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暮らし
- 2025/06/18 17:00
寝室の「カビ」を防ぐ10の対策! 「14年間でゴキブリゼロ」の家がやってる実例集
梅雨シーズンといえば、水回りのカビ対策を想像しますよね。でも、意外と油断しがちな場所があります。マットレスやクローゼットを含めた寝室です。人の汗や窓の結露で湿気がこもりやすく、知らぬ間にカビが発生します。整理収納アドバイザーでクリンネスト2級の伊藤まきさんが、今回は「寝室のカビを防ぐ11の対策」を紹介します。
目次
・「寝室にカビが発生する」主な原因
・【寝室のカビ対策.1】家具の裏に「保護パット」をつける
・【寝室のカビ対策.2】寝具の湿気は「扇風機」で逃す
・【寝室のカビ対策.3】ベッドと布団は「すのこ」
・【寝室のカビ対策.4】大きな布団類は定期的な「乾燥機」
・【寝室のカビ対策.5】「湿度計」を設置
・【寝室のカビ対策.6】エアコンと「扇風機」を併用する
・【寝室のカビ対策.7】通気口を新品に買い換える
・【寝室のカビ対策.8】クローゼットに「除湿剤」
・【寝室のカビ対策.9】窓がない部屋、押入れは「除湿機」
・【寝室のカビ対策.10】国や地域の助成金を活用して「二重窓」に
・【まとめ】梅雨シーズンは「部屋の風通し」を忘れないで「寝室にカビが発生する」主な原因
(モニター例)ベッド裏の壁にカビが発生していた(写真:maki_organize) 「寝室にカビが発生する」主な原因は、60%以上の湿度と換気不足です。マンションだと寝室に窓がひとつしかなかったり、戸建てでも窓を開けたくないこともあります。
その上、寝室は家具やベッドでいっぱいになるので空気の流れが悪くなります。ドアを閉め切る時間も長いため、空気がこもりカビが発生しやすくなるのです。
【寝室のカビ対策.1】家具の裏に「保護パット」をつける
ベッドで窓を塞いでいる家ほど、必須です(写真:maki_organize) 重たいベッドやチェストをずっと置いてると空気の流れが滞るので、家具を動かしましょう。ベッドや家具は逆さまにして、「保護パット」を付けます。こうすることで、家具を動かすときも床に傷を残さずにすみます。
家具を配置する時は、壁にぴったりつけすぎないことも大事。少し隙間を空けて、風の通り道を作りましょう。
【寝室のカビ対策.2】寝具の湿気は「扇風機」で逃す
エアコンを使わない、窓を開けにくい部屋は必須です(写真:maki_organize) 布団、マットレスを床に直置きしている場合は、敷きっぱなしにせず「隙間を作って風を通す」お手入れを。
週に一度、マットレスを壁に立てかけて裏面を乾かします。重たくて持ち上げられない場合は、椅子や図鑑などを挟んで隙間を作ると◎。布団や毛布は、椅子2脚に載せればOKです。隙間ができたら、扇風機で風を通して湿気を逃します。
【寝室のカビ対策.3】ベッドと布団は「すのこ」
床下は、カビの栄養になる埃がとれやすいデザインが安心(写真:maki_organize) ベッドは床下に風が通るすのこタイプのベッドが理想です。フレームの下が箱型のベッドだと風が通らないので定期的に立てかける必要があります。
また、布団類は「二つ折りすのこマット」の購入がおすすめです。どちらも「除湿シート」を挟むとより安心です。
【寝室のカビ対策.4】大きな布団類は定期的な「乾燥機」
定期的な乾燥機は、40分で400円ほどの予算(写真:maki_organize) 梅雨から夏は、通常より寝汗や皮脂汚れが増えます。カビやダニの栄養源となり、増えやすい環境になるためシーツやマット類は「週に1回の洗濯」が理想だそう。よく晴れた日を選んで、しっかり乾かします。
大きな布団類は、コインランドリーの乾燥機がおすすめ。家庭用よりも高温(70〜80℃程度)なので、より強力なカビ&ダニ退治になります。
【寝室のカビ対策.5】「湿度計」を設置
ベッドや家具でいっぱいの部屋ほど、必須(写真:maki_organize) 毎日出入りしている部屋だと、湿度に対して鈍感になりがちです。湿度が「60%を超える」とカビが発生しやすくなるため、適切な湿度(50%〜60%)を保つように心がけましょう。湿度が高くなったら、窓を開ける、エアコンをつけるなどの対策がすぐできます。
【寝室のカビ対策.6】エアコンと「扇風機」を併用する
エアコンと扇風機のダブル使い(写真:maki_organize) マンションの共用廊下側の寝室など窓を開けにくい部屋は、エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用して、部屋の隅々まで空気を動かしましょう。
エアコンのフィルターにカビが隠れている場合もあるので、事前のチェックと月に1度のフィルター掃除を忘れずに。
【寝室のカビ対策.7】通気口を新品に買い換える
水切りネットを被せて、防虫対策をしてから通気する(写真:maki_organize) 築年数が古い家や中古マンションをリノベした家など、うっかり見落としがちなのが「古い通気口」です。古い通気口には、カビの栄養源となる埃汚れがたくさん付いています。
何十年と交換していないようなら、新品を購入したほうが安心。ホームセンターへ行けば、1000円ぐらいの予算で新品になります。
【寝室のカビ対策.8】クローゼットに「除湿剤」
使い捨ての除湿剤と木炭タイプの除湿剤(写真:maki_organize) クローゼットや押し入れの中は、適度な隙間を保てるように収納しなおします。服やモノを詰め込みすぎると、空気の循環を妨げるので定期的に見直し整理を!
その上で、繰り返し使える調湿木炭や使い捨ての除湿剤を置きます。水が溜まるタイプは、入れっぱなしの状態だと逆効果なのでこまめに処分できるように見える場所に配置するとよいでしょう。
引っ越しの段ボールを入れっぱなしの家も多いですが、湿気を逃す素材に入れ変えましょう。また、クリーニングのビニール袋など通気性が悪い素材は、不織布に交換するなど素材の選択でも、湿度が違ってきます。
【寝室のカビ対策.9】窓がない部屋、押入れは「除湿機」
カビくさい押し入れを除菌して加湿器をつけました(写真:maki_organize) 室内の湿度が高い時期は、除湿器を積極的に活用しましょう。特に、窓がない部屋、窓を開けられない部屋、アルミ窓の部屋は除湿機のフォローが必須です。
【寝室のカビ対策.10】国や地域の助成金を活用して「二重窓」に
結露がなくても、気密性UPでメリットが多い(写真:maki_organize) 複層ガラスが業界標準となった2004年以前の窓に、「結露問題」があります。健康問題にも関係するので、国と多くの自治体は、補助金を出して二重窓(内窓の設置)の交換を強力に推奨しています。結露に悩む家は、家の内壁にも影響があるので取り替えをおすすめします。
【まとめ】梅雨シーズンは「部屋の風通し」を忘れないで
(モニター例)収納庫のビニールクロスにカビが発生(写真:maki_organize) 家の日当たり問題、室内の素材問題(調湿性がないビニールクロスやコンクリート打ちっぱなしの室内壁)など、いろいろな理由も絡んで「カビやすい部屋」があります。
梅雨シーズンはとくに、部屋の窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。窓を開けにくい雨の日は、ドアを開けて「扇風機」を使うのもおすすめです。
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