「さすが丸亀製麺！」792円「ぼっかけ焼きそば」が絶品すぎ！　関東1店だけの【焼きそば専門店】に衝撃

丸亀製麺を運営するトリドールホルディングスの「長田本庄軒」は焼きそば専門店。関東には1店舗のみの同店で実際に食べてきました！

目次

・【丸亀製麺】のトリドール、2.9倍増益で過去最高！
・【長田本庄軒】行ってみた！　エンタメ感が抜群
・【長田本庄軒】メニューをチェック
・792円「ぼっかけ焼きそば」実食
・【長田本庄軒】ランチも飲み屋利用もできる魅力

【丸亀製麺】のトリドール、2.9倍増益で過去最高！　

　人気のうどんチェーン「丸亀製麺」やハワイアンカフェ「コナズ珈琲」を運営する株式会社トリドールホールディングス（以下、トリドールHD）。

　25年4〜6月の連結決算は、海外事業などが好調で同期間で過去最高の業績となったと伝えられています。売上収益は前年比6.1％増、営業利益は約2.3倍、純利益は約2.9倍だったとのことです。

　「長田本庄軒」はトリドールHDの手掛ける“ぼっかけ”焼きそば専門店。関西に5店舗、海外（台湾）に1店舗、関東に1店舗を展開しています。

　神戸市長田区のソウルフードである“ぼっかけ”（牛スジ肉とこんにゃくの煮込み）を、甘辛いソースに絡めて焼き上げた「ぼっかけ焼きそば」が主力で、注文ごとにお客さんの目の前で焼きそばを焼き上げて提供するスタイルが人気を集めています。

【長田本庄軒】行ってみた！　エンタメ感が抜群

　関東では1店舗のみとなる長田本庄軒へやってきました。昨年オープンしたこの店は、普段は行列のこともあるようですが、お盆まっただ中の午後4時とあって、先客は1組のみ。スムーズに入店できました。

　店内はコの字カウンターが特徴的で、奥の一角にパイプ椅子とテーブルが置かれているのが見受けられます。

　カウンター席に着席すると、目の前にグツグツと煮えたぎる2つの大きな鍋があって興味津々。「ぼっかけ煮」と「肉豆腐」と書かれた鍋で、どちらも使い込まれたような風情があります。

　肉豆腐の奥では大釜で麺が茹でられていて、もうもうと立ち上がる湯気は“現場”感満点！　こうした演出は、さすが丸亀製麺と同じだなあと感じます。

　席にはあらかじめ取り皿と割り箸、ヘラがセットされています。

　グツグツと煮込まれる大鍋に湯気が立ち上がる大釜、そしてテキパキと作業する店員の姿はエンタメ感が抜群で見ていて飽きません。

【長田本庄軒】メニューをチェック

　焼きそば専門店なので焼きそばメニューはもちろん、サイドメニューやアルコールも豊富です。

　名物、大好評と書かれているものをいくつかピックアップします。

＜焼きそば＞
・ぶっかけやきそば（並）792円
・ふわとろぼっかけオムそば　1012円
ほか

＜焼きそば入りお好み焼き＞
・ぼっかけ玉子モダン　990円
・全部のせぼっかけ玉子モダン　1540円
・豚玉子モダン　990円

※小盛り−110円、大盛り＋220円

＜至高の一品＞
・ぼっかけ肉豆腐　330円
・神戸どて焼き　165円
・やわらか厚切りトンテキ　649円
ほか

・長田レモンサワー　528円
・生ビール（中）　550円
ほか

【長田本庄軒】「ぼっかけ焼きそば」（792円）実食

　今回は、名物の「ぼっかけ焼きそば」（792円）をいただきます。

　注文をすると、コの字カウンターの一番端で調理が始まりました。席からはいまいち見えないものの、ソースの良い香りが漂ってきます。完成したものを、目の前の鉄板に置いてくれました。

　麺が太く、モチモチしてるのが見た目でわかります。

　一口いただくと、甘い！　ソース焼きそばとはまるで異なる味に衝撃です。ぼっかけは、牛スジ肉とこんにゃくの煮込み料理とのことで、こんなにはっきりした甘辛さなのかと驚きます。

　ぼっかけの具の肉を食べると、甘辛い味がよく染みていて、これだけで十分ごはんやお酒が進みそう！　焼きそばには珍しいこんにゃくも、具として良い味を出しています。

　肉とこんにゃくのあまりのおいしさに「焼きそばを食べながら、おかずでぼっかけを食べたい」という無茶な欲望が湧いてきて、目の前のぼっかけ煮の鍋に目が釘付けになってしまいます。

　なお、焼きそばと一緒に調味料セットも提供されました。

　揚げ玉、マヨネーズ、どろソース、青のり、長田スパイスとなっています。

　揚げ玉をかけてみたところ、サクサクでクリスピーな食感がかなりの存在感。ジャンクな駄菓子感が加わりました。

　どろソースはマイルドな辛さで、ぼっかけを邪魔しない味わい。

　長田スパイスは、後日に公式インスタグラムを見て名前を知ったので、一味だと思って使用していました。こちらもそれほど辛味は強くないですが、これらの中ではもっとも好相性に感じます。

　もちもちの麺とぼっかけの味の相性が素晴らしく、名残惜しい気持ちで完食。いつまでも口の中で味わっていたないおいしさでした。

【長田本庄軒】ランチも飲み屋利用もできる魅力

　今回始めて「長田本庄軒」を利用して、その味わいと雰囲気にすっかりファンになりました。

　ランチに使える価格帯、メニューの豊富さに加え、居酒屋として有能なメニューがそろっているのが大きな魅力！　午後4時すぎには、アルコールといっしょに楽しむ人がほとんどでした。中には、メニューにはないカスタマイズした一品をオーダーする常連さんらしき方もいて、アレンジの幅がかなり広そうです。

　一方で、丸亀製麺やコナズ珈琲のようにファミリー層が行きやすい雰囲気とはいえなさそう。コの字カウンターの椅子は不可動タイプのスツールで、テーブルとの距離感に座りにくさがあって、ずっと落ち着きませんでした。テーブル席もパイプ椅子だけのように見えたので、店側も子連れは想定していないのでしょう。

　と思いきや、週末限定のお子様セットの用意はあるので、目配せはしているのかも？

　なお、毎月8・18・28日はぼっかけ焼きそばが550円になるとのこと！　税込みで通常より242円も安いという太っ腹ぶりはうれしすぎますね。

　関東ではまだ1店舗の「長田本庄軒」。味は感動モノだったので、今後の出店増加を願うばかりです。