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- 管理栄養士が厳選
- 2025/04/27 17:00
辛ラーメン韓国人気の「トゥーンバ」の評価は? 栄養士が選ぶ「袋麺」1位はコレ!
「辛旨」な味わいが支持されている辛ラーメンの袋麺。ノーマルタイプはスーパーやコンビ二で手軽に購入できますが、実は8つもの種類があることをご存じでしたか? そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、栄養素的な特徴やおすすめを教えてもらいました。
(画像:公式サイトより) 目次
・辛ラーメンの栄養素的な特徴
・【1】ノーマルの栄養素的な特徴
・【2】キムチの栄養素的な特徴
・【3】ブラックの栄養素的な特徴
・【4】LIGHTの栄養素的な特徴
・【5】スパイシーチキンの栄養素的な特徴
・【6】焼きそばの栄養素的な特徴
・【7】焼きそば チーズの栄養素的な特徴
・【8】トゥーンバの栄養素的な特徴
・管理栄養士が選ぶ1位は?
辛ラーメンの栄養素的な特徴
――辛ラーメンについて栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂)辛ラーメンは、韓国を代表するインスタントラーメンのひとつで、韓国でのシェアは25%を占めています。
唐辛子、しいたけ、ねぎ、にんにくなどを混ぜ合わせて作られた、クセになるピリ辛スープが特徴で、ほどよいコシのある麺が魅力的です。唐辛子の辛さがしっかり効いているので、辛いもの好きな方には特におすすめですね。
――食べる際に気を付けるポイントやおすすめのトッピングがあれば教えてください。
猪坂 味がしっかりしているので、ついスープまで飲み干したくなるかもしれませんが、それですと塩分の過剰摂取につながるので、塩分の摂りすぎによるむくみを予防したい人は、スープは2/3ほど残すのがよいでしょう。
また、メインで摂れる栄養素は脂質と糖質ですので、栄養バランスを意識するなら、野菜やたんぱく質をプラスするのがおすすめ。例えば、ほうれん草やもやし、キャベツなどを加えると、ビタミンや食物繊維が補えますし、卵やツナなどを入れるとたんぱく質の摂取量も増やせます。
【1】辛ラーメン ノーマルの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン ノーマル」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 辛ラーメンは、油で揚げた麺を使用しているため脂質の含有量が多く、エネルギーは1食あたり500kcalあります。たんぱく質は9.8g含まれていますが、1食分としては少なめなので、たんぱく質が摂れる別皿の副菜やトッピングを追加するのがおすすめです。
ちなみに、こういったインスタント麺には、加工工程で失われやすい栄養素を補うため、ビタミンB1やB2が添加されていることが多く、こちらの商品にも、ビタミンB1が2.27mg、ビタミンB2が1.77mg含まれています。
こういったビタミンB群には、代謝をスムーズにする働きがありますよ。
【2】辛ラーメン キムチの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン キムチ」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 「辛ラーメン キムチ」の栄養成分は、「辛ラーメン 袋麺」とよく似ており、エネルギーは508kcal、たんぱく質は9.2gです。フリーズドライのキムチが入っているので、その分食物繊維も摂れそうですね。
塩分(食塩相当量)はスープまで全て飲むと4.8gとなり、女性の1日の塩分摂取目安量である「6.5g未満」の7割以上を摂取してしまう計算になります。そのため、スープは残すなどの工夫をして、塩分の摂りすぎによるむくみなどを防ぎましょう。
また、こちらの商品は今回のラインナップの中で、ビタミンB1とビタミンB2が最も多く添加されているのが嬉しいポイントといえます。
ビタミンB1は糖質の代謝を助け、ビタミンB2は脂質やたんぱく質、糖質の代謝をサポートするので、インスタント麺のような糖質が多い食品と一緒に摂れるのはありがたいですね。
【3】辛ラーメン ブラックの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン ブラック」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 こちらは、チンゲンサイ、しいたけ、味付かまぼこなどの具材が入っています。栄養面で見ると、「辛ラーメン ノーマル」や「辛ラーメン キムチ」よりもたんぱく質と糖質の量が多く、その分エネルギーも少し高くなっています(1食540kcal)。
また、食塩相当量は今回のラインナップの中で最も多く、5.0g含まれているため、塩分の摂りすぎが気になる方は控えたほうがよいメニューと言えそうです。
【4】辛ラーメン LIGHTの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン LIGHT」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 ノンフライ麺を使用している分、最も脂質が少なくなっています。また内容量も、「辛ラーメン ノーマル」が120gであるのに対して、97gと8割程度です。そのため、1食あたりのエネルギーは356kcalと低カロリーになっていますね。
「通常の商品だと量が多くて食べきれない」「脂質の摂りすぎを避けたい」という人に向いている商品でしょう。食塩相当量はスープだけで3.3gあるので、塩分の摂りすぎが気になる人はスープを残して麺を中心に味わうのがおすすめです。
【5】辛ラーメン スパイシーチキン 袋麺の栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン スパイシーチキン」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 こちらは「辛ラーメン ノーマル」や「辛ラーメン キムチ」と栄養成分が似ており、エネルギーは502kcal、たんぱく質は10.0gです。
辛味レベルは5段階中の「3」で、焼きそばではない辛ラーメンシリーズの中では最も辛い商品になっています。辛いものやスパイス感のあるものが好きな人に向いているでしょう。
【6】辛ラーメン焼きそばの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン焼きそば」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 こちらは辛味レベルは「4」となっており、今回の全ラインナップの中で最も辛い商品です。特に辛いものが好きな人に向いています。
脂質が多く含まれる分、エネルギーは555kcalと少し高めで、たんぱく質は10.6g摂ることができます。
【7】辛ラーメン焼きそば チーズの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン焼きそば チーズ」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 栄養成分は「辛ラーメン焼きそば」と似ており、エネルギーは559kcal、たんぱく質は11.0gとなっています。食塩相当量は3.2gと、今回の商品ラインナップの中で一番少ないので、塩分を摂りすぎたくない人は安心ですね。
辛味レベルは「2」と、「辛ラーメン焼きそば」よりもマイルドな味ですので、辛いものがあまり得意でない方はこちらの焼きそばを選ぶのがよいでしょう。
【8】辛ラーメン トゥーンバの栄養素的な特徴
(画像:公式サイトより) ――「辛ラーメン トゥーンバ」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 トゥーンバとは、韓国で人気のピリ辛クリームパスタのことです。クリーミーな味わいが特徴で、その分、全ラインナップの中で脂質が最も多く、内容量も137gと一番多いため、カロリーも581kcalと最も高めになっています。
ただし、たんぱく質も18.2gと最も多く含まれているので、しっかりたんぱく質を摂りたい方にはうれしいポイントです。また、食塩相当量は3.5gと、ほかの商品と比べると比較的控えめになっています。
管理栄養士が選ぶ1位は?
――猪坂先生なら、どの袋麺を選びますか? またトッピングをプラスするなら何にしますか?
猪坂 私なら、「辛ラーメン LIGHT」を選びます。ノンフライ麺なので、余分な脂質を控えられるところが魅力的ですね。ただ、たんぱく質は少なめなので、ノンオイルのツナ缶や温泉卵をプラスして補いたいです。
さらに、ビタミンやミネラル、食物繊維をしっかり摂るために、レンジで解凍した冷凍ほうれん草や刻みネギを追加して、栄養バランスを整えたいですね。冷凍野菜を使えば手軽に彩りもアップしますし、準備も簡単です。
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