皿に乗せたところ(写真:スーパーマーケットファン) 断面。素朴な甘さと、まさにさっくりとした食感の生地が懐かしい味わいでした(写真:スーパーマーケットファン) 最後は「さっくりミルクドーナツ」。こちらは1袋8個入りで、値引き後の値段では1個あたり36円程度と今回商品の買った商品の中でも屈指のコストパフォーマンスの商品です。
自然な甘さと、名前通りのさっくりとした生地の食感が、懐かしさを感じさせる素朴なおいしさで、みんなが好きな基本のドーナツという表現がぴったりの味わいでした。
ただ、口の中の水分がかなり奪われるところがあったので、コーヒーなどと合わせるのが、最もおいしく食べる方法だと思います。
【フーコット】肉類は「10年前ぐらいに戻った?」と思ってしまうほどの安さ
筆者が個人的な買い物として買った9商品(写真:スーパーマーケットファン) なお、今回の取材で、筆者は個人的な買い物として9商品を購入。
まず肉類は「牛肩ステーキ用」がグラム182円、「豚ロース切り身」がグラム85円、「若鶏手羽元 大」が47円と、「あれ? もしかしてタイムスリップして10年前ぐらいに戻った?」と思わず思ってしまうほどの安さ。
本当に偶然なのですが、この3種類の合計価格が1386円と、取材で買った5品と同じになり、ちょっとしたミラクルを感じてしまいました。
肉3種で作ったステーキ、ポークソテー、手羽元のレモンペッパー煮。今度行くときは大量に買い込もうと思います!(写真:スーパーマーケットファン) そのほかの商品も、「大人の紅茶 ストレートティー」は106円、「大人の紅茶アップルティー」は117円と、こちらも一般的な価格よりも20~30円ほど安価。
さらに、筆者がいつも最寄りの「ヤオコー」で購入している関越物産の「寒天デザート」シリーズも、そちらでは108円のところ「フーコット」では74円と、思わず「やっすい!」と声が出てしまう値段でした。
「茶匠伝説 緑茶」に関しては106円。こちらはヤオコーのプライベートブランドの「Yes!」シリーズとして販売されている「掛川緑茶」(96円)のほうが安く、飲み慣れているため、後者の方がおいしく感じてしまったのが唯一の残念ポイントでしたが、それでも一般的には十分にコスパのいい商品であることは確かでしょう。
こうした相場よりもかなり安めな商品を目当てにする場合、多少店舗から遠いところにお住まいの方でも、大量に買い込む分には十分にお得感を味わうことができるのではないでしょうか。
筆者も再訪する際には、キロ単位でお肉を買い込んでいこうと思います!
【フーコット】名前に恥じない圧倒的なコスパの良さ!
「Food cost performance market」の名に恥じない、圧倒的なコスパを誇る商品が多かった「フーコット」。筆者の住まいからはちょっと距離があることを考えても、その安さは十分魅力的に感じました。
現在は5店舗しかない同チェーンですが、このお得さを多くの人が体感できるよう、ぜひ今後も店舗数を増やして欲しいと思います!
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