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チェーン
- 2025/03/20 12:00
「スーパー並み」と話題のドラッグストア【クスリのアオキ】、430円「のり弁当」の正体
クスリのアオキ看板(写真:スーパーマーケットファン) 食品も扱うドラッグストアとして注目を集める「クスリのアオキ」。「スーパー並みの品揃え」と急成長中の一大チェーンです。同じく、出店数を伸ばしている「ドラッグコスモス」派の筆者が、「クスリのアオキ」を初利用してみました。同店のウリである惣菜や弁当は本当にスーパーの対抗馬になるのか? そしてコスモスとの違いは?
目次
・【クスリのアオキ】とは? スーパー買収で1000店を突破!
・【クスリのアオキ】行ってみた!
・PB「A&」食品が充実、イオンのトップバリュ商品も
・430円「のり弁当」、120円「いなり寿司」を実食
・【クスリのアオキ】スーパーのライバルにはなり得ないと思ったワケ【クスリのアオキ】とは? スーパー買収で1000店を突破
クスリのアオキホールディングスが運営するドラッグストア「クスリのアオキ」。石川県に本社がある、急成長中の企業です。
2025年3月12日オープンの「石鳥谷店」(岩手県花巻市)で1,000店を達成し、同月のうちに1,004店となるほど猛スピード出店を続けています。一方で、神奈川県内と東京都内にはいまだ0店のため、認知度には大きな差がありそうです。
これだけ出店数を増やせる理由として、出店エリアのスーパーマーケットを吸収合併していることが挙げられます。24年12月には、東北地方でスーパーマーケット36店舗、関東地方でスーパーマーケット10店舗を展開する「伏見屋」からスーパーマーケット事業を取得。店舗数の一挙拡大が可能となりました。
店舗の業態にはドラッグストア、専門調剤薬局、スーパーマーケットの形態があり、ドラッグストアでは食品の販売も強化。生鮮食品、惣菜、弁当も売るスーパー並みのドラッグストアとして、注目を集めています。
【クスリのアオキ】行ってみた
クスリのアオキ(写真:スーパーマーケットファン) 埼玉県にある「クスリのアオキ」にやって来ました。店の隣にローソンがあり、徒歩3分の距離には食品スーパー「オザムバリュー」があります。
入店してすぐ、「照明が暗めだなあ」と感じましたが、じきに慣れてきます。店内放送では、『クレヨンしんちゃん』によるCMや、地元の大学と関連した商品を紹介していて、「埼玉」を強調しているのが新鮮です。
クスリのアオキのPB商品(写真:スーパーマーケットファン) アオキといえば、食品の取り扱いが注目ポイントですが、生活用品もPB「A&(エーアンド)」が充実しています。クッキングシートやアルミホイル、排水溝ネットなどが一通り低価格でそろい、シンプルなパッケージや価格は、ライバル店として名前が挙がる「ドラッグコスモス」とよく似ています。
ドラッグコスモスのPB商品(写真:スーパーマーケットファン) PB「A&」食品が充実、イオンのトップバリュ商品も
「もはやスーパー並み」と評されているクスリのアオキだけあり、食品は充実! 冷凍食品コーナーには「卸売業者参考価格より半額!」とのポップがズラーっと貼られています。
冷凍食品の定番、味の素「ギョーザ」は214円(税込み、以下同)。「卸売業者参考価格 558円」から「61.6%OFF」との記載もあり、元値は500円以上もするのかと驚いてしまいました(ちなみに、近所のスーパー「オザムバリュー」では192円で販売)。
冷食のPB商品には大手メーカー製造の「ボロネーゼ」「ナポリタン」(各193円)、「香ばし炒飯」「えびピラフ」(各322円)などがあるものの、コスモスより少なめだと感じます。
また、イオンのPB「トップバリュ」の商品も販売されていたのには驚き。イオンが筆頭株主なんだとか。
お菓子などのPBアイテムも網羅されているので助かります(写真:スーパーマーケットファン) 生鮮食品を売っていることも注目されているクスリのアオキ。店内の一角に突如、精肉と野菜売り場が展開されていて驚きました!
ぶなしめじ106円、にら171円、キャベツ一玉268円などで、コスモスよりも種類が豊富。どれも新鮮そのもの、スーパーと見劣りしません。精肉は群馬県の「大三フーズ」という会社のもので、同社はディスカウントスーパーやドラッグストアにテナント出店する会社なんだとか。
輸入の豚肉小間切れ100gあたり95円、国産若鶏ムネ肉100gあたり78円など。パッと見たところドリップが出ていることもなく、きれいなお肉です。
しめじ106円(写真:スーパーマーケットファン) 一方、肩透かしだったのは「クスリのアオキ」が強みとする惣菜、弁当コーナー。意外にもコンパクトな売り場で、土曜日の昼12時にしては品数は控えめな印象です。なにより驚いたのは、店内調理ではなかったこと!
「いろいろ選べるアオキのお惣菜」とポップに書かれているため自社製造かと思ったのですが、実際は県内外の食品会社数社が納品しています。とんかつ弁当、ハンバーグ弁当、パスタ、いなり寿司などの弁当や、じゃがバターといった惣菜などが並んでいます。
【クスリのアオキ】430円「ボリュームのり弁」実食
「クスリのアオキ」の惣菜、弁当コーナーで購入した2品を実食していきます!
430円「ボリュームのり弁」は、埼玉県のアグリフーズが製造。「必ず温めてからお召し上がり下さい」と強調されているので、温めなかった場合、どんな問題が生じるのだろうと怖くなりましたが、店内にレンジが設置されていたので、購入した一品です。店に箸の用意はないとのことで、スプーンを代わりにもらいました。
「ボリュームのり弁」430円(写真:スーパーマーケットファン) オーソドックスなのり弁らしく、ちくわ磯辺揚げ、シューマイ、厚焼き玉子、コロッケ半分が入っています。のりの下には味付けおかかが敷かれています
ふたを開けたところ(写真:スーパーマーケットファン) おかかが敷かれています(写真:スーパーマーケットファン) おかかの味がしみたご飯とのりの相性は、言うまでもなく◎。コロッケや厚焼き玉子、シューマイはわかりやすく業務用のそれで、ちょっとがっかり……。
「430円出せばスーパーの店内調理品を買えたよね……」と、食べながら思ってしまいました……。
コロッケは半分(写真:スーパーマーケットファン) 原材料など(写真:スーパーマーケットファン) 【クスリのアオキ】「いなり3個」128円実食
続いて、同じくアグリフーズ製造の「いなり3個」(128円)をいただきます。
こちらは至って平均的ないなり寿司の味わいで、酢飯と油揚げの甘みの相性は◎。具はありませんが、1個約40円なら問題ないクオリティではないでしょうか。
いなり3個(写真:スーパーマーケットファン) クスリのアオキで軽食を購入するなら、いなり寿司は手堅いといえますよ。
【クスリのアオキ】スーパーのライバルにはなり得ないと思ったワケ
40周年だそう(写真:スーパーマーケットファン) 今回「クスリのアオキ」で買い物をして、率直に「スーパーのライバルにはなり得ない」と感じました。
そのワケは、惣菜と弁当がガッカリクオリティだったこと。このレベルのものを販売しては、逆にネガティブイメージを持たれるのではないかとすら思ってしまいました。隣にローソンがあって、至近距離に食品スーパーがありますし、なかなか厳しいのではないでしょうか。ただ、北陸地方の一部店舗では店内調理品が並んでいたり、鮮魚を取り扱うケースもあるとのこと。その一例を見て「スーパー食い」とマスコミが喧伝しているものと思われますが、むだに期待を高めているだけだと感じます。
一方で、以下は「ドラッグコスモス」と比べて魅力的に感じました。
①セルフレジは買い物袋が無料(コスモスは買い物袋有料)
②現金以外の支払い方法が可能(コスモスは現金支払いのみ)
③鮮度の良い野菜と肉がそろっている(コスモスは肉の扱いはない)
今後、アオキが店内調理の惣菜や弁当の規模をどれほど拡大していくつもりなのか? 展開が楽しみです。
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