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- 人気チェーン実食レビュー
- 2025/08/21 17:00
辛子明太子食べ放題【やまや食堂】「1,750円定食」の内容は? “強気価格”も「おいしすぎて3杯いけた!」
福岡県民のソウルフード・辛子明太子の販売が伸び悩むなか、老舗メーカー「やまや」が運営する和食レストランが人気だとか。実際に店舗を利用し、その特徴を探っていきます。
「やまや食堂」の店舗(写真:スーパーマーケットファン) 目次
・【やまや食堂】沖縄に5店舗目オープン! 辛子明太子の老舗が運営
・【やまや食堂】最安「蒸し鶏葱生姜だれ定食」1,750円を注文
・【やまや食堂】最安「蒸し鶏葱生姜だれ定食」1,750円を実食
・【やまや食堂】価格設定は高めでも、成功している?※価格はすべて税込み。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。
※2025年8月20日の情報です。【やまや食堂】沖縄に5店舗目オープン! 辛子明太子の老舗が運営
「やまやコミュニケーションズ」が展開する辛子明太子ブランド「やまや」。辛子明太子の販売が伸び悩むなか、近年は老舗の強みを生かしつつ、関連商品を取り扱う新コンセプト店や土産店、飲食店などを積極的に展開しています。
中でも好調だと報じられているのが、めんたいフランスパンの専門店「YAMAYA BASE DAZAIFU(ヤマヤベース太宰府)」(福岡県太宰府市)。7月7日付の「日本経済新聞」によると、観光客やインバウンド(訪日外国人)を中心に1日平均1,000本を売り上げており、25年8月期の店舗売上高は前年比2割増の約9,000万円を見込んでいるといいます。
さらに、飲食店も「博多もつ鍋 やまや」や「ごはんとわたし」など複数ブランドを展開しており、「博多めんたいやまや食堂」(以下、やまや食堂)は今月に国内5店舗目を沖縄に開業。
やまや食堂はごはんや辛子明太子、からし高菜などが“食べ放題”という点がウリで、今後の店舗拡大が注目されます。
【やまや食堂】最安1,750円「蒸し鶏葱生姜だれ定食」を注文
ここからは、やまや食堂の実食レビューをお届けします。
今回訪れたのは、駅近の商業施設内にあるやまや食堂。以前は前述の「ごはんとわたし」でしたが、昨年10月にやまや食堂へリニューアルした店舗です。
食べ放題をアピール(写真:スーパーマーケットファン) 営業時間は午前11時~午後10時。週末の正午前に訪れましたが、店内は明るい雰囲気で子連れ家族も目立ちました。
メニュー表(写真:スーパーマーケットファン) メニューは定食が主で、価格は1,890円と1,980円が中心。定食チェーンとしてはだいぶ高級な印象です。
筆者は、定食で最安の「蒸し鶏葱生姜だれ定食」(1,750円)を注文。卓上のQRコードを読み取り、スマホからオーダーする方式でした。
ソフトドリンクはオール300円(写真:スーパーマーケットファン) 提供を待っていると、同行者の子どもが頼んだ「お子様プレート」(700円)が先に届きました。
おもちゃ付きの「お子様プレート」(写真:スーパーマーケットファン) 子ども向けのメニューは、ほかに「お子様カレー」(700円)がありました。
「蒸し鶏葱生姜だれ定食」も到着(写真:スーパーマーケットファン) 筆者が注文した「蒸し鶏葱生姜だれ定食」が届きました。見るからに野菜たっぷりでうれしい!
美しい辛子明太子(写真:スーパーマーケットファン) 一部が切れている辛子明太子が丸々1本のっていました。もしかしたら贈答用からはじかれたものを提供しているのかも?
卓上のからし高菜(写真:スーパーマーケットファン) 食べ放題のからし高菜は、各テーブルにフタつきで設置されています。
蒸し鶏葱生姜だれ(写真:スーパーマーケットファン) たっぷり野菜と蒸し鶏に葱生姜だれがかかっています。赤いのはパプリカでしょうか。
サラダ(写真:スーパーマーケットファン) サラダは瑞々しく、量もたっぷり。水菜、レタス、パプリカ、赤い根菜が入っていました。
野菜は、蒸し鶏の下に敷かれた野菜とほぼ同じラインアップ。
2種の小鉢(写真:スーパーマーケットファン) 冷奴は木綿豆腐でした。
【やまや食堂】最安1,750円「蒸し鶏葱生姜だれ定食」を実食
いただきます(写真:スーパーマーケットファン) 蒸し鶏は軟らかくてしっとり。葱生姜だれはかなりさっぱりとしていて、体に負担がなさそうな優しいお味です。
ごはんは辛子明太子や高菜と共にいただく方が大半だと思うので、ごはんが進む味付けである必要がない分、優しい味付けにしているのかも。
豪快に!(写真:スーパーマーケットファン) 辛子明太子を好きなだけ食べられる機会などそうそうないので、白米の上に豪快にドーン。
ぷりぷり(写真:スーパーマーケットファン) さすが贈答品として選ばれるやまやの明太子、上品な味付けと魚卵の旨味が最高です。辛すぎず甘めの塩気で、食べやすい!
みそ汁の具は油揚げとわかめ(写真:スーパーマーケットファン) おかわりはセルフサービス(写真:スーパーマーケットファン) 1杯目のごはんを食べ終えたので、ウキウキしながらおかわりコーナーへ。炊飯器に入ったごはんは、白米と十六黒米が用意されていました。
辛子明太子とからし高菜は、フタつきの器に入っていて衛生的。
お茶漬けコーナー(写真:スーパーマーケットファン) 2杯目は、ポットに入った熱々のやまやの「うまだし」をかけて、お茶漬けでいただくことに。トッピングにはやまやの「めんたいふりかけ」、あられ、白ごま、刻みのりがありました。
ぎゃっ、多い!(写真:スーパーマーケットファン) テーブルに戻り、おかわり用の辛子明太子のフタを開けると、量にびっくり! 2本分はありそうです。
「正直こんなに食べるつもりはなかったんだけど……」と少々戸惑ってしまいました。
「残した場合、廃棄になってしまうのか?」「店員さんを呼んで『こんなに食べないかも』と伝えたほうがいいのか?」と頭の中をぐるぐる……辛子明太子に対してこんなにプレッシャーを感じるとは思いませんでした。
ジャー(写真:スーパーマーケットファン) とりあえず、「うまだし」をかけて2杯目をいただきます。
うまっ!(写真:スーパーマーケットファン) なんておいしいお茶漬けでしょうか。「うまだし」というだけあって、おだしが最高です。辛子明太子やカリカリのあられとも相性抜群。
中年女性の筆者ですが、お茶漬けがあまりにも気に入ったので、ちょっと無理して3杯目もいっちゃいました。
セルフサービスのほうじ茶が体に染みる(写真:スーパーマーケットファン) 最後に温かいほうじ茶をいただいて、フィニッシュ。正午過ぎには満席となっており、店外には入店待ちの行列ができていました。
物販コーナーの一部(写真:スーパーマーケットファン) お店の外には物販コーナーがあり、辛子明太子や「うまだし」、明太フランスなど豊富なやまや製品を買うことができます。お土産にいいですね。
【やまや食堂】価格設定は高めでも、成功している?
今回、やまや食堂を利用して印象的だったことは、主に4つです。
(1)週末のランチ時は行列ができるほど人気!
(2)お茶漬けが最高においしい!
(3)値段は高めだが、高級辛子明太子が食べ放題とあって妥当?
(4)おかわり用の辛子明太子が1人分としては多く、プレッシャーを感じる物販コーナーで売られていた箱入りの辛子明太子は、200gで2,268円。普段、辛子明太子をディスカウントスーパーでしか買わない筆者は「さすがやまや、高級品!」と目を丸くしましたが、定食を頼むとこの高級辛子明太子が食べ放題であることを思うと、強気の価格設定も納得できる部分がありました。
実際、週末には行列ができていましたし、むしろ高めの価格設定にすることで「やまや=特別なもの」というブランドイメージを保ちやすいのかもしれません。
飲食事業も注目のやまや。辛子明太子が好きな方は、直営レストランが近くにないかチェックしてみては?
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