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- 2025/02/19 12:00
マルエツ・カスミと経営統合【いなげや】、買い物したら圧巻! 鮮魚コーナーが大充実
いなげや外観(写真:スーパーマーケットファン) 関東エリアで出店している食品スーパー「いなげや」。2023年12月にイオンの傘下に入ったスーパーでもあります。実際に買い物してきました!
目次
・【いなげや】とは? 2024年11月28日から完全子会社に
・【いなげや】行ってみた
・【いなげや】特徴と魅力※2024年7月8日公開の記事を再編集しています。
※価格などは2024年6月30日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。【いなげや】とは? マルエツ・カスミと経営統合
いなげやは、1900年に東京都立川市の鮮魚商として創業。現在は首都圏1都3県で食品スーパー「いなげや」、ドラッグストア「ウェルパーク」を展開しています。
2023年11月にイオングループの傘下へ入り、24年11月28日には、イオン傘下の「マルエツ」「カスミ」と経営統合。これら食品スーパーを運営する「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)」の完全子会社となりました。これに伴い、いなげやは上場を廃止しています。
統合前の業績を見ると、23年3月期の連結決算は最終損益が11億円の赤字(前期は23億円の黒字)。22年4〜9月期は連結決算のうちスーパーマーケット事業のセグメント損益は2億3800万円の赤字(前年同期は14億9400万円の黒字)となっていました。
【いなげや】行ってみた
日曜の昼12時、神奈川県のいなげやに到着。駐車場は8割埋まり、店内もお客さんでにぎわっています。
まず店頭に出ていたチラシをチェックすると、この日は「肉の市マッスルグランプリ」が開催されているそう。食パンの「ロイヤルブレッド」128.52円の低価格も目を引きます。
店頭チラシ(写真:スーパーマーケットファン) では、さっそく野菜から見ていきます。なす1袋171.72円と安心価格で、地元農家の野菜を販売するコーナーも大きく展開されています。ももは2個で646.92円で、前日に見た他スーパーより数百円安いことに驚きました。
いなげやPBは鮮魚コーナーも豊富
いなげやオリジナルプライベートブランドは「食卓応援セレクト」「食卓応援プレミアム」があります。
定番の「絹豆腐」や「バナナ」「冷凍そば」などがPB展開されているほか、鮮魚コーナーの「骨とり甘口塩さば」「白だしたらこ」「銀だら西京漬」などにもPBを発見。
PB「食卓応援セレクト」のバナナ117.72円(写真:スーパーマーケットファン) もともと鮮魚商だったいなげやですが、肉への気合もすごい! この日が「肉の市」だったこともあって、おいしそうな仙台牛の盛り合わせがズラリと並んでいました。冷凍で馬刺しも各種そろっていてびっくり。いなげやPBでジャーキーも発見。牛肉ではなく、豚肉です。
PB「食卓応援プレミアム」のジャーキー(写真:スーパーマーケットファン) 冷凍のミールキットもオリジナルシリーズを展開しているようです。いなげやオリジナルと思われる「コレ!い〜な(ina)」のマークがついた鶏むね肉の黒酢あん、鶏むね肉のチーズめんたいなどのミールキットがありました。
一方で、イオン系列といえどトップバリュの商品はかなり頑張って探さないと見つかりません。ニュースでは順次トップバリュを導入していくとのことで、半年後には棚の光景も変わっているかもしませんね。
鮭の種類が豊富で仰天
そして魚コーナーは大充実!
鮭の切り身ひとつとっても、種類が豊富で仰天です。なんと一棚の上から下まで全部鮭で、商品は甘口だけでもズラリ! 「日本海荒海育ち銀鮭(減塩甘口)」「銀鮭お弁当用(甘口)」「天然紅鮭(甘口)」「銀鮭(甘口)」と、圧巻すぎます。さらには冷凍品で「銀鮭甘口(あごだし)」なんてものもあり、鮭の甘口の世界の広さにびっくり!
丸魚こそ確認できなかったものの、鮮魚の鮮度は見るからにバツグン。価格もとても手頃で、刺身や寿司もよく売れていました。こちらは「あじの軍艦」5貫で538.92円。あじの身がふんだんに乗っていて満足感◎でした。
「あじ軍艦」538.92円(写真:スーパーマーケットファン) あじのたたきがたっぷり(写真:スーパーマーケットファン) ほかにも、各種西京漬け、分厚いブリの切り身、本マグロの刺身盛り合わせなどなど、魅力的なものだらけ! 保冷バッグを持って、あらためて買いに来ようと決意しました。
惣菜とベーカリーはコンパクト
惣菜とベーカリーコーナーは、意外とコンパクトな印象。ちょうどロースとんかつが揚がったばかりで、試食をしているというので一口パクリ。柔らかく、ほんのり利いた塩がちょうどよくおいしい!
とんかつは1枚での販売のほか、「ハーフサイズ」として3切れのパックがあったのはうれしいですね。
熟成三元豚の柔らかロースとんかつハーフ(写真:スーパーマーケットファン) ベーカリーコーナーは人気商品も多い様子で、チーズケーキはすでに売り切れになっていました。パンのほとんどは100円均一料金とわかりやすく、まとめ買いしている老夫婦の姿も。
こちらのクリームパンは素朴で安心できる味でした。おやつにちょうどいいサイズで、108円ならアリ!
牛乳仕込みカスタードのクリームパン108.00円(写真:スーパーマーケットファン) そのほか、冷凍コーナーにはPIZZAREVOというピザ屋とコラボした「いなげや限定コラボピザ」がとても気になりました。「水牛モッツァレラのマルゲリータ」857.12円は次回購入したいです!
【いなげや】鮮魚コーナーの種類が豊富でお手頃価格
今回初めていなげやを利用しましたが、魅力のあるスーパーだと感じました。その理由は3つ。
①鮮魚コーナーの種類が豊富でお手頃価格
②PBにカラーがある
③ツナや乾物の種類が豊富鮮魚コーナーの充実ぶりと手頃な価格帯は、他スーパーで肩を並べる相手はいないのでは? と思うほど。個人的には、鮮魚専門店「角上魚類」と同じほど楽しめましたし、実際に他スーパーより魚をカゴに入れている客も多かったと感じます。
PBも充実しているので、トップバリュに負けないよう頑張ってもらいたいと思います。
また、魚に関係した商品のラインナップには目を見張りました。たとえば、ツナ缶だけで1棚上から下まで全部占拠! 鰹節の種類もとんでもなく、2棚は専有していました。煮干しの数もそろってます。
もともと鮮魚商だった特色がしっかり感じられたいなげや。赤字が続いていたそうですが、経営統合でどう変わっていくのか? 注目していきたいと思います。
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