【トップバリュ】新商品408円「ワントレー冷食」6種をジャッジ！　栄養士の1位は「ハンバーグとシーフードグラタン」

レンジで温めるだけで一食が完成！　手軽さやコスパの良さが人気を集めているトップバリュの「ワントレーシリーズ」。今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に「10品目が一度に楽しめる」6種類の特徴やおすすめを教えてもらいました。

目次

・【トップバリュ】ワントレーシリーズの特徴
・「チキン南蛮と炊き込みごはん」の栄養素的な特徴
・「から揚げの黒酢あんかけと押し麦ごはん」の栄養素的な特徴
・「なす味噌炒め風と炊き込みごはん」の栄養素的な特徴
・「チーズハンバーグとミートドリア」の栄養素的な特徴
・「ハンバーグとシーフードグラタン」の栄養素的な特徴
・「おろしハンバーグと香味醤油パスタ」の栄養素的な特徴
・管理栄養士が選んだ「ワントレー」は？

【トップバリュ】ワントレーシリーズの特徴

――トップバリュ「ワントレーシリーズ」について特徴を教えてください。

猪坂みなみ先生（以下、猪坂）　トップバリュ「ワントレーシリーズ」は、レンジで温めるだけで手軽に栄養補給ができる冷凍食品シリーズです。

　「10品目をワントレーで」「手軽に満足」「ガッツリ飯」タイプの3つに分かれており、それぞれに異なる魅力があります。

　栄養バランスを意識したい人に嬉しいのが「10品目をワントレーで」です。1食に10品目以上の食材が使われているそうで、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養をうまく補えますね。

　「手軽に満足」は、「チーズカレーとハンバーグ」、「五目ごはんと鶏肉の黒酢あん」など、家庭で作ると手間のかかる人気メニューを2種類セットで楽しめます。忙しい日でも、満足感のある食事が手軽にとれるのが魅力です。

　「ガッツリ飯」は、唐揚げやガーリックライスなど、しっかりとした味付けで食べごたえのあるメニューがそろっています。ボリューム重視の方や、こってり系の味わいが好きな方にぴったりです。

――「10品目をワントレーで」について特徴を教えてください。また価格は408.24円（税込）ですが、コスパ的にはどうでしょうか？

猪坂　「10品目をワントレーで」は、ごはんや麺などの主食、肉類を中心とした主菜、野菜を使った副菜がそろっており、1食でバランスの良い栄養が摂れるのが特徴です。多様な食材を摂り入れたい方におすすめです。

　価格も410円未満と、一般的な外食や中食と比較しても非常にリーズナブル。栄養バランスを整えつつコストも抑えられるので、コスパの面では非常に優れているといえるでしょう。

「チキン南蛮と炊き込みごはん」の栄養素的な特徴

――「チキン南蛮と炊き込みごはん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　チキン南蛮でたんぱく質を、押し麦入りの炊き込みごはんでエネルギー源となる糖質をしっかり補えるメニューです。

　ブロッコリー、なす、玉ねぎ、ごぼう、にんじんなど、さまざまな野菜が使われており、食物繊維が5.1gと比較的多く含まれているのも特長です。

　エネルギーは464kcalと、今回のラインナップの中では最も高いので、しっかりエネルギーを補給したい朝や昼の食事におすすめです。

「から揚げの黒酢あんかけと押し麦ごはん」の栄養素的な特徴

――「から揚げの黒酢あんかけと押し麦ごはん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　押し麦ごはんやフライドポテト、甘めの黒酢あんなど、糖質を多く含む食材が使われているため、今回のラインナップの中では糖質量が最も多いメニューです。

　エネルギー源としてしっかり糖質を摂れるので、運動前や活動量の多い日の食事におすすめです。

　使用されている野菜は、玉ねぎ、ブロッコリー、ピーマン、にんじん、なす、じゃがいも、キャベツなど。いろいろな種類の野菜を一度に摂れる点がうれしいですね。

　また、押し麦には水溶性食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の急上昇を抑える働きや、腸内環境を整える効果が期待できます。食後の血糖値が気になる方や、便秘がちな方にもおすすめです。

「なす味噌炒め風と炊き込みごはん」の栄養素的な特徴

――「なす味噌炒め風と炊き込みごはん」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　なすやもやし、にんじん、ピーマン、たけのこ、しいたけ、しょうが、にんにく、キャベツなど、さまざまな野菜やきのこ類をバランスよく摂ることができるメニューです。

　野菜に多く含まれるミネラル「カリウム」は276mg含まれています。カリウムには余分な塩分（ナトリウム）を体の外に排出する働きがあるため、味の濃い食事が多く、むくみが気になる方には特におすすめの成分です。

　また、豚肉からたんぱく質も摂れますが、やや少なめなので、豆腐やゆで卵などをプラスしてたんぱく質を補うと、より栄養バランスが整います。

「チーズハンバーグとミートドリア」の栄養素的な特徴

――「チーズハンバーグとミートドリア」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　外食などで食べると高カロリーになりがちなハンバーグとドリアを、少しずつ楽しめるメニュー。それなのにエネルギーは400kcal未満に抑えられているので、罪悪感なく満足感を得られそうですね。

　ドリアには、白米だけでなくもち麦が含まれている点がポイント。もち麦には水溶性食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇を緩やかにしたり、腸内環境を整える働きがあります。

　野菜は、玉ねぎやにんにく、トマト、ブロッコリーなどが使われています。特にブロッコリーには、ビタミンCや葉酸、食物繊維が豊富です。

　また、牛乳やチーズなどの乳製品も使われているため、カルシウムやたんぱく質も一緒に摂ることができます。骨の健康が気になる方や、栄養バランスを整えたい人におすすめの一品です。

「ハンバーグとシーフードグラタン」の栄養素的な特徴

――「ハンバーグとシーフードグラタン」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　こちらも、定番人気のハンバーグとグラタンを一度に楽しめる、満足感のあるメニューです。糖質は1食で30g未満と少なめですので、糖質の摂取量を控えたい方にもおすすめです。

　また、鶏肉やえび、あさりなどが使われているため、たんぱく質は17.4gとしっかり摂ることができます。

　さらに食物繊維は6.6gと今回のラインナップの中で最も多く、これは成人女性が1日に必要とされる食物繊維量の約37％に相当します。

　食物繊維は、腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇を抑える働きがあるため、便秘が気になる方や血糖コントロールを意識している方には嬉しいメニューですね。

「おろしハンバーグと香味醤油パスタ」の栄養素的な特徴

――「おろしハンバーグと香味醤油パスタ」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂　ハンバーグとパスタを一度に楽しめる、満足感のあるメニューです。ハンバーグには鶏肉が使用されており、たんぱく質は17.4gとしっかり摂取できます。これは、女性が1食でとりたい目安量をきちんとカバーできる量です。

　野菜は、玉ねぎ、にんじん、しょうが、にんにく、なす、キャベツ、大根おろし、ほうれん草などが使われており、さまざまな食材をバランスよく取り入れることができます。

　中でも、ほうれん草やにんじんといった緑黄色野菜には、抗酸化作用が期待されるβ-カロテンが豊富に含まれています。紫外線やストレスによる体へのダメージが気になる方にはうれしいポイントではないでしょうか。

管理栄養士が選んだ「ワントレー」は？

――猪坂先生ならどのワントレーを選びますか？　また簡単な副菜をプラスするなら何にしますか？

猪坂　たんぱく質と食物繊維が最も多く含まれている「ハンバーグとシーフードグラタン」を選びます。1食で栄養のベースがしっかり整う点が魅力ですね。

　副菜を追加するなら、野菜やきのこ類がやや少なめなので、きのこのマリネや、グリルしたパプリカやかぼちゃなどを添えたいと思います。

　特に、パプリカやかぼちゃには抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれており、血行を促進して冷え対策にも役立ちます。屋内などの冷房で体が冷えやすい夏にこそ、意識して取り入れたい食材です。