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【プウ美ねえさんのお悩み相談】40代になっても劣等感にうまく対処できません

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

目次

今回のお悩み:「40代になっても劣等感にうまく対処できません」
プウ美ねえさんの回答
今月のエプロンメモ

<今回のお悩み>
「40代になっても劣等感にうまく対処できません」

【プウ美ねえさんのお悩み相談】40代になっても劣等感にうまく対処できませんの画像1
(イラスト:熊田プウ助)

 プウ美おねえさん、こんにちは。40も半ばを迎えようというのに、いまだ自分の劣等感やコンプレックスにうまく対処できません。

 最近やけに、過去に知ったかぶり発言をしたことや、舐められないようにいらんことを言ったりしたことを、ふと思い出してしまうんです。そのたび「なんで素直になれなかったんだろう」「黙っていればよかったのに」と情けない気持ちになってしまうので、もうこんなことは二度としないぞと決心しました。

 でもそういう発言をするときって、自分の劣等感やコンプレックスが刺激されたときなんです。若い頃ならまだしも、40代にもなってこの感情をコントロールできていないどころか、より強くなっている自分がほとほと情けないです。

 プウ美おねえさんは、こういう感情とどう決着をつけてきたのでしょうか? アドバイスをお願いします。(四十にして惑い中・43歳)

プウ美ねえさんの回答

 40代は体力も経験もあっておそらく一番力を発揮したい時。強く見せたい、弱みを隠したいと思うのは健康な証拠です。むしろ劣等感をダダ漏れにしている人のほうが、友達としても仕事仲間としても扱いに困ります。強がるのはコンプレックスを刺激された時、と冷静に分析できているのであなたは大丈夫。

 社会に関わるかぎり劣等感はきえないし、いらんこと言いも直りません。指をつめられたり、リンチにかけられたり、ある程度の痛い目をみないと無理です。おねえさんもしょっちゅうフカシ・知ったかぶり・ムキになって言い返し、などで後から悔やみましたが、もともと単独行動なため、人が離れていったぐらいでは反省しませんでした。あまつさえ「心に余裕があるから失敗を思い出すのよね」などと言い訳して自分をゆるしがち。しまつにおえません。

 しかし幸運なおねえさんには、クラブイベントやゲイのセックスパーティーという、わかりやすく我を張り合う場がありました。50代のいま需要の終わりをひしひしと感じています。一緒に楽しもう! だった目線は「年寄りジャマすんな」という排除に変わりました。場を盛り上げようという意気込みは消え、舌禍を招くほどの会話もなく、風邪ひかないうちに帰宅しましょう……となります。直球で引退を勧告してくれる場があって、ぎゃくにありがたかったのです。

 頼りがいのある若いかたを見ていると、もうでしゃばる必要がないと悟れます。自分が活躍しなくとも、好きな人が輝いてるのを見れば嬉しいものです。尊敬できる人を見つけましょう。いらんことを言いそうな時は「あの人が今そばにいたら、私は我を張るかしら?」と自問すると効果がありますよ。

今月のエプロンメモ

ヒトという種のなかで、私の失敗や恥を参考にして若いかたが芽を出してくれたら、それは連続する幸せなんじゃないか。でしゃばってぶつかって、いつか消える、それが生き物として当然なんじゃないか。そんなことを考えます。あと基本、他人の日常会話など誰も覚えていません。よく寝て忘れましょう。

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